待遇改善を勝ち取る人が増えると

会社側から待遇改善を勝ち取る交渉テクニック – 分裂勘違い君劇場

まぁ、なんというか、「会社側」なんて言葉から想像するに、大企業では有効な手法かもしれん。問題はこういう手法を用いる人間が増えるとどうなるか、だ。

俺のいた「潰れた会社」はまさにそんな感じだった。一人が待遇改善されると我も我もという奴が必ず出てくる。一人、また一人と改善を勝ち取るのだが、そのうち立ち上がることのできない人間の不満が一気に吹き出し、会社全体の待遇改善に着手せざるを得なくなる。その待遇改善は広く浅く適用され、差の無い待遇に収束しやすい。気がつくとどうでもいい人間と本当に必要な人間の差はあまりなくなり、いい人材はバカらしくなって会社を去る。いい人材がいなくなったのに出来の悪い奴等にもその待遇を維持せざるを得なかったため、会社はどんどん疲弊していくのであった。南無三。広く浅くというのは思った以上に金がかかるものだし、一旦広げた間口はなかなか狭められないものなのだ。

しかし、企業が生き延びるためには金を残さにゃならん。要するに、一旦既得権益と化した賃金を削るわけだ。するとますます人材は流出し、業績はますます落ち、また賃金を下げ・・・と見事な負のスパイラルの完成である。それでも金が回っているうちはどうにかなるが、金がなくなり次第サヨナラだ。

そもそも自分だけ待遇改善を勝ち取ろうとする人間がいる時点で、その企業は少々ヤバい。超優良企業であればそんな人間も吸収できるかもしれないが、そんな企業は数えるほどしかないのではないか。社員数名の会社でこれを実践する奴がいたら、それはよほどの大物か単なるバカだろうね。



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