ロングテイルっておかしいよね

Web2.0と言う言葉が使われて久しいですね。最近では朝日新聞でも取り上げられているようです。でもトプッとネットに浸かっている俺はなんだか良くわかんない。ググるとこんなのが出てきます。
IT用語辞典~Web 2.0特集:Web 2.0とは 意味・解説 – IT用語辞典バイナリ
Web2.0の本質から読み取るWebビジネスの心得とは?
良く引きざたされるのがロングテイルについてだけど、俺はロングテイルにはあまり賛同できません。

今まで日の当ることの少なかったいわゆるロングテイルに属するものが、Webの発達によって日の当る場面が出てきた、このことには何の異論もありません。だけど、これは一定の条件がクリアされないと起こりえない話。

1、商品が長期在庫できる。
2、知られていなかっただけで、きちんとしたニーズがある。
3、低コストで商品告知、商品管理が出来る。

まだあるだろうけど、最低限この条件がクリアされないとダメ。長期在庫の効く商品以外では、今のところこの理論は通用しません。在庫を広い範囲でそれなりに持っていられる企業なんて、そうそうないと思いますがどうですか?

要は日が当らなかっただけで、それを掘り起こして今までにないエリアから集客できたから注目されてるだけじゃないんですか?理論はまだいいとして、騒がれている事例は偶然の産物を時代の寵児のように騒ぎ立ててるだけじゃないのかと思います。いくら騒いだって収益が上がらなきゃ消えるだけです。きちんとした収益を上げるためにはそれなりの販売数が当然必要になるのは当り前のことです。資金的に余裕がないところは、ロングテイル掘り出しのために多種多様な在庫を抱えて死んでいくのが関の山でしょう。物理的な在庫は一箇所にまかせ、あとは在庫を持たずに販売だけというのも考えられますが、そんな中間斡旋者はWeb2.0の中では必ずや淘汰されます。横並びで価格見られたらおしまいですからね。

もし本当に必要なものがうまく世に流通するようになったとしても、結局は特に何も変わらないでしょう。究極的にはパレートの法則に従うはずですからね。長期的には今までとなんら変わらないでしょう。

それにロングテイルはいくら集めたってニッチを狙ったロングテイルなのですよ。100円ショップに近いイメージかな。

全てがオーダーメイドに近い形にまで持っていくことが可能になればそれこそ革命的なことですが、家内制手工業みたいな状態にまで持っていかないと出来なさそうな気がするのは俺だけですか?であれば3000万人級のメガシティでなくちゃやっていけないね、多分。

大きく欠落しているのが消費者のこと。財布の紐がゆるくなれば色々起こるだろうけど、硬くなったらどうなるとかまったく話に入っていないじゃないですか。経済の話とWeb2.0は違うのかもしれませんが、単なる手段をそれ以上に評価するのはいかがなものかと思います。

俺はなんだか理論的に崩壊しているような気がするんだけどな、Web2.0って。

亀田くんの判定について

亀田くん叩かれまくりですが、試合をしてる本人にはそんなに罪は無いんですよね本当は。亀田くんはこんな一面もある様なんですが本当かな?

あんな判定になった様々な要因はさておき、ボクシングの判定については小西克哉 松本ともこ ストリーム powered by ココログの8月3日『「疑惑の判定」はなぜ起きた?「亀田のアレレ」を検証!』がわかりやすいかも知れません。

要約すれば

ボクシングのジャッジのメンバーは第三者機関が派遣するのではなく、主催者が決めることが出来る。そしてそのジャッジの報酬や移動費などは主催者が支払うため、主催者に有利になることはままあること。

ということらしいです。興行面を考えるとある意味しかたがないのかも知れませんけど、本当の発展を考えるといただきましたクエスチョンマーク三つですね。

そういえば昔はKO奪えなかったらチャンピオンの勝ちって風潮の時期もあったように思います。但し!! ボクシングの場合はKOしちゃえば判定もへったくれもないですから、誰が見ても納得できる勝ちかたもあるわけですよ。

だけどこれほどまでに騒がれるのは、興行的にはまたまた大成功ですね。

サラリーマン必見!法人化はいいかも

asahi.com:覚醒せよ!サラリーマン 法人化で大節税を-AERA発マネー-ビジネスなんて興味深い記事があった。

取りやすいところから確実に取るのがお役所のやりかただから致し方ない面もあるかもしれない。だが、確かにサラリーマンは自営業者と比べて、あまりにも税金を取られすぎてると思う。というか、節税する手段さえ与えられていないのがサラリーマンなのだ。

