パススピードが遅すぎるぞ

一昨日のイエメン戦は、御承知のとおり2-1で勝利した。岡崎を筆頭に、とことんゴール枠に嫌われたのは運が悪かったとしか言いようがないが、試合内容からみれば苦戦もやむなしというところか。

個々のテクニック・フィジカルで勝る日本が圧倒的にボールを支配するのは当然だが、その回しかたがよくない。一番気になったのは「パススピードが遅い」ということだ。前半20分あたりから後半開始早々に同点にされるまで、時間とともにパススピードが落ちていったように見えた。ワンタッチでパスを繋ぐのであれば、多少はパススピードが落ちても繋がるだろう。しかし、一旦ボールを止めたら、その分せめて強いパスを出さないとダメじゃないか。世界の強豪と圧倒的に違うのは、このパススピードではないかと思う。

同点にされた後は全体的なスピードが上がったが、それでもやはりパススピードが速いとは御世辞にも言えないレベルであった。そんな中でも、終了間際しか拝めなかった金崎の、ここぞという場面でのパススピードはなかなかよかったように思う。味方が取れなくとも相手には絶対取られないパス、その必要条件は「速さ」ではないのか。この「速さ」は判断・ボールコントロール・パススピードの3要素で決まる。要は味方に早く渡せばいいのだから、判断とボールコントロールが遅くなったら後はパススピードで多少なりともカバーするべきだ。

強いパスを「出さない、受けない」から、ここぞと言うときに「止められない・決められない」のじゃないかと思っている。もっと強いパスだそうぜ。

ダミアン・マンソとか

武藤文雄のサッカー講釈: 遠藤保仁とダミアン・マンソ

拡大トヨタカップ2008の決勝を見ていたら、なんだかキトに目立つ奴がいる。いつぞやのアルゼンチンのリケルメみたいに、とにかくいったんそいつにボールが集まり、そいつを経由して全てが始まる。アップで映されるとかなりいい男だ。そいつはダミアン・マンソというらしい。真面目な話、かなり驚いた。

試合はずっとマンUがずっと優位に試合を進め、マンUの優位は揺るがない。退場者が出てもその構図が大きく変わったようには見えなかった。逆にキトは「勝てるかも」という色気が出たのか、堅かった守備に微妙なほころびがでたような感じがする。

そして、「おいおい、それ決めるかよ」というようなルーニーの速くて正確なシュートが決まり、そのまま試合終了。ああ、やっぱりマンUは強かったなぁ。それにしても今大会の驚きはマンソだった。なんだかものすごく得した気分。

今大会、ガンバは中東で大人気だったらしい。
アラーの国のフットボール
確かに、あんな殴り合いみたいな試合はそう見れるものじゃない。負けはしたけど驚きを与えたのは事実なんだよね。

とはいうものの、スイッチが入ったときのマンUのスピードは反則だから、あんなお化けチーム(世界のトップクラスはほとんどお化けだけど)に勝つのは至難の技。10回やって1、2回勝てるかってくらいの差があるよね。正確なトラップ、適切なポジション取り、身体的なスピード、思考スピードと、一つ一つは少しずつだけどトータルでは大きな差になっているってところだね。

だけど、日本はここ十数年でこのレベルにまで上がってこれたんだ。十年後にはもしかして・・・

2010年も「コンピューター・ヤバン」、「カミカーゼ・ヤバン」と世界中の話題になるような試合を希望しているよ。

ベガルタが負けて無念だ

すでにご承知のとおり、ジュビロがホームでベガルタを下し、対戦成績1勝1分でJ1残留を決めた。残留させるのが役目と言っていたオフト監督も退任するようだ。

試合が終わってみれば、ジュビロの松浦一人にやられたって感じもしないでもない。しかし、駒野の正確なクロスに前田の高さと上手さ、そこにあの速いジウシーニョがいるのだから守るほうは苦しい。とはいうものの、チーム力としてはそれほど差がなく見えたのだが、松浦がジュビロに強運をもって来てしまったようだ。

