カダカ

DNA操作で生まれた”適正者”だけが優遇される近未来の話をレトロっぽく作り上げた作品。この微妙なアンバランス感が最後まで不思議な感じで残る。一世代前のSF映画とマフィア映画に出てくるようなファッション、ルイ・マルやフェリーニを思わせるような画面構図、ゆっくりとした話の展開など、昔のアメリカ映画の俳優と昔のヨーロッパ映画の作風を合わせた作品といったところか。

俳優陣はイーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウとかなり豪華である。

DNAに欠損などがない人間を優遇していく話は、本当になりそうで笑えない。ただ、環境に適応した遺伝子を持つものだけが残っていくのは自然の流れであり、何をもって「完全な遺伝子」とするかで変わってくる。そういう点ではやっぱりSFだよね、という感じ。

ストーリー自体は盛り上がりも少なく坦々と進むが、ちょっとしたワンシーンが印象的だった。

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