こういった状況が、税に対する無関心を生み、ひいては税金の使い道についても無関心になってしまう原因となっているのだろう。アメリカ人を見ろ。二言目には「きちんと税金を払い云々」と言うではないか。自分で稼いだ金をピンハネされるのだから敏感になってしかるべきものなのに、税金を払っている自覚さえ無くする素晴しい手法がサラリーマンの納税方法なのだ。役人のずるがしこさには脱帽である。

納税額さえまともに把握していないサラリーマン、これでは会社の業績を上げることは難しい。会社の業績を上げるためには、サラリーマン自身がある程度経営者的な感覚を持つことが重要だからだ。

だから、このリーマン法人化計画は会社の業績にもいい影響を与える可能性を含んでいると思う。会社経理も楽になるし。

心ある経営者はチャレンジしてみる価値はあるかもしれない。

欽ちゃん走法考

昨日ある店で、女性店員が小走りしていた。その走り方はほぼ欽ちゃん走りであった。その姿を見ながら、いろんな疑問が湧いてきた。

1、なぜ日本女性は欽ちゃん走りをするのか?
外国の映画などを見ていても、外人女性が欽ちゃん走りをする姿など見たことがない。なぜ日本女性だけが欽ちゃん走りをするのだろうか。
たぶんこれは和服に関連しているのではないかと思う。足を思いきり開いたり上げたり出来ない和服で素早く移動しようとすれば、どうしても膝を伸ばした状態で小刻みなステップを踏まなければならない。この走り方が日本女性の情報に組み込まれているとしか思えない。しかし、あの走法は和服だからこそそれなりに見えるのであって、それ以外では笑いのネタになることを忘れてはならないだろう。

2、中年男性になると小走り=欽ちゃん走りになってしまうのはなぜか?
年齢を重ねると男性でも欽ちゃん走りする傾向があるように思う。若いころは欽ちゃん走りなどしたことがなかった俺も、今ではする。なぜだろう。
これは体力の衰えに関係していると推測する。特に鞄を持っている場合、若いころは鞄をグイと引き上げて走るパワーがあったが、今では鞄を持ち上げるのが億劫になっている。そうすると自然に腕が伸びた状態で走ることになる。腕が伸びた状態で、且つ腕の振り幅は狭い。当然ながら足の振り幅も小さくなるわけで、めでたく欽ちゃん走りが出来上がるのである。

3、なぜ欽ちゃん走りは滑稽なのか?
走り歩きの違いは両方の足が地面から離れる時間があるか無いかであるから、欽ちゃん走りはれっきとした走りである。だが、手を伸ばし膝も曲げずに走る欽ちゃん走りは、本来の走りかたからすれば特殊な状態である。その特殊な状態が不快なレベルにまで達していないため滑稽に思えるのだ。競歩が滑稽に思えるのと同じである。ただ、これほどまでに欽ちゃん走りが横行している日本で、見慣れた姿をみてなぜ滑稽に思えるのかはよくわからない。早く移動したいのであれば、欽ちゃん走りなどしない方がいいは当然である。

4、欽ちゃん走りの競技はなぜないのか?
あまりに馬鹿馬鹿しいからと言う理由は、それ以上考察が進まなくなるので却下する。競歩と同じく、特殊な走りかたでその速さを競う種目があってもいいと思うのだが、どういうわけか欽ちゃん走り競技と言うものは無い。これは走法の基準が定めにくいからである。競歩の場合、どちらかの足が地面についていれば「歩き」と判断されるので、その基準にしたがって速さを競うことが出来る。だが、欽ちゃん走りは腕と膝を伸ばして走るだけである。しかし、まったく膝を曲げずに走ることはほぼ不可能で、微妙に膝は曲がっているのである。どのくらいまでの曲がりを良とするのか、その判断は非常に難しいのである。

5、欽ちゃん走りのメリットは?
いろいろ考えたが、ないという結論に至った。

以上。

新幹線で街は栄えない

「新幹線で街は栄えない」 全駅を乗り降りした自称オタクの銀行マンが講演 – Brain News Network –

いやね、いいんですけどね。といいますか、新幹線の恩恵を授かることができる街というのは大都市に限られるのは当り前じゃないですか。

いいですか? 新幹線がもたらすものは、なんのことはない時間的距離の短縮だけです。貧弱な例えで言えば、田舎の人が隣の大きな町に出かけていたのがもっと遠くのもっと大きい街に行けるようになるだけの話です。新幹線は、今まで時間的距離の制約で滞っていたものを高きから低きに流れやすくするだけです。エントロピーを増大させるような低きから高きに流れる事は絶対にありません。実際新幹線が通ってから支店が廃止された企業は多いとききます。

