中田引退は痛すぎる

中田が引退を表明した。もしかしてと思っていたが、現実の話になると中田の存在感の大きさを改めて実感させられる。

思えば、フランスワールドカップのアジア予選から中田は日本A代表の中心だった。ここ10年は中田のチームだったのだ。今大会までは中田のレベルは他を超越していた。しかし、他の代表選手も次第に力をつけ、技術的な面だけをみれば中田より優れた選手も多くなった。だが、今回のワールドカップをみても明らかな通り、中田の存在感の大きさは他を圧倒していた。

その存在感はどこから来るのか。それは自分に対する厳しさが根底にあるのではないかと思う。いつでも期待された通りの力を発揮するプロ中のプロが中田だ。代表でパフォーマンスの悪い中田というのは、故障明け数試合しかなかったはずだ。いつでも現状に満足することなく高い目標に向かって着実に進んで行こうとする姿を、若い選手も見習ってほしいと思う。自己中心的であろうともわがままであろうとも、高い個の力を持った選手が必要なのだ。高い力をつけるには、よほどの突出した才能を持っていない限り、日々の積み重ねでつけていくしかないのである。それには貪欲さと粘り強さと賢さが必要だ。

中田の引退はあまりにも寂しい。いつでも持てる力を十二分に発揮する姿をもう見ることはないのだ。中田を超えるような選手は出てくるのだろうか。

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