ベガルタは残念だったが、ここ数年惜しい位置にずっといるし今年は入れ替え戦をするポジションにまで来た。毎年確実に力をつけていると思っていい。もう少し緩急をつけることと判断するスピードがもう少しあがれば絶対に昇格できるだろう。入れ替え戦を見ていても、現在のチーム力で十分にJ1でも戦っていけると思う。さすがに優勝争いは難しいかもしれないが、最下位を争うポジションには落ちないチーム力はすでに持っているように見える。

この敗戦、「昇格したら二度とJ2に落ちてこないよう、後一年でもっと力をつけろ」とサッカーの神様が言っているのかもしれんな、と思った。

ベガルタよJ1へはばたけ

これがアップされるころには、入替戦の第一戦が終わっているはずだ。初戦はベガルタのホーム、ユアスタでの戦いなので、ベガルタにはなんとしても勝ってもらいたい。

手倉森監督が警戒しているとおり、ジュビロの2トップである前田と ジウシーニョは手強いし、駒野を始めとして日本代表になってもおかしくない選手がごろごろいる。そもそもジュビロが入替戦のポジションにまで落ちてくるほうが不思議なくらいのチームであるのは誰もが認めるところだ。そして監督はあの「オフト」である。

しかし、個人の力や名前では勝てないのもまたサッカーだ。

俺が高校卒業後、五戸に双子のものすごい選手が出たと盛り上がったことがある。それが手倉森兄弟で、地元では超有名な選手だったのだ。そのころの青森県の高校サッカーはいつも五戸高校と光星学院が決勝まで勝ち上がっていた。中でも五戸高校は青森県ではほとんど敵無しで、県大会のトーナメント表でもう一方の雄であった光星学院と当たる位置までしか勝ち進めないのはお約束といっても良かった。準決勝で五戸と当たったときの事はいまでも忘れない。相手はスタメンを温存してきたにもかかわらず、手も足も出なかった。サッカーはキーパー以外手を出しちゃだめだけどな。とにかくレベルが違った。

そんな思い出もあるため、手倉森監督が率いるベガルタにはなんとしても勝ってほしい。モンテディオがJ1昇格を決めた今、ベガルタも勝ち上がらないと来季の東北ダービーが見れなくなってしまうではないか。

ジュビロは強い。だが、ベガルタだって強い。ここ数年のデータを見ろ。とにかく負けが少ないのがベガルタだ。ベガルタはそう簡単に負けないのだ。どんなに相手が強くとも、多分負ける確率は他チームより低いはずだ。どんなに攻められても守り抜け。ソシテじゅびろヲ撃破セヨ。

[試合終了後 追記]
試合開始直後は電車の中でワンセグ放送を見ていたのだが、先制したときは思わず「ヤッタ!」と叫びそうになった。で、ハーフタイムが終わってあれこれしていてTVをつけたら同点になってるじゃないか。試合はそのまま終了。残念だが負けなかったことで最悪の状態は回避できたと思っていい。

試合を見る限りではジュビロ恐るるに足らずだ。しかし、前田と駒野はやはり要注意である。あの二人を活躍させなければ十分に勝機はある。特にリャン、中島あたりは個人でも打開できるようなので、後はそのスタミナをどこに持ってくるかだ。初戦は後半完全に息切れ。まぁ、ジュビロも息切れしてたから、力は五分五分と思っていい。次こそ勝つんだ。

山形J1昇格おめでとう など

モンテディオ関係者・サポーターのみなさん、昇格おめでとう。我らがベガルタが負けないけれど勝ちきれないという試合を重ねているうちに、お隣の山形がついにJ1に昇格した。ひさびさの東北からのJ1だひゃほい。ベガルタのモタツキを横目で眺めている俺はとっても悔しいけれど、同じ東北勢としてがんばってほしいと心から願っている。

来年からは東北ダービーをJ1で出来ればいいなぁと思う。ただ、最近のベガルタはちょっと勢いが無い。ここ数年、必ず終盤になって落ちていったベガルタだが、今年は辛うじて耐えていた感があった。しかしついに息切れか?って感じだ。あと一試合、勝てば入替戦の権利を得るんだから、とにかく勝て。勝つんだJOhhhhh.