地方は新幹線が通ってからでなく通るまでの経済効果を狙い、中央は地方取込のために通った後の効果を狙っているわけで、お互いの利害関係が一致しているから新幹線が推進されるのでしょう。

ここには実は一般市民の利害はあまり考慮されていないはずです。新幹線が通ってうれしいですか? 私生活ではあまり関係ないはずです。個人で使うには新幹線は高すぎます。だから個人は長距離バスに流れるのです。

天気予報8割的中はすごいのか?

asahi.com:天気予報、8割的中も「外れ感」 泉麻人さん「上出来」-社会

一般的に言って、当る確率80%と言えばなかなか高い部類に入るでしょう。ではなぜハズレ感が大きいのか、うんちくんのはじまりはじまり。

1、人間の心理的な要因

人は期待していたことが外れると強く記憶に残ります。期待度が高まれば高まるほど記憶に残りやすくなると言えるでしょう。来週に遠足があるんだけど天気はどうかなぁ…とか、運動会は晴れるかなぁ、なんてのが典型的な例です。

こういった場合、まず週間予報などから天気を調べるでしょう。長期予報になればなるほど当る確率は落ちるわけですから、週間予報などでは晴となっていたのに雨が降ったなんてことはあり得る話です。そうなると「強いハズレ感」が残るのは言うまでもありません。

当る確率が80%としても、5日のうち一日が外れる確率は100%に近くなってしまいます。天気を期待する日が5日あれば、その5日全て天気予報が当たることはまずないのです。そういった、ほんの数回の印象に残る出来事が「ハズレ感」を大きくしているものと推測されます。

2、80%的中率と言うこと自体が嘘

この降水の有無の「的中率」は、明日の予報で81%(05年全国平均)。この的中率は先にゆくほど落ちる。92年~05年平均で、3日目で72%、7日目は65%。

明日の降水の有無が的中した確率81%を的中率としていること自体が大きなまやかしです。ほかの的中率なんて「当るも八卦当らぬも八卦」のレベルですしね。

つまり「80%も当っているのに…」ということ自体が情報操作的な事であります。

3、確率80%は高い確率とはいえない

気象庁のホームページ地点ごとのデータ(昨日まで)を閲覧できるところがあります。これを見てみると、たとえば東京都の東京では、昨年一年に雨が降った日が182日あることがわかります。つまり、毎日晴れと予想しても50%は当ることになります。

もう少し確率を高めましょう。

梅雨の時期(5月~8月)は123日中111日雨で90%の確率で雨、それ以外の日は242日中71日が雨で29%の確率で雨です。5月~8月を全て雨、それ以外を全て晴れとしただけで年間の当る確率は

{123日(5~8月)×90%+242日(9~4月)×(100%-29%)}÷365日=77%

となり、81%との誤差はたったの4%です。5月~8月を全て雨、それ以外を全て晴れなんてインチキ予報でも77%近くは当るのです。これにもう少し月別のデータや気象条件を加味すればどうなるでしょうか。81%という数字が高いのか否か、なんとなくわかっていただけましたか?

ひかり電話の進化は止まらない?

【IPTK速報】「ひかり電話の進化は止まらない」,NTT東・赤間氏が開発戦略を披露:ITpro

けちをつけるわけではないのだけれど、NTTのひかりに猛進する姿にはものすごい疑問を感じる。今の固定アナログ電話を光ケーブルに置き換え、来るべき高速通信でもラストワンマイルのイニシアチブを取ろうとしているのだろうか。

俺がものすごく疑問に思うのは、まず光に置き換えて儲かるの?ということだ。個人宅で光にした場合、多分通信料は今までより下がるところが多くなると思う。で、契約数がそれで伸びるのかと言えば疑問だ。企業にとっても安くなる以外それほどメリットがあるようにも思えない。

次に、これからも場所に制約される有線を前面に出すのかよと言うことだ。携帯電話はどんどん普及し、その一方で固定電話の加入数は減少に転じている。どこでも使えるからと言うのが携帯のまず一番の利点であることはバカでもわかる。じゃ、光はどうなのかと言うと、固定アナログ回線が光デジタル回線に変わっただけと言うのが一般的な見方じゃないのか?

いや、NTTが光回線と加入者の端末をうまく利用しPHSもどきの通信網を作ろうとしているのなら話はわかる。NTT再編などの流れを見ていると、今の莫大な利益を使って通信インフラを全て抱え込んだ(要は昔の公社)状態まで戻したいんだろうなぁ。だけど、これからは基幹超高速回線と無線端末なんじゃないの、NTTさん。

パソコンでTVネタ

古いノートPCもAVマシンに早変り!? PCカードタイプのお手軽TVキャプチャーユニット「GV-MVP/SV」 / デジタルARENA

このカード、ノートPCで簡単にTVが見られるようになるとかならないとか。いいね、これ。わざわざTV機能つきPCなんて必要なくなりますね。

PCカードだから、このソケットを用意してやれば、当然デスクトップでもつかえるっつーことですか。ま、デスクトップではTVチューナーカード買えばいいからあまり実用的ではないにせよ、古いノートは使い道がないものです。この値段でTVとして使えるのならなかなかいいかもしれません。

もうひとつTVネタですが、W-ZERO3もノートPCも“どこでもTV”──米国発のロケフリもどき「Slingbox」を試すという記事も出ています。こちらはインターネットを利用して、いつでもどこでも好きな場所でTVを視聴できるようにするためのものなのですが、こういうのって何で人気あるんでしょうね。

所詮TVでしょ?TV見ればいいじゃん。遠隔地に行ってまでTVみたいって感覚、良く理解できないんですがね。そんなに見たいTV番組あります?あったとしてもそれをPC等でインターネットを使って見たいですか?なんだか俺には理解できないなぁ。

放送網もデジタルになるんだから、携帯用のTVに録画機能とかつけて持ち歩いたほうがずっとスマートじゃないかと。それかTV局自体がインターネットで番組流すとかさぁ。もっとスマートな方法はいくらでもあると思うのですよ。だから同じようにワンセグってもの良くわかんないんですよね、俺。ま、同じようにオサイフ携帯ってのも全然意味わかんねーんですけど。

といいつつ、TVの映る携帯もっているのは何を隠そうこの俺です。持っているからこそ思うんですよ。たしかに今のアナログでは場所によって映りも悪く実用にはイマイチな感じが強いですが、これが映りがよくなったからといってコンテンツ自体は今までと変わりませんよね。そんな腐れコンテンツをそんなにまでして見たいもんなんですかねぇ。

Winnyについて

住基ネット情報流出のエントリに民主党の渋谷区議会議員先生からTBが入っていた。

Winnyの世間をにぎわせた動きについては、Google 検索: winnyでも見てもらうとして、俺個人はこういったファイル交換ソフトを使ったことがないのでなんともいえない。つか、FTPとかsshとかで十分間に合っているから使っていないのだ。

仕事場への私物パソコン持ち込みは、基本的にどんなことがあってもNoであろうと思う。台数が足りないとかそんなのは全く理由にならない。サーバとかにログインして使うシステムなら台数が足りないという状況は理解できなくもないが、そのようなシステムであれば、端末台数不足なんてのはすぐに対処すべき問題だし、そのようなシステムでなくとも本当に必要ならば何がなんでも用意してもらうはずだ。本人にとっては必要でも上位職者から不必要と判断されたなら、それは組織として必要の無いものである。

そういった観点からも、私物PCの持込は本当に必要に迫られてというよりも、PCを使わなくてもいいような仕事でちょっと楽したいとか俺もPCを使っていると見せたいとか暇つぶしの道具としてPCがあれば良いというレベルであって、PCが無ければ仕事にならないという事はほとんどないと推測している。実際PCの稼働率というのは非常に低いはずで、それこそ思いついたときに自由に使いたいという程度の理由でしかないはずだ。

使用許可を取れば使用していいというのもちょっと首を傾げたくなる話だ。シンクライアントが、何故いま注目を浴びてきているのかまったくわかっていないと言わざるを得ない。何事も、例外を設けることから崩れていくものなのだ。

データ持ち出しなどはもってのほかであるが、こちらは物理媒体でのデータ流出のほかに、今回のWinnyのように通信による流出も考慮しなければならないので厄介である。

こういったセキュリティ対策は当然穴をふさぐことがまず大事なので、ハード的に持ち出しできるような私物パソコン、特にノートPCの持込などもってのほかだ。全ての道は一歩から、まずは私物パソコンの撤廃から始めなくてはどうしようもないように思う。また、使用可能なソフトの制限は絶対に必要で、並行してトータルシステムでのセキュリティ向上対策を構築し、一気にシステム移行するくらいの意気込みは欲しい。

セキュリティの重要性の理解とハード、ソフト的なセキュリティ対策が十分でないのであれば、住基システムのようなプライバシーに直結したデータを扱う資格さえないと思うのだが、いかがか。

目玉の親父はハイテク親父だった

ゲゲゲの鬼太郎のお父さんといえば目玉の親父。この目玉の親父の体の構造、知っている人はいるだろうか。

水木しげるの鬼太郎&妖怪大図解によると、あの目玉の中には、なんとコンピュータと地獄テレビというものが内蔵されているらしい。あの目玉の親父は、その単純な外見とは裏腹に、ハイテク機器内蔵のハイブリッド妖怪だったのだ。

誰があの目玉の中にコンピュータなどの電子機器が内蔵されているなんて想像するだろうか。この本を読み、そのギャップの大きさにしばし唖然としてしまった俺であった。

KDEとGNOMEの協力は強力?

ITmedia エンタープライズ:フリーデスクトップ環境の普及促進でKDEとGNOMEが協力

このフリーのデスクトップ環境の2大勢力、はたからみて仲がいいという印象はこれっぽっちもなかった。デスクトップ環境のシェアから見ても、言葉悪く言ってしまえば目くそ鼻くそを嫌うみたいな感じか?

だけど、この両プロジェクトの目指すところは、お互いの足の引っ張りあいではなくフリーのデスクトップ環境の普及にあるはずで、その基本を両プロジェクトとも全く忘れてはいなかったというところがなんともすばらしい。

スペックの低いPCしか使っていない俺にとっては、KDEもGNOMEも少々荷が重い。仕方が無いのでWindowMakerやXface等の軽い奴を使っているのだけれども、すでにKDEもGNOMEもすばらしい出来栄えになっているのは万人が認めるところじゃないかと思う。

例の独占的大手競合(記事にはこう書いてあって笑える)のデスクトップも、KDEやGNOMEに入れ替えて使えるようになって欲しい。選択肢が無いのは面白くないし、OSは違ってもLook&Feelには統一性を持たせたいというニーズはそこそこありそうな気がする。

だけど、多分それだけじゃダメなんだ。

誰だか忘れたけど、OpenOfficeに関する話で、OpenOfficeがMSOfficeの代替(互換性)をうたっている限りOpenOfficeはMSOfficeを追い越せないと言ってる人がいた。KDE、GNOMEに関してもその通りじゃないかと思う。

PC UNIXが一般に注目を浴びたのは、下世話な話で言えばタダだから。発展途上のころは技術的に面白くそこに興味を示す人もいたのだろうけど、PC UNIX初心者にもかなり敷居が低くなった今、進むべき方向性を再確認する時期に来ているのだろうね。

MS叩きの手段として踊らされること無く、その崇高な精神を貫き通して欲しいものだと強く思う。

IT化はBlackBox化だ

静かなオフィスに突然訪れる危機:IT Pro
俺は常々、小さい企業のビジネスでのIT化はBlackBox化でしかないと思っている。丁度いい記事があったのでリンクしておいたが、IT化なんて、規模の大きくないところにとってはそんなにメリットのあるものではない。

現段階ではペーパーとディスプレイの情報量・利便性の差がありすぎる。ペーパーの情報量はとてつもなく多く、また、ある一定量までの視認性、携帯性もディスプレイと比較するまでもない。

検索にしてもそうである。例えば顧客台帳。たかだか数千人の顧客台帳であれば、カードで保存管理していた方が実態としてイメージも湧くしメモも都度書き込めるので非常に便利だ。

これをIT技術の中に置き換えてしまうと、そのとたんに情報がBlackBoxの中に放り込まれてしまう。情報の共有がしにくくなるばかりでなく、その情報管理に費やすコストたるや半端なものではない。

ただ、そのオールドスタイルだけに固執していては、その後の広がりがないのも事実だ。だけど焦ってIT化なんてする必要はないだろうと思う。

現物が電子情報に置き換えられていくたび、人間はその重みを忘れていく。100万円の現ナマを手にしたら普通は多少心が揺らぐだろうが、銀行振込された100万の数字を見てもそんなに実感は湧かない。カードで買い物、株の信用取引、全てがそうである。実態をイメージできなくなればなるほど、人間の感覚は麻痺していくものだ。

