先日、こんな夢をみた。
俺が部屋に帰ってベッドに横になると、部屋の片隅に黒いモヤのようなものが蠢いていた。なんだか邪悪な感じがして身構えていたが、俺の予感通り、その黒いモヤは黒い一反木綿のような形に変わり、俺に襲いかかってきた。
モヤのようなものなので、すぐには大したダメージはなかったのだが、振りほどこうとしてもまとわりついて離れない。そのうちなんだかい息苦しくなってきた。あがいてみても離れる素振りは全くなし。これヤベー奴だ、そう思ってもどうすることもできなかった。
その時、どこからともなく猫が入ってきて俺の上に乗っかってきた。その猫は黒いモヤに対し威嚇し始めた。入口は閉まっているし、さて、どこから来たんだろうと思うと同時に、「お前、来てくれたんだ」という思いが頭に浮かぶ。猫が威嚇し続けるとそのモヤは次第に俺から離れていき、パッと白い霧のようになり消えた。それと同時に息苦しさもなくなった。
俺は「お前のおかげで助かったよ」と言いながら猫を撫でた。猫はしばらくの間、おとなしく俺の上にいたが、入口の方に顔を向けると一声鳴いて出ていった。閉まっていたはずのドアは開いており、その先にもう一匹の猫が見えた。きっとあの猫が迎えに来たんだろう。
あの猫たちは何だったのだろう。今まで飼っていた猫のようにも見えたが、夢の中の猫の模様までは思い出せない。それでも、飼っていた猫が俺を守ってくれたような気がしてならない。
不思議な夢だった。