J1では今までどういうわけか首の皮一枚で生き延びてきたジェフがかなりヤバい。オシム監督に鍛えられリーグでも上位を争える力を蓄えたかに見えたが、その力も長続きしなかったのが悲しい。指導者の力でここまで変わるものなのかと恐ろしくなってしまう。ジュビロもヤバいし・・・優勝争いも混沌としているし、混戦にも程があるってくらい上と下との差がつまりすぎだ。

こういうのは面白いけれど、こんな過密日程で「ベストメンバー規定」みたいなバカな事をやっていたら、リーグ全体で次第にレベルダウンしていくことは間違いないと思う。つか、一週間に二試合づつ全力で走ってみろって。絶対に疲れなんて抜けないから。野球で言えば、毎日ダブルヘッダーで試合しているようなもんじゃないのかなぁ。違うメンバーで試合できるならまだしも、ベストメンバーでと言われたら大事な選手を休めるには故障するのを待つしかないのかって感じさえしちゃう。そもそも協会以外、誰も非難してないし、規定を守っていても言われるのはよくわからん。まぁ、とにかく協会はチームの運営に上から目線で口をはさむべきじゃないと思うね。そんな口出しするより、代表をもっと強くするための手を打って欲しいもんだ。

カタールの実力はあの程度だったのか

昨日のカタール戦は、スコア、内容ともに圧勝といって良い出来だったと思う。

試合開始後しばらくの間、長友のサイドが非常に不安定にみえた。ここを起点にやられるかも知れんなぁと思っている矢先に達也の先取点が決まり、少々安堵する。その後はほぼ完璧な内容でカタールにつけ入る隙さえ与えなかったのは評価できると思う。

今回の勝因については、宇都宮徹壱さんが“ドーハ”の向こう側に (1/2)- 日々是最終予選2008−09で書いてあるとおりであろう。ただ、俺にはもう少し違う部分もあるような気がしてならない。

まず一つ目は、中澤の欠場の反作用か、闘莉王が守備の軸として機能したことだ。今までも軸であることは確かなのだが、強い中澤がいたためか闘莉王はオーバーラップしすぎるきらいがあった。しかし今回は闘莉王が完全に軸となった守備ラインを形成しなければならなかったためオーバーラップが非常に少なく、その結果として対人には強い二人がガッチリ真ん中を抑えたという気がする。サイドの内田もしかりで、今までと比較しても守備的な意識が強かったように感じた。決して寺田が悪かったという事では無い。寺田が入ったことでお互いをより一層カバーしようという意識が強まり、結果として安定感のある組織的な守備になったのではと思うのだ。

二つ目はカタールの過信だ。セバスチャン、モンテシン、イスマールなど、カタールには高い技術を持った選手が多い。オーストラリアには負けたものの、その前の2試合を見る限りでは破壊力は抜群だ。カウンターオンリーといってもいい中東勢の中で、イラン以外では唯一中盤から組み立てが出来る可能性を持った国かもしれない。また、今まで日本に負けていないとか日本がカタールが大勝したウズベキスタンに引き分けたとか、なんとなくではあるが「日本組みやすし」と思っていたフシがある。試合前日のメツ監督の余裕綽々な記者会見、試合開始前の選手の表情などを見ても、日本の選手の方が危機感が高かったように見えた。その過信は先取点で大きな歪になっていったのではないか。

