自衛隊は「軍隊」じゃない?

年末に「たけしのTVタックル国民はブチ切れ寸前!!言わずに年が越せるか怒りの鉄拳スペシャル」という番組をぼげーっと眺めていた。下手なお笑い番組やクイズ番組を見るよりはずっと面白かったのだが、なかでも3つのことに改めて驚いた。

それはあの「田母神・前航空幕僚長」が出てきた場面でのことだった。相変わらずこの田母神氏は真面目なんだか遊んでいるんだかからかっているんだかよくわからなくて面白い。そのなかで田母神氏は自衛隊の事を「軍」と呼んでいたが、その言葉に対して森永卓郎氏あたりがツっこんでいたように記憶している。

ここで俺はふと「自衛隊って、誰が見ても軍隊だよなぁ」と再認識させられたわけ。いくら自分達で「あれは軍隊ではない」と内規的な機能面だけを取り上げて話しても、360度どの角度から見ても軍隊にしか見えないと思う。自衛隊の装備と「軍隊の装備」、何が違うのか全くわからない。散弾銃を「猟にしか使わないから人殺しの道具では無い」と言っても、銃は銃なのである。あれが軍隊じゃないと言い張っているのは日本人だけじゃないのか? これが1つめ。

そして、そのあとの言葉にまたまたビックリする。それは森永卓郎氏だったかが「文民統制」という言葉を口にしたときである。それに対して勝谷誠彦氏だったかが「軍隊がいないのに文民統制なんてありえない」みたいな反論をしていたのだ。いや、まさにおっしゃるとおり。軍事力に対する民主主義的統制を文民統制と言うのだから、自衛隊は軍事力ではないとすれば文民統制という定義自体当てはめることはできない。まっとうすぎて屁理屈みたいになってしまっているが、この矛盾を無視して「文民統制」の言葉を多用した新聞を始めとするマスコミは言葉の使いかたをよく考えたほうがよさそうである。これが2つめ。

3つめは、勝谷誠彦氏の口から「田母神氏はクーデターを起こしたみたいに言われているが、制服組のリークが発端だった。田母神氏は制服組にクーデターを起こされた方なのだ。」みたいな言葉があったことだ。やはりそうかと思ったが、TVなどでみる限り、裏であれこれやろうとしている者にとって田母神氏は目の上の単こぶになり易い人のような気がする。あの守屋前次官騒動の仕返しだったのかも知れん。

ただ、この玉虫色な捕らえ方は多分日本人にしかできないことだと思う。それなのに全てを白黒はっきりつけたがった結果が、今の状況じゃないのかとも感じる。だから、日本人が日本人にしかわからないことを「非」とするのではなく、単細胞な諸外国にも日本の形ーTHE JAPANESE TRADITIONとして理解させるべきだと俺は思う。

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