とんでも(ない人たちとの)道中記 その6

とんでも(ない人たちとの)道中記 その1
とんでも(ない人たちとの)道中記 その2
とんでも(ない人たちとの)道中記 その3
とんでも(ない人たちとの)道中記 その4
とんでも(ない人たちとの)道中記 その5
とんでも(ない人たちとの)道中記 その6

オヤジはもうどうにも止まらない。

オヤジ「運転手さん、わたしゃ5年前にこの道通ったんだけど、その時はものすごい雪で大変だったんだよ。」
オヤジ「ほら、そこ凍ってる。運転手さん気をつけて。スピード出しすぎじゃないの?」

さぁrepeat after me状態になって参りました。ここからしばらくは同じ台詞の繰り返しなので割愛。

ちょっと真面目に話をするとだな、山形って結構雪が降る地域なわけだよ。そんなところを毎日毎日走っているタクシーの運転手さんにとって凍結路面とかは日常茶飯事なんだよな。盛岡のタクシーの運転手なんて、交差点でドリフトさせながら走ったりするぞ。それほど北国の運転手は冬道走るのがうまいんだよ。そんな運転手さんに安全運転のアドバイスできるってどんだけ運転うまいんだオヤジ。

と日記には書いておこうなんて思っているうち、いつの間にか目的地まであと10Km足らずなっていた。

オヤジ「運転手さん、この後どうするの?」
運転手「帰りますけど。」
オヤジ「じゃ、いいこと教えてあげる。」
運転手「はぁ、なんでしょう。」
オヤジ「帰るときはそこから曲がって道なりに行くと早く帰れるよ。」

がびーんである。またまたオヤジの素敵なアドバイスが始まった。

オヤジ「もっと先から国道○○号に入って行くともっと早いよ。知らないだろうから教えてあげる。」
運転手「そうですか。ありがとうございます。」

いや、そんなの知ってるだろ運転手さん。大人の対応だね。こんなDQNと渡り合ってもしょうがないもんね。

類推するにこのオヤジ、運転手さんが国道を選んだ時点で道を知らないと判断したのだろうね。だけどこのオヤジ。路面凍結も判断出来ないんだから車の運転なんてほとんどしていないのじゃなかろうか。そんなオヤジに道順をレクチャーされるなんて屈辱だよな。いい気になって話していたら、横の奴がその道のプロですっげー恥ずかしい思いをしたことってないのかねこのオヤジは。いや、プロに向かって平気で言えるんだからないんだろうね。タクシーの運転手さんなんて一日何キロ走ってると思ってるんだろ。

そんなことを考えると、なんだか一緒に乗っているこっちまで恥ずかしくなってしまう。ごめんよ運転手さん。

なんて思っていたら目的地に到着した。これで俺の拷問のような一時間がやっと終わりを告げる。

俺「どうもでした。」
運転手「ありがとうございました。」
オヤジ「どうもwww」

いや、オマエには言ってねえよボケ(怒)。最後までかますなオヤジ。

タクシーはオヤジとKYオバサンを乗せて走り去っていった。運転手さんの不憫さを思うとタクシーのテールランプが悲しげに見えた。

おしまい

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