三つ目は「中国の審判」だ。アジアの審判は得てしてレベルが高いとはいえないが、この試合の主審は摩訶不思議であった。ミスジャッジが多いとかという可愛いレベルではなく、とにかくジャッジのの基準がおかしい。しかし、多分あれが中国の基準なのだ。話は少々それるが、これで審判にも中国のカンフーサッカーが改まらない大きな原因はあることがよくわかった。そんなお寒いジャッジの中で、日本はしたたかに審判を利用したと思う。ジャッジの基準をいち早く見抜き、反則ぎりぎりのラインで相手を止めてしまう。日本がやられている場面ばかり印象に残っている人もいるかもしれないが、日本も同じくらいやり返していた。瞬発力のある中東の選手を反則ギリギリの手口でしっかり止めていたのは素晴らしかった。ただ、選手が怪我をする可能性が高くなるあんな審判は、出来ることならもう御世話になりたくない。

四つ目は「アウエー」だったこと。一つ目とダブる点もあるが、アウエーということで守備の意識が高かったことが大きい。日本は他の国に比べて、フィジカル(体格ではない)・技術ともに高いレベルにある。そんな国が若干守備的に行けば、そう簡単に負けることはない。逆に少ない手数で鋭い攻撃が出来る分、得点する可能性もグンと大きくなる。若干守備的に行きつつ先取点を取った日本に勝てる国は、アジアにはほとんどないはずだ。日本は今後も若干守備的に行くアウエーは強いだろう。

さて、オーストラリアもロスタイムの得点で勝利し、ますますオーストラリア、日本と他の3ヶ国の実力差が明確になってきた。今後も下位3ヶ国は星を潰しあい、日本、オーストラリアには歯が立たないという状況のまま進むに違いない。

勝ったことはうれしいが、今後の興味が一気に薄れてしまった感じもしないでもない。本大会に行ける確率はぐんと高くなったが、本大会で勝ち上がる確率は一向に上がる気配さえ無い。微妙な気分だ。

カタール戦を前にして

最終予選8試合の内の3試合目が明日に迫っている。それにもかかわらず、この緊張感のなさはなんだろう。その理由を考えてみると、やはりアジア枠の大きさとアジアでの日本の力量に行き着く。ライバルたちもそれなりに強いが、悲しいかな死闘を演じるというまでの相手でもない。サポーターが要求するのも「圧勝」であって、アジア最終予選といえども、手に汗握るドキドキ感はもう味わえないのもよくわかっているのだ。

そんな中、岡田監督の強がりとも投げやりとも思える発言が少々気にかかる。実力的に見てポカさえなければ負ける確率は非常に小さい相手に対し、必要以上にナーバスになっているように思える。弱い国の監督はよく虚勢を張るじゃないか。そんな風に見えてしかたがない。そういう意味では選手はアジアレベルではそこそこだが、監督のレベルはアジアでも低レベルなのかもしれない。

先にも書いたが、明日の試合は本気で負ければいいのにと思っている。ジーコのときは負けなかったことが結果的に空白の4年に繋がってしまった。あのときは「勝っていればそれでいい」なんて思っていたが、それは多分間違いだった。思い返せば、今の日本があるのも、あのフランスワールドカップ予選のホームで韓国に負けたことからだったように思う。あの危機感が日本を変えてくれたのではないか。

こんなに大きな枠をもらった予選ごときでモタモタするのは不本意だが、今大会が最後というわけでは無い。今後ワールドカップで決勝リーグにまで常時残れるような国になるためにも、現状を打破するきっかけが絶対に必要である。それは多分危機感だけだ、悲しいけれど。

トリニータガンバ犬飼日本代表

サッカー関連で意味もなく件名に単語を並べてみた。

まずは11月1日のナビスコカップで見事に清水を破って優勝した大分トリニータ。いや、今年は強いなと思っていたけれど、崩れないしこの実力は本物って感じだね。シャムスカ監督になってから、まさに一段一段階段を上がるように(それも超早足で)強くなっていくこのチーム、見ているサポーターは最高だろうね。選手もさることながら、やはり監督の手腕が大きいのかなぁ。今年のもうひとつのダークホースの名古屋は戦力もそこそこなんで、リーグで今の位置にいるのも不思議ではないけれど、やっぱり大分は脅威だね。このままリーグも優勝したら面白いのに。

