昨日の朝日新聞の一面に「タクシー業界の労働環境」みたいな記事が出ていた。
労働環境云々を取り上げる前に、なんつーか根本的なことを忘れてないか?
記事によると、タクシーの一台当りの売上は減少する一方らしい。これが何を意味するかと言うと、要は供給が需要を上回っているからに他ならないわけ。タクシー利用者の減が一番の要因だと思うけど、それ以外でも単価引き下げによる収入の減もあるだろうね。
大体単価を1割下げたら、同じ売上を確保するためには客数を1割伸ばさなさいとダメだってことは、掛け算ができればわかる話。じゃあ、実際1割伸びるのかといえば、タクシー利用者の総数が伸びなきゃまず伸びないよね。同じパイの奪い合いの中で単価引き下げすれば、そりゃ一台当りの打ち上げなんて落ちるに決まってる。
そうなると絶対売上を確保したいタクシー業界は、当然営業時間の延長に入るわけよ。つまり長時間労働だわな。だけどタクシー利用者数の絶対数などそう簡単に伸びるわけじゃないので、売上なんて上がるはずもないのだよ。
つまりね、労働環境の悪化の原因はタクシー台数がおおすぎますよってことで、その点にメスを入れなきゃ改善なんてされるわけないじゃんかと思う次第。
そもそもタクシーなんて公共の交通機関に比べたら無茶苦茶割高なんだから、時間を金で買いたい人とか公共交通機関が動かなくなった時しか利用されないのは至極当然で、ちょっとやそっと値段下げたからって利用する人が増えるわけないのだよ。そこんとこよろしく。