逆に現物を見せられた時の効果は思った以上にある。人件費を下げたいと思っている中小企業は、是非一度現金で給料を渡してみて欲しい。給料が少ないと言う人間が減ること間違いなしである。かといって昔のように給与を現金で支払うなんて、もう誰もやらないだろうけど。

人間は五感を使って情報を判断するのだから、その情報の一部が欠けてしまっては判断の誤りは多くなっていって当り前。なれた人なら、コンピュータから発せられる少しの情報の差を感じ取れるかもしれない。しかしそれは職人が物の差を一般人より敏感に判断できることと同じ職人芸なのだ。今のコンピュータでは、全ての人が五感を補えるだけの情報発信は不可能だ。

IT化なんて、高望みしちゃだめだ。コンピュータはあくまで道具という感覚でいる必要があるのを忘れてはいけないだろう。

需要と供給のバランス

昨日の朝日新聞の一面に「タクシー業界の労働環境」みたいな記事が出ていた。

労働環境云々を取り上げる前に、なんつーか根本的なことを忘れてないか?

記事によると、タクシーの一台当りの売上は減少する一方らしい。これが何を意味するかと言うと、要は供給が需要を上回っているからに他ならないわけ。タクシー利用者の減が一番の要因だと思うけど、それ以外でも単価引き下げによる収入の減もあるだろうね。

大体単価を1割下げたら、同じ売上を確保するためには客数を1割伸ばさなさいとダメだってことは、掛け算ができればわかる話。じゃあ、実際1割伸びるのかといえば、タクシー利用者の総数が伸びなきゃまず伸びないよね。同じパイの奪い合いの中で単価引き下げすれば、そりゃ一台当りの打ち上げなんて落ちるに決まってる。

そうなると絶対売上を確保したいタクシー業界は、当然営業時間の延長に入るわけよ。つまり長時間労働だわな。だけどタクシー利用者数の絶対数などそう簡単に伸びるわけじゃないので、売上なんて上がるはずもないのだよ。

つまりね、労働環境の悪化の原因はタクシー台数がおおすぎますよってことで、その点にメスを入れなきゃ改善なんてされるわけないじゃんかと思う次第。

そもそもタクシーなんて公共の交通機関に比べたら無茶苦茶割高なんだから、時間を金で買いたい人とか公共交通機関が動かなくなった時しか利用されないのは至極当然で、ちょっとやそっと値段下げたからって利用する人が増えるわけないのだよ。そこんとこよろしく。

パスワードhackのススメ?

メールアカウントを複数持っている人やいろんなサイトでメンバー登録している人にとって、パスワードというものはとかく忘れがちになります。みんな同じパスワードってのも気分良くないし、かといって全部変えたらまず忘れてしまいます。複数のPCを管理している人はもっと大変です。だから…

俺の「パスワード:*****」って何でしたっけ? - @ITと言う事なんでしょうが、こういうのを目に触れる機会が多いところでこれ見よがしに公開するのは、少し危ういような気がします。ちょっとしたレベルの管理者であればこういうソフトの存在を知らない人はあまりいないでしょうし、使っている人も多いかも知れません。

おおっぴらになると、こういうソフトを全然知らない人、つまり必要性を感じない人のなかで、面白がってこういうソフトを使い始める奴が出て来るでしょうね。

個人ならいいのですが、管理の甘い会社などでやられたらたまりません。みんなバレバレ。好奇心旺盛の人が興味を持つでしょうから、得意がって流布して歩くかも知れません。ああ、これじゃパスワードもへったくれもあったもんじゃない。

やっぱり単純なパスワードによる管理はそろそろ限界なのかもしれませんね。

東証が全銘柄取引停止

東証が全銘柄取引停止、売り注文殺到でシステムが限界に:IT Pro

記事によるとライブドアの強制捜査開始による影響で売り注文が殺到とあるのですが、ライブドアってなかなか影響力あるんですね。

しかし朝日の東証、ライブドア事件で全面安 「終値」は464円安って記事ですがトップページの出だしが

東京株式市場は「ライブドアショック」で全面安の展開となり、日経平均株価は取引中に一時、700円を超える下落を記録。東証は午後2時40分、全銘柄の取引を停止する異例の措置をとり…

となっていて、まるでライブドアの影響が大きすぎるため東証が全取引を中止した と思えるように書いているのが面白いです。世論操作といえなくもないよね、これ。誤解のないように書いて欲しいもんですね。

まぁ、あれほど平均株価が下がれば動く人も多くなりますよね。オイルショックのときのトイレットペーパー買占めみたいで笑えます。