一方、リーグでは今一つ調子に乗れないガンバ。しかし瞬発力はやっぱりすごくて、11月5日のACL決勝初戦は3-0でアデレードを文字どおり一蹴。このアドバンテージは大きいね。アデレードは今オーストラリアリーグでは2位らしいね。1位はACL予選でガンバに負けたメルボルン・ビクトリーだそうで、そういう意味では第2戦でガンバが大負けするとは予想しにくい。ということは今年もACLイタダキってことだね。やったね。

で、楽しい話題はここまで。また来たね会長の変な発言。ちょっと前の秋春制移行への大改革とか、またまた出ました主力温存云々。このあたりは■JFA犬飼会長は余計な事は言わなくていいから、さっさと失言しろ – SOCCER UNDERGROUND BLOGで詳しく書かれてるのでどうぞ。

最後は日本代表。これを書いている11月9日までの情報だと、楢崎と俊輔が怪我をしてカタール戦がビミョーらしい。で、楢崎は辞退した模様。楢崎も俊輔も出なくていいヨ。そして負けてくれ。U-19も負けちゃったし、とことん負けちゃえばいいのに。そうすれば岡田監督更迭で(オシム|シャムスカ|ピクシー?)監督就任になるかもしれん。次負けてもW杯本戦には多分行ける。本戦でそれなりに戦うためには岡田じゃダメだ。次の世代(U-16〜19)にはかなり有望な選手も多いから、ここで踏ん張らないとダメなんだよ。そのためには良い監督が絶対必要なのは、誰が見てもわかるじゃないか。それなりに準備期間もとって岡田監督の頭の中のベストに近いメンバーをもってしてもウズベキスタンに勝てなかったんだから、それだけの監督でしかないんだよね。個人的にはカタール戦の負けを希望している。負けるのを見るのは嫌だけど、その先の強い日本を見るためには仕方ないだろ。悲しい話だけどね。

赤点は免れた

やはりというかなんというか、今日のような大事な試合でも出てしまうディフェンスのエアポケット。阿部しかり闘莉王しかり中澤しかりで、どういうわけかぽっかり抜けてしまうことがある。そんな穴を見逃してくれるレベルの国ではなかったということか。ウズベキスタンの攻撃は、予想通り強くてうまかった。

それにしても、日本はなぜあそこまで前のめりに行くのだろう。もう少し落ち着いてゆっくり時間をつかう場合もあっていい。緩急をつけるには、緩と急の差が大事なのは言うまでもないこと。いつでも同じテンポでやっているからリズムを覚えられて後半途中までのように主導権を握られる時間を多く作られてしまう。

玉田はなぜあそこまで下がってくるのだろう。FWが前にいなくてどうするんだ。それから闘莉王はなぜあんなに前にいるんだ。お前が前に来て誰が守るのだ。結果が全てとはいえ、勝つためになりふりかまわずやったとしても、勝てる確率が高い方法を取るのが当たり前だろう。闘莉王の得点力が今のFW陣より高いという判断であれば、試合開始からFWで使うべきだ。馬鹿じゃないのか岡田は。

それよりなにより気がかりなのは、俊輔の状態と中澤の衰えだ。いや、今でも中澤はすばらしい。しかし、全盛期の鉄壁さはなくなってきているのも事実だ。そのパートナーがポカの多い闘莉王で、サイドに守備のそれほど強くない内田を要したDFラインはあまりにも心もとない感じがする。内田の攻撃は見るべきものがあるのは確かだ。しかし、今日の1点だって、本来であればシャツキフの前にいてしかるべきポジションなのは忘れちゃいけない。

とりあえず本当の最低ラインである「勝ち点1」は取ることが出来た。だが、ゴールに一番近い位置にぽっかり穴が開いたようなイメージは相変わらずである。高原は戻ってくるのだろうか。高原頼みというのもさびしいが、やはり調子がもどった高原を超えるFWは日本にはいそうにもない。

次の試合が心配になってきた。

今日見た夢が正夢になりますように

今日、何故か夢の中で青いユニフォームを着てピッチに立っていた。

最初は上がったり下がったりして動きまわっていたのだが、なんだかあまり効果的じゃなかったので、前線中央にどんと構えることにした。何本かボールが回ってきてそのボールを見方に回そうとするのだが、パスコースも少なくことごとくパスカットされてしまう。あまりパスする意味もなさそうなので、ボールが来たらとにかくダイレクトでシュートすることにした。白いユニフォームを着た相手はクリアが小さく、DF間でさえパスを回そうとしている。その短いクリアともパスともつかないボールを、とにかくシュートする。

1本目はシュートコースが無かったので、ループで狙ったがキーパーにキャッチされた。2本目はDFに当たりゴールラインを割ってしまう。3本目は結構ドカンと当たったのだがキーパー正面。4本目は天井シュート・・・これはまずい。少々モーションがでかくなってしまっているようだ。もっとコンパクトに、もっと正確にシュートしなくちゃダメだ。

そう思っていると、相手DFがどういうわけかボール処理をミスし、俺の前にコロコロとボールが転がってきた。キーパーとDFの位置を確認し左足のインサイドでコンパクトに振りきると、ボールはゴールネット右上に突き刺さった。やっと入ったなぁ。

相手は思ったよりずっと弱く、ボールプゼッションでも圧倒している。今日は負ける気がしない。

そんなところで目が覚めた。

どうか正夢になりますように。

悪くはないが良くもない

10月9日のUAE戦の率直な感想だ。稲本が思ったよりもずっとずっといい感じに見えてうれしかったが、どういうわけか大久保は空回り。いや、大久保も最低の出来ということじゃなく、スパイクが合っていないのか滑ってばかりでなんか変だったし、あんなごっつぁんシュートも外すし、気合が入りすぎると嘉人は肝心な場面でどうもだめだなぁ。

稲本は本当に良かった。いつもどおり時間とともに消える時間が増えて行ったけれど、運動量が多いときのあのインターセプトの多さは異常。ウズベキ戦でも是非先発で使って欲しいと思う。

それと、思い切り目を引いたのは興梠。香川もまぁ悪くはないけれど、やっぱり興梠。あのくらいのものを見せられると、今度も期待しちゃうな。

逆にがっかりだったのは憲剛かなぁ。稲本との交代であれば、本来であればもっとボールを落ち着かせて欲しかったが、悲しいかな逆に試合がバタバタしちゃっった感じ。逆に言えば、「なぜそこまでしゃかりきに攻める?」というところか。

試合を見る限り、俊輔もさることながら、松井の存在がでかいのが良くわかった。だけどウズベキ戦は松井はいない。前半のような戦い方が出来れば負けはないと思う。あの前半のメンバーに遠藤を組み込むのか否か・・・岡崎を外して玉田・大久保のツートップ、トップ下に俊輔・長谷部、その下に遠藤・稲本ってのも面白いかも知れん。

まぁ、中東ではそこそこ強いUAEをあそこまで圧倒したのだから、悪くは無い。だけどそれ以上でもないってところ。

いずれにせよ楽観は出来ない。ウズベキはあのカシモフが監督になった。2つ負けているとはいえ試合を見る限り実力的にはかなり高いレベルにあるチームなのは確かだ。2002年は日本も監督更迭をきっかけにどうにか立ち直ったのだし、ここ毎試合必ずといっていいほど起こる日本ディフェンスのエアポケットは、多分ウズベキ戦でも発生するだろう。そして、今日のような絶対入れておくべき場面で外しまくっていたら、「負けなくて良かった」で終わる可能性は非常に高い。

それにしてもアナウンサー、ホームでは誰が来ようと負けてはいけないなんて誰が言ったんだよ。馬鹿も休み休み言えよな。

俺はオシム爺さんを待ってるぜ

おおっというニュースが目に飛び込んできた。
オシム氏ユース日本代表監督就任に意欲 – サッカー日本代表ニュース : nikkansports.com
マジデスカ?

