再建計画

M&A資金も底をつき、資金ショートも見え隠れするようになっただめだこりゃ社は、再び新たに再建計画を作成することになった。その計画の骨子はズバリ「材料費削減」である。

通常、材消費削減を行う場合、まず販売している商品を把握していなくてはならないのはいうまでもない。その商品が市場から見て適正な価格であるか、その価格で利益を生み出せる商品であるのか、その商品は今後も伸びる商品なのかなど、調査するべき事柄は多岐にわたるのであるが、だめだこりゃ社はそのようなことをすっ飛ばし、仕入単価引き下げによる材料費削減に着手し始めた。世は流通革命などと騒がれている時である。具体的な手法もわからず、仕入単価引き下げによる材料費削減をうたい文句にしたのだ。

しかしこの計画は、所詮は抜本的な再建計画ではない。だめだこりゃ社を再生させるには、まず第一に有利子負債の圧縮が必要不可欠なのだ。有利子負債の圧縮による財務リストラを進めなければ、いくら利益を上げようともその効果は半減されてしまう。今ちまたで企業再生といわれている動きのほとんどが、まず最優先事項として財務リストラを進めている。平たく言えば、借金が多すぎてにっちもさっちも行かないから、まず借金を減らしてしまえと言うことである。

仕入単価引き下げはそれなりに進み、効果もある程度は出てきた。しかし、ここでだめだこりゃ社は企業体質を原因とする大きな壁にぶち当たることになるのだった。

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