宴の終わり

手に汗握る戦いの最後はシュルレのドリブルからのクロスをゲッツェが胸トラップして見事にゴール。それまで破綻していなかったアルゼンチンの守備も疲れていたのだろうか。

それにしても素晴らしい試合だった。準決勝のオランダ-アルゼンチンに勝るとも劣らない攻防だった。アルゼンチンは4度のビックチャンスを一度もモノに出来なかったのが大きく響いた。イグアイン、メッシ、イグアイン(オフサイド)、パラシオ、いずれも魅入られたようにボールは枠から外れていった。唯一ゴールに向かったのはオフサイドになったイグアインのシュートだけ。逆にドイツは前半終了間際のヘベデスと延長前半のシュルレのシュートくらいしか入る感じの攻めはできていなかった。チャンスを外していると勝利の女神はそっぽを向いてしまうのだな、と、改めて思う。

MVPはメッシになったようだが、個人的にはロッペンかマスケラーノにあげたい気持ちだ。とくにマスケラーノは獅子奮迅の働きと言ってもいい。すごすぎだよマスケラーノ。

ついに4年に1度の宴が終わった。終わってしまったなぁ。ハイプレスのチリ、メキシコ、コスタリカ、超絶カウンターをも身につけたオランダ、ブラジルの崩壊、強烈な個の力で王様を担いだアルゼンチン、そして全てを兼ね備えた未来のサッカーのドイツ。素晴らしい試合がいくつもあった。これほど凡戦が少なかった大会も珍しい。一次リーグから面白い試合ばかりであった。

次はロシアだ。ロシアで、今度こそ日本代表の躍動する姿が見たい。今回の大会で、見えかけたような気がしていた世界の後ろ姿は、まだまだ手が届かない位置にあることがよくわかった。日本のサッカーも進歩したが、世界のサッカーはもっと進んでいた。その差をしっかりと見据え、実力を遺憾なくできるようなチームになって欲しい。ブラジルありがとう。本当に楽しかったよ。

ブラジル惨敗

ふぅ。負けたね。負けるべくして負けた。いくらチアゴ・シルバとダビド・ルイスが強くