twitterはまだよく理解されていないんだなーと

人のことなどまったく言えたものではないのだけれど、先日とある奴に「この深刻なガソリン不足をtwitterでつぶやいてくださいよ(怒)」と言われた。実はつい先日会社の非公式アカウントを取って「我が社もtwitterアカウントとりますた(キリッ)。」なんてぶちあげてしまったのだが、多分コイツはそのことを思い出したんだろう。ここで俺は、

あー、普通の人はtwitterでつぶやけばすぐにとんでもない範囲に情報が伝わっていくと思っているんだなー

と再認識した。実際はフォロワーがいないとつぶやいたってほぼ完全なる独り言にしかならないのだけれど、そんな当たり前と思える事さえ理解されていない。

これはHPやブログが流行ったときにも同じようなことがあって、「HP持つと全世界に情報が発信できますよ」とか「ブログを持つと簡単に情報発信できますよ」とか業者に言われて甘い汁を吸われてしまった企業も多いだろう。所詮ネット関連に対しての認識なんてこんなレベルなんだろうなーと思った次第。

会社のtwitterはなーんにもしていないのでフォロワーが一ケタしかいない。自社のHPとかにも載せたので黙っていても少しづつ増えるだろうと思っていたが、そんな考えは甘かったようでまったく増える兆しさえ無い。そんなトホホ状態が暫く続いていたのだが、ふと「同じ業種の人のつぶやきを読んでみたいなー」と思い、一度に200くらいのアカウントを一気にフォローしてみた。そしたらどうだ。その翌日にはフォロワーが100人を超え、コツコツと増やしてきた俺個人のフォロワー数がたった十数時間であっさりぶち抜かれるという虚脱感を味わってしまった。なんでやねーん。やっぱり個人より企業の力なのかのぉ(遠い目)。

このフォロワー数の増加は未だに止まっておらず、新たなフォロワーをフォローすることでまた新しいフォロワーが来るという恐ろしい循環になっているようだ。うーん、恐るべしtwitter。

「直ちに問題の出る値ではない」の「直ちに」が指すもの

右の図は東日本の環境放射能測定値を地図上で可視化したものだ(2011年3月29日 8:00-9:00のデータを借用)。更新されたものは東日本の環境放射能測定値の地図による可視化実験で見られるのでどうぞ。福島・いわきあたりまで黄色く色付けされていて、福島第一原子力発電所から漏れ出ているであろう放射性物質は思った以上に広がっているんだなというのが正直な感想である。

福島原発の報道で耳タコな言葉が「直ちに(問題|影響)の出る値ではない」というニュアンスのものだ。この「直ちに」という言葉のもつ意味がよく分からない。そもそも、期間を示すのか時点を示すのか、それさえ明らかでない。はっきりしていることは、福島原発から放射性物質が漏れ出しているということだ。特に発電所周辺ではかなりの放射線量を記録しているようで、まったくもって油断できない。

今さらながらでアレだが、どう見ても「原子力を安全にコントロールできる」というレベルに達していないように思える。危ないから使うなとは言わないけれど、今回深刻な事故を起こしたのは古いタイプだったからという話もある。新しいものがすべていいとは限らないが、同じような形式であれば今までの失敗に基づいての改良はされているはずで、安全度は上がっていく場合が多いと思われる。

原子炉の燃料の温度を下げるのは通常でも長い時間がかかる。だからこの原発事故の処理は長引くのは当たり前の話で、今のままでは長い間放射性物質を垂れ流しにされる可能性がある。大丈夫だ大丈夫だと言うが、ではそう言う人たちがこの地図の黄色から赤で色付けされた地域で住む覚悟があるかは分からない。

放射線が人体に与える影響も眉唾ものだ。嫌な言い方をすれば、このままいけば放射性物質が人体にどのような影響を与えるかの壮大なるデータが日本で取られることになるわけだ。それなのに今の時点で「問題ありません」と言われてもほんとかよとしか思えない。まさかデータが欲しくて・・・

既視感が拭えない

今回の東北関東大震災の映像を見ていると、なぜか既視感が拭えない。こんな未曽有の災害は経験しているはずもないしあのような恐ろしい津波の映像などみたことがあるはずもない。

だけどこういう地震の夢は何度か見ている。小さいころに味わった地震がトラウマになっているからだと思うのだが、このブログにも数年前にこんな事を書いている。一部転記しておく。

夢の中で俺の家族はなんだかはしゃいでいて、どこかに行く準備をしているようだった。なにはしゃいでるんだろうと思いながら、ボーっと家族を見ていると、空に突然不思議な光が走るのが見えた。最初に見た光は七色の、まるで虹を大きく広げたような光だった。その光は一瞬だけ空を覆い、そしてすぐ消えた。一瞬のことだったので家族は誰も気がついていないようだった。

俺は「あ、地震がくる」と直感した。家族に「地盤の固いところに逃げるぞ!車に乗れ!」と叫んだが、はしゃいでいるため俺の声は聞こえていないようだった。

「おい、はしゃいでいないでちょっと聞け!地震が来るぞ!」

俺は何度も叫んだ。家族は、やっと俺の尋常じゃない様子に気がついたようだが、全く信じているような素振りではなかった。

そのとき、また空が光った。今度は青白い光だ。家族もその光をみた。その異様な光に、はしゃいでいた家族は言葉を失った。

「これで2度目だ。多分大地震が来る。とりあえず地盤の固いところまで逃げるぞ!!」

俺は家族を車に乗せ、竹藪がある地盤の固そうな山の上まで車を走らせた。

山の上につくまで気が気ではなかったが、どうにかその間には揺れは襲ってこなかった。その山からは海も街も一望できた。竹藪のそばに来ると、地面の底から振動とも音ともつかない地獄の響きが伝わってきた。

俺たちは竹にしがみつき、山の下の街がまるで特撮映画のワンシーンのように壊れていく様を言葉もなく見ていた。揺れは一向に収まる気配もなく、強くなっていく一方のように感じた。

長い長い時間が終りふと見ると、はるか海の沖に大きな壁のようなものがある。よく見ると、それは大きな大きな水の壁だ。その壁は次第に高さを増しながら、どんどん海岸線へ近づいてきている。

幸いこの山は海岸線から遠く離れているため、ここまで津波は来ないだろう。早く逃げてよかった…だが、これからどうしよう。

そこで目が覚めた。正夢じゃなければいいが…

イヤな夢より(2005年09月27日掲載)

今読むとちょっとシャレになっていない。

震災を受けた企業に対しての救済策はないのか

今回の震災は東日本の太平洋側に大きな被害をもたらした。被害を受けたところはもとより、その周辺地区でも経済への影響が大きくなってきている。震災から既に2週間が経つが、この2週間の経済活動たるや悲惨な状況だ。そこに追い打ちをかけたのがガソリンをはじめとする燃料の不足だ。このままでは多数の企業で金が続かなくなってしまうだろう。

しかし、それに対しての対策は殆ど聞こえてこない。一ヶ月近く経済活動が停滞すれば収入は激減し支払だけが残る。体力のある企業はまだいい。そうでない企業は払いたくとも払う金がなくなる。今月末の支払、来月の給与・・・頭を痛めている経営者は多いはずだ。せめて社会保険料や消費税・固定資産税などの支払延期であるとか短期的な無利子融資とか、金をつなぐための対策を早急に講じないと、いざ復興というときに本当に途方にくれてしまう状況になってしまうだろう。

被災者救済、原子力発電所問題など、抱える問題は山ほどあるのはわかる。だが、こういうときこそ将来に大きなダメージを残さない対策が必要だ。そんなことは優秀な官僚なら分かっているはずで、その官僚に指示を出せない政府がアンポンタンなのだと思う。こんな時に選挙なんてやっている場合じゃないのだが、選挙をすると決めた時点でなにも考えていないのがよくわかった。

政府は「中小企業は死んでもよし」と思ってるのだろうか。

原発事故に関する疑問

福島原発関連では不思議に思うことが沢山ある。

1、原子炉の中に大量にぶち込んでいる海水やら真水やらについて
水を入れても入れても入っていくとすれば、入れた水がどんどん蒸発しているかどこかに流れ出しているかのいずれかだと思われる。蒸発しているのであれば炉内の圧力は上がっていく一方だろうがそうでもなさそうだ。となればどこかに溢れているとしか思えない。もし原子炉に亀裂等が発生している場合、その水は格納容器内に溢れていくと思われるが、では格納容器を満杯にする水の量はどのくらいで、満杯になった場合はどうなるのか。福島第一原子力発電所の放水口で高濃度の放射性物質が検出されているのは、この水が流れ出ている(もしくは意図的に流している)ように感じてしまうのだがどうか。

2、タービン建家内にあった放射性物質を多量に含む水について
そもそも除去する為にはその水たまりに近づく必要があると思うのだが、その作業に危険性は無いのだろうか。また、その作業には誰がどのような方法で当たっているのか。そして除去した水はどこに行っているのか。

3、外部電源について
外部電源を引き込む作業が続いているようだが、事態が悪化してから引き込み作業に入ったように思える。なぜここまで遅くなったのか。

4、配管の損傷について
1にも関連するが、原子炉には水を注入し続けており放水口では高濃度の放射性物質が検出されたとなれば、冷却水の配管等が損傷している可能性があるように思う。冷却水等もタービン建家内にあった高濃度の水と同じような状態になっていることも想定されるが、そうであった場合に誰がどうやって配管の損傷を修復するのか。

5、3号機で被ばくした男性作業員3人について
俺の思い違いかもしれないが、福島原発の修理には東電社員が当たっていると聞いた。原子力発電所はその中心に行けば行くほど機密事項が多くなるので下請けは入れないようになっていると・・・しかし、この被爆した3人は東電の関連会社の人だと言う。本当はどうなのか。

6、東電社員のブログについて
東電社員のブログひどすぎると話題になっているようだ。問題のブログは該当の部分を魚拓でしか見ていない。それでもなぜこのようなものを書いたのか理解に苦しむし、本当にそう思っているのであればどんなに炎上しようともブログを消したりはしないはずだ。mixiで東電社員の家族が書いたエントリが意外に好評だったから二匹目のどじょうをねらったものなんだろうとは思う。だが、こういう時に下手に弁明すると燃え上がるのは当然に思えるし、5にも書いたが、危険な状況で戦っているのは本当に東電社員なのか疑問に思う。自衛隊、消防、それに下請け企業だけが命を削っているとは考えたくはないが、この東電社員(と思われる人)のブログを見ると、なんだか逆に怪しく思えてしまう。

7、3号機で被ばくした男性作業員3人の退院について
これから数日後に、この人が覆面でTVのインタビューに答え、「ええ、大丈夫です。体調も問題ありません。」みたいな映像が流れるだろう。そしてそれをみた人は「ああ、一時的に被ばくしてもそんなに被害はないんだ。」と思い、被ばくにどんどん鈍感になっていく。だが、その結果は10年後でしかわからない。そんなストーリーが見えるのだが、どうか。

自粛ムードに物申す

プロ野球の開幕が4月12日に決まった。Jリーグは早々とリーグ再開を4月23日と決めた。その他でもありとあらゆるものが中止、延期になっている。

今はたしかに開催できる状態でないところも多い。しかし、被災地から100kmも離れていない日本海側の町はかなりの落ち着きを取り戻している。被災地も津波で壊滅的なダメージを受けた場所以外はそれなりに動き始めているはずだ。

そういう中、仙台は七夕まつりの開催を早々と決めたらしい。

俺の話で恐縮だが、俺は小学校に入る前に大きな地震を経験している。その地震は今回の地震のように大きな津波を発生させ、街は津波で多大な被害を被った。街全体が大きな悲しみに包まれる中、地元の大きなお祭はいつもどおり行われた。津波のあった場所にも山車を引いていった。俺も子供だったが、子どもが喜ぶ姿をみて暗くなる大人はいない。また、21世紀になってからも大きな地震によって市街地の建物などが軒並み大きな被害を受けたが、やはりお祭りは行われた。苦しくつらいときだからこそお祭りは楽しみであり大げさに言えば希望なのだ。

だから自粛もそろそろやめて、みんなが上を向いていけるような祭事・催事などはどんどん開催すべきだと思う。

文句をいう思考回路

ピーチクパーチクオバサンが五月蝿い。ガソリンがなくて困った何処いってもガソリンが買えないのはどういうわけよ被災地に近いところに先によこせよほんとにもうとか、経営者に対しても節電しなきゃという時に明かりをこうこうとつけてるなんてなに考えてるのまずは自分からでしょまったくもーとか騒いでいる。そのくせ今ちまたで大騒ぎの放射線物質がこっちに飛んできていることなんかには全く無関心だ。そんなどうでもいいような文句をぼーっと聞いていて、こういう文句が出てくる根本的な理由ってなんだろうと思ってしまう。

それは多分想像力が弱いのだ。そして困ったことに情報収集能力も低いときてる。すべては自分だけがモノサシで、規模が大きくなったときや立場が変わったときにどのような状態になるのかは全く想像できていない。

例えば、一人だったらおにぎり一個で済んでも、100人だったら100個必要だということが分かっていないのだ。一個のおにぎりを調達するのはどうにかなるかもしれん。しかし、一度に100個になるとちょっと調達しにくくなる。1000個になったらもっと難しい。文句をいうオバサン一人に対応すればその後ろから何百人のオバサンが押し寄せてくるポポポポーン。ああ恐ろしい。

立場の違う人間に対しても同じで、もし自分がその立場に置かれたらという考えはほとんど持っていない。そもそも意見の食い違いなんてものは双方が正しいと思っているから起こるのであって、なぜ相手がそのような主張をしてくるのかをよく考えないといつまで経っても平行線のままだ。こういう類の人はネットでも数多くいて、以前なら2ちゃん、最近ではtwitterあたりで目立つ模様。まぁ俺もSAN値が低いとみなされているようなので、人のことなんて全く言える立場じゃないんだろうけど・

そんなことだから1兆円とかという大きな金額には全く反応を示さないが、数万円から数百万円までの金額に関しては異常なほどの反応を示すし、電気を消したとか消さないとかという誰にでもわかることにはうるさいが冷蔵庫みたいな電気バカ食いの機器は電気が通っていて当たり前と思っている。もう少し上から俯瞰して物事を見るようにすればいいのにと思うが、考えるのが面倒なんだろうな。

脳内 創作 妄想劇場「やはり原子力は金になる」

その日、盗電の勝玉会長は頭を抱えていた。頭痛の種はもちろん福嶌第一原子力発電所事故だ。早い段階で政治・マスコミに手を回したので、被害を少ないように見せることにはある程度成功している。アメリカ空軍のもつ無人偵察機「グローバルホーク」の情報の流出も止められた。しかし、ネットが発達してしまった今、客観的なデータの流出はどうしても止められない。データ量が増えれば、現在発電所がどのような状況下にあるのかが判明してしまう。

実際、状況は芳しくなかった。原子炉は冷却不足で内部圧力が限界値近くまで増加、ベント措置にて対応せざるを得ない状況が続いているし、炉内の温度も設計温度の302度をこえたままだ。勝玉は苛立っていた。ベント措置で対応すると各地にある放射線測定機の値がすぐに上がる。その情報は放射性物質の拡散と同じようなスピードでネットを通じて瞬く間に拡散してしまう。どうにかして情報を止めてしまいたいのだがどうにもならないのだ。

もうひとつの苛立ちは、被曝者等に対しての補償だ。避難勧告が出された住民だけでも51000人以上いる。その他にも放射性物質で出荷停止になった農家や都内の水道水から放射性物質が検出されるなど、影響を受けた人を数え上げたらキリがない。その賠償額は企業の存続に関わるほどになるのは間違いないのだ。なんで俺の時に・・・勝玉は自分の運の悪さを呪った。しかし、何がなんでも原資は確保しなければならないことだけは紛れもない事実である。

勝玉は管総理に「どうにかならないか」と迫った。管も今までの恩義があるので無碍には出来ない。管は自分のブレーンに対策を練らせた。

しばらくしてまとめられたシナリオはこうだ。「円高ならびに株安などの経済不安を安定させるという名目で、日銀から大量の資金供給を行う。その資金は保険会社等で大量に引き受ける。盗電は従業員を現地に多数送り込むことで被曝という事実を作り、保険金をタンマリせしめる。その保険金の大部分を補償に回す。不足分は『天災』だからという理由で国が肩代わりする。」

管が3月15日早朝に東京電力本店に乗り込み、「撤退などありえない。覚悟を決めて下さい」とまくし立てたのはこういうシナリオに基づいての事だ。

以上、脳内創作妄想劇場でした。

[3月25日追記] こんなの創作じゃなくて妄想だろというご意見が・・・たしかに妄想なのでタイトル変更しました。3/20に放射性物質を含んだ雨にうたれたようなのでSAN値が下がっているのでしょうwww

とうほぐのひとは強いんだ だけど・・・

TVとかで震災の報道を見ながら感じることは、「どうだ。とうほぐのひとは強いべ。」ということ。特に物資の行き届いていない沿岸の集落あたりの人を見ているとつくづくそう思う。ないものはとりあえずあるもので代用し、必要とあらば作ってしまう。そんな逞しさがある。

俺が小さいときのじいさまの田舎は何から何まで自分たちで作っていた。米も薪を使って炊いていたし、冬の間の食料はムロに保存していたものでまかなったりしていた。買ってくるのは砂糖とかくらいで、あとは買い物さえほとんどしなかった。というか、店さえほとんどなかったんだけどね。そして、東北の冬は寒い。朝起きたら布団の縁が吐息で凍っていたなんてことも日常茶飯事だ。灯油のストーブなんて「なにそれ?」だし、水道が来てからも断水はしょっちゅうだった。今からみると「なんて貧しく不便なんだ」としか感じられないかもしれないが、そんな中で生き抜いてきた人は東北にはまだまだたくさんいるんだ。今は便利になったとはいえ、そんな経験がこういう極限の状態で生かされないはずはない。

一番重要なことは困難な状況の中でもパニックを起こしたり自暴自棄になったりしないということだろうが、厳しい環境でも生きるすべを知っている人たちはパニックを起こすはずもない。だから政府や自治体がパンクしかけていても小さな集落の被災地はまだパンクしていないんだと思う。

東北の田舎の人は強いんだよ。どんなに厳しい状況に置かれても嵐が過ぎるのをじっと耐える忍耐力と精神力がある。自分が厳しい状況だからこそ他人を思いやり、自分がどんなに辛くとも「おらほはダイジョブだがら心配すな」という。そうやって東北の田舎の人はずっと生きてきたんだ。だから苦しくて苦しくてどうしようもない時でも泣き言なんか滅多に言わない。だけど、言わないからみんなに伝わっていないことも多いんだよ。

みんな東北の田舎の人の姿をもっときちんとみてやってくれよ。お願いだよ。

「Twitterをやる余裕のない人たち」じゃないんだよなー

るいんずめもりぃさんのところで、いや、だから災害時はTwitterなんてムリだってというエントリを紹介してもらった。サンクス。

紹介してもらっていてアレだがそこでルイナさんは

「Twitterをやる余裕のない人たち」の状況を知る手段はTwitterでは不可能と思われる。

って書いてあるんだけど、俺がいや、だから災害時はTwitterなんてムリだってで言いたかったことはそうじゃなくて、「今回のような大規模災害では物理的に通信できない状況下に置かれちゃうんだよねー」ということなんだよね。余裕があるとか切羽詰まってそれどころじゃないとかいう話ではないのだよ。災害時はtwitterがいいよって言われても、それは通信できるはずもない携帯の圏外から「電話よりメールの方が繋がるよ(キリッ)」って言われているようなもんなんだよね。

電気が通じてからもネームサーバが応答しなかったりしたので、プロバイダの中継サーバとかがやられていたのかもしれん。いずれにせよ、長時間大規模停電が起こると通信自体が使えなくなることがよーくわかった。この時比較的使えたのは昔ながらのメタル電話だった。だけどその電話も次第に繋がりにくくなっていったのには驚いた。公衆電話から仙台の家にかけると、地震当日は呼び出し音がしたが翌日には呼び出し音もしなくなった。そのうち「ただいま回線が混み合っております・・・」のアナウンスに変わって繋がる様子もない。まぁこんなもんだ。いかに電気に依存しているのか再認識させられたよ。

おっと、話がそれちゃったね。とにかく、あのような大規模災害の被災地では通信手段さえ奪われてしまうってことを分かってほしいなーと。まぁ、携帯が普及する前は電話のない田舎にいくとこんな感じだったんだけどねwww。

本物の持つ力

今回の大震災の報道を見ていて、自衛隊や消防の活躍には本当に頭が下がる思いだ。俺は地震が発生した日に仙台-山形を往復したのだが、その時すでに多くの自衛隊車両とすれ違った。自衛隊からの声明といったものはほとんどないが、被災地の映像にはほとんど自衛隊員が映っている。被災者の救出はもとより橋が落ちたところに橋をかけたりするなど、その活躍は訓練を受ているだけあって素人には到底出来ないレベルだ。

東京消防庁ハイパーレスキュー隊の会見には少々驚いた。火災現場という修羅場を経験している人たちの言葉は重く、そして的確だ。出来ない理由ややれないことへの言い訳など一切なく、その困難をどのようにして乗り越えていくかを考え実行に移す。それは紛れもない本物の姿だ。

東京電力の現場にいる社員たちも、多分同じような動きをしているのだろうと思う。しかし、残念ながらその努力を伝える本物が東電の上層部には見当たらない。

原発は収束に向かうのだろうか。それとも悪化していくのだろうか。収束に向かうとしても長丁場になるのは間違いないし、メルトダウンして再臨界し水蒸気爆発が起こり・・・なんていう最悪のシナリオも可能性としては残ったままだ。それでも東京消防庁ハイパーレスキュー隊から感じ取ることが出来た現場の人たちの決意や勤勉さ・聡明さを持ってすれば、事態は悪化しないような気がしてきた。俺はただ見ているしかできないが、あの人たちを信じてみようと思っている。

「有害」な震災報道でも何も起こらない日本ってすごくね?

頼れるどころか、もはや「有害」な日本の震災報道 信頼に足る情報を探し求めて分かったこと JBpress(日本ビジネスプレス)

こういう記事を読むと「ほとんどのマスコミがゴシップ記事最優先になっているのだろうなぁ」と思う。それはそれで困ったことかもしれないが、日本のマスコミが信頼できる情報を流してくれなくてもほとんどの人はそれでよしなんだろうし、なによりパニックになったり暴動が起きたりはしない。

これはもとより誰もマスコミを盲信していないことを表しているんだろうし、その事は報道する側もよく知っていて面白おかしい記事に走るのではなかろうか。

そもそも信頼できる情報なんて誰が持っているのか。例えば、仙台駅を中心としたJRは復旧の見通しさえ発表されていない。(参考 復旧、運行再開いつ?明言を避けるJR 震災で停止の奥羽本線山形—新庄間など各線)俺が人づてに聞いた話だと、JR関係では仙台駅は3F新幹線の線路に穴が開いたとかあんなひどい状態になるのは完全にゼネコンの手抜き工事だとか新幹線の送電線がほとんどグニャグニャで線路もむちゃくちゃでそれどころか線路に津波で流されてきた〇〇が線路にあって警察の検分が終わるまでは工事に入れないとか、ホテルではつい先日仙台にオープンしたばかりの建物が本来は新しくて耐震もバッチリのはずなのに地震があった当日にホテルを建設した業者がバスで2台分の人を急遽送り込んで完全ロックアウトしてるとか、まぁ、そんな意味不明の情報が流れてきたりする。それは完全に2次情報なのだが、その業界の当事者から聞いた話とやらでやけにリアルだ。

それでも震災直後から比べればすべてが落ち着きを取り戻しつつある。注目を浴びているのは原発事故だけと言っても過言ではない。原発事故も、炉心の話から使用済み核燃料の話に移ってきている。炉心の状態はどうなっているのか、まったく話題にも登らない。おかしすぎるが誰も指摘しないし、原発から遠く離れた人にとってはただ単に好奇心を満たすだけのネタでしか無い。

どうせそんな状態なんだから、こっちには見物料として金と物資をばんばん送ってくれればOKだ。自粛なんてする必要など無い。慰めて貰ってもなくなった人は帰ってこないし復旧が進むわけでもない。

神も人も信じていない日本人が、報道なんて信じるわけ無いじゃん。だから日本は強いんだって早く気がつけよ。

いや、だから災害時はTwitterなんてムリだって

インターネットをよく理解していない家族と、Twitterで連絡を取る方法(エキサイトレビュー) – エキサイトニュース

まー平常時の話なら分かるけど、書き出しの「地震が起きた後、仙台に住む家族からの連絡を待ちながら、ずっと後悔していました。」に過剰反応すると、こういうのを平和ボケというんだな、とマジに思った。広範囲での停電が何を引き起こすか全くわかってないよね。

あの地震の時どういう事が起こったのかというと・・・

1、地震発生直後に大規模な停電が発生
2、光回線は当然停電時から即死
3、電気がないため、有線でのネットは完全死亡
4、まもなく携帯は繋がりにくくなる
5、夜間は携帯の電波さえ来ていない状況で、ますます怪しくなる。携帯の中継アンテナも死んだか?
6、公衆電話はしばらく繋がったが、翌朝からは全くダメ
7、停電2日目あたりからは電話交換局のバッテリーが上がったのか、固定電話の受話器を上げてもプーとも言わず回線自体が死亡。この段階で完全に通信手段なし。