オシム爺さんが次の世代を担う選手を育成してくれるのですか?やばいね、顔がにやけちゃう。小躍りしちゃいそう。

もしこれが実現したら、ついでにオシム爺さんの回りにたくさんの指導者候補も置いて、指導者育成もしてもらったらどうかな?つか、オシム爺さんのやりかたを盗まなきゃだめじゃん。

さらにはこんなニュースも
万が一のW杯開催に前向き 犬飼日本サッカー協会会長

おお、もしもの場合は日本で開催ですか。いいねぇ。こういうことは表立って願っちゃ不謹慎なのかもしれないけれど、2002年は共催で盛り上がりも今一つだったから、こういうイレギュラーな形でも是非単独で開催されたらいいなーと・・・

どうかこれらのニュースが本当のことに成りますように。合掌。

W杯出場で代表不人気は解消しない

サッカー日本代表の不人気が続いているらしい。よほど目立つのかはたまた記事がないのか知らないが、朝日の3面に取り上げられる始末だ。

朝日の記事によると、犬飼会長が「ワールドカップに出れば人気は回復する」みたいな事を言っているらしい。犬飼会長、それは違うよ。ぜんぜん違う。

現在Jリーグの人気がそれほど落ち込んでいないのは、昨年のクラブ選手権でレッズがアジア王者になったりクラブチーム世界選手権でそこそこ活躍したりして、クラブが強くなっているさまがわかるからだと思う。簡単に言えば、クラブチームの強さは右肩あがりなわけで、それに連動して人気も落ちていないだけ。かたや問題の代表はどうかといえば、ドイツワールドカップ1分2敗、アジアカップ4位、オリンピック3(惨)敗、2010年ワールドカップ3次予選でバーレーンにまさかの1敗など、強くなってきているとは到底言えないお寒い状況。これで人気が上がる方がおかしい。

つまり、この不人気は今に始まったことではなく、ドイツでの惨敗を堺に起こるべくして起こっているものだろう。オシム前監督の類まれなる手腕で日本代表の進化を目の当りにした時期、これから日本代表の人気も復活するのではないかと思ったのだが、オシム爺さんは病に倒れてしまった。このときのコアなサッカーファンの落胆は言葉に表せない程大きく、その後を今の日本人監督が引き継いだことがその虚無感をますます増大させてしまったのではないかと見ている。

だから、ワールドカップに出場することなんかじゃ代表人気は復活しない。断言してもいいよ、絶対無理。ワールドカップ出場は、これ以上人気を落とさないための最低限のノルマ(必要条件)であって、決して十分条件じゃない。人気を上げるためには、まずワールドカップに出たらなにかしてくれるんじゃないかという期待感が持てるチームにすることが絶対に必要で、更には2002年のベスト16以上の成績を残さなくちゃダメ。ワールドカップに3回連続で出場し、今回も出場したら4回目だ。初出場から既に12年だよおっかさん。12年間でなんの進化も見えない状況なら人気なんて上がる訳ないじゃないか。

人気回復の初めの一手として、やっぱりそれなりの実力をもった監督を持ってくるのが最良じゃないかと思うが、いくら犬飼会長といえども負けていない監督を交替させる訳にもいかないのかもしれん。つらいね。岡田監督の戦い方じゃ、人気回復なんて有り得んよ。

バーレーン戦について

改めてバーレーン戦を見ると、どうしてもあの不可解な選手交替が気にかかる。

まず松井と憲剛。バーレーンは田中と松井にかなりてこずっていたように感じる。松井の交替は後半25分だったが、この時点で既にピッチから消えつつあったのは俊輔だった。俊輔をこのチームの柱と考えて残したのかもしれないが、ガチガチにいくのであればFWのポジションにフレッシュな選手を入れる方が先だったように思う。