こんな状況で、どうやってtwitterにつなげと・・・アホかと バカかと。

その後、電気が来てネットも使えるし携帯もそこそこ使えるようになった。そうなったらそれこそtwitterじゃなくても連絡取れるし、メンドクセーことしなくてもメールでいいだろ。ほんとになに言ってんだか。こういう人には首都圏全部2日くらい停電させてみないとわからんかもしれんね。いつ復旧するかわからないのって、下手なホラー映画よりスリルあるよマジで。

[関連エントリ]「Twitterをやる余裕のない人たち」じゃないんだよなー

東電がなぜあのような対応なのか邪推してみる

何かと物議を醸し出している東京電力。特に今回の原発事故の対応の遅さが指摘されているが、なぜあのような対応になったのか、勝手に邪推してみる。

原発事故は原子力事故 – Wikipediaを見る限り、少ないとは言えない回数起きている。そして、いずれもそれほど大きな事故にはなっていない。今回の対応の遅さ・まずさはこれが大きな原因ではないか。

東京電力はこれまでの事故の経験から、事態を甘くみる癖がついてしまっていたように感じる。最初の1978年11月2日 東京電力福島第一原子力発電所3号機事故はあわてふためいて隠蔽したのだろうが、その後も1990年9月9日、1998年2月22日、第二発電所でも1989年1月1日に事故があったと原子力事故 – Wikipediaには書かれている。福島最第一原子力発電所が初めて動いたのは1970年(昭和45年)11月17日、そこからほぼ10年に1回は事故が起こっていたことになる。外部に報告されていない事故もあったのではなかろうか。さすがにこのくらいの回数事故が起きていれば、今回も「またか」と安易に構えてしまうのは想像に難くない。

初期の段階で素早い判断をくだしていれば、今の状況は避けられたのかもしれん。しかしそんなことを言っても後の祭りでしか無い。明日は暖かくなるらしい。核燃料を冷やすこと、それが最悪の事態を防ぐ唯一の方法であれば、気温があがるのは歓迎できない。だから今日は夜を徹しての放水作業を検討しているのではなかろうか。事態は思った以上に深刻なのかもしれん。

ものすごい勢いで再開中

福島原発は日本全土がぶっこわれる話でもないのだから、もう少し本当にひどいところを救う話もしてほしいな。それにしても電気や主要な道路、港湾の復旧のスピードは驚くばかりだ。塩釜の油槽所は17日から再開したようだ。すごいね。

現状を他人事的な視野で見ると、大きな被害を受けた人たちが慌てず騒がずじっと耐えて救助を待っているのに、その周辺にいるほとんど被害のない人たちがワイワイ騒ぎ慌てまくっている感じ。東北の太平洋側、特に岩手・宮城・福島はほぼ機能停止みたいな状況なんだけど、その状況の理解度があまりにも低い。その本当に大変なところから逃げられる人は秋田・山形とかに逃げてきているので、秋田・山形などの日本海側でも物資が不足している。といっても、山形はかなり落ち着いた感じになってきているのだが、ガゾリンはほとんど手に入らない。おかしいよなコレ。これから-5℃とかになるっていうのに・・・

俺の住む仙台もほぼ機能停止状態の模様。早くモノが入ってきてもらわんとなぁ。

モノもそうだけれど、仕事先がぶっ壊れた人も沢山いるはず。住むところはあっても収入が絶たれてしまう人が続出すること間違いなしで、そのあたりはどうすりゃいいのか良く解らん。特に企業とかは再建するにも金が必要なのだが、そんな体力のある企業はそんなに多くはない。そもそもこういう状況になってしまった以上、東北の経済活動は極端に落ち込むのは必然で、その影響は企業の体力を確実に奪っていくと思う。逆に潤うところもあるだろうけどね。実際こんな状況の中でも、買掛金の支払などは待ったなしでやってくる。で、収入はない。どうする◯◯フルだよマジで。

と、現状は非常に厳しいのだけれど、なるようにしかならないから慌てても仕方が無いんだよね。原発だってそう。今出来る事を確実にやるしかない。周りが騒いだって水が貯まるわけじゃないんだから、野次馬は雨乞いでもするしかないかもね。そういう意味では、この寒さはカミカゼなのかもしれん。