さらに不思議なのは玉田と寿人の交替。ここではスピードもさることながら鈴木師匠ばりのDFWが必要だった。別に2-0から3-0にする必要などまったくなく、退場者を出したバーレーンを適当にあしらうだけでよかったはずだが、なぜボールを欲しがる寿人をいれたのかよくわからない。

さらには長谷部に変えて今野である。死にかけている俊輔は残しDFに難がありそうな内田も残し、このチームの死活がかかっているはずの中盤を2人も代えてしまう大胆さには恐れ入ったのだが、その結果がこれである。

“アウェーの洗礼” 遠藤にレーザービームlivedoor スポーツという記事にあるように、バーレーンは観客も必死だ。汚くてもなんでもいいからワールドカップに出たいのだろう。実力的には負けるはずはなくとも、このような相手には交通事故に巻き込まれてしまう可能性は高い。

さらに、カタール – ウズベキスタンの試合を見る限り、このグループはバーレーンが一番弱い。ウズベキスタンも強いが、特にカタールには要注意だ。このまま行ったら日本のDFはカタール攻撃陣にドリブルでズタズタにされるぞ。ただ、カタール – ウズベキスタンとも間延びして大きなスペースがあったから鋭い攻撃も出たのかもしれないので、後1、2試合は様子を見る必要はあるだろう。

俊輔と中澤が潰れてしまう前に、早く監督代えてくれよ。

叩き損ねたバーレーン

85分まで理想的とも言えるような試合展開を見せた日本だったが、残り5分で一番悪いときのバタバタも見せてくれたこの試合、バーレーンを生き返らせてしまったのが一番悔やまれる。66分あたりで一人退場者を出してしまったバーレーンはほぼ死亡状態だった。今回こそはと気合を入れて望んだ日本とのホームの試合で、手も足も出ず田中や松井にチンチンにされて退場者まで出し、「やはり日本は強い」と思わせるには十分すぎる内容だったのだ。

闘莉王のオウンゴールはやむを得ないところもあるが、ここまで混乱させた大きな理由は岡田監督の意味不明な選手交代にあるような気がしてならない。特に長谷部を下げて今野を入れた時点で何かが狂ったように思う。このあとの憲剛のゴールがなければ2-0のまま終わったのではないかとも思うが、3-0となり日本の中に安堵感が生まれ、そして選手交代によって微妙なずれが生じたのだろう。バーレーンの1点めなど、足にボールが届きそうで微妙に届かない。これが体力の落ちたであろう先発メンバーならいざ知らず、交代してフレッシュなはずの今野の近辺で起こっているのは見逃せない。先発メンバーも今野を過信し、気が抜けてしまったのではないだろうか。バーレーンの得点は決定的に何かがおかしいのではなく、ボールを取られたところから全てが微妙にずれ少しづつ足りなかった。

繰り返して言うが、85分までは日本がバーレーンに力の差を見せ付けていたのだ。憲剛の1点で勝てたのかもしれないし、もしあれが入っていなければ2-0のままの完勝で、バーレーンの国全体を意気消沈させることになっていたかもしれない。相手が退場者を出す前にもう1点取っていれば・・・など、全ては「たられば」の話でしかないのだが、バーレーンややカタールレベルの国に「日本には十分勝てる」などと思われること事態が大きな問題だ。

客観的に見たとき、日本のレベルは上位2カ国に入るだけの力はあることは改めて確認できたように思う。120%の力を出すのではなく、持てる力の80~90%を常時出していれば問題なく予選は突破するだろう。そういう意味で、最後混乱しながらもアウェイで勝ち点3が取れたことは良かった。最終予選の突破ボーダーラインを仮に勝ち点15とすれば、残りあと勝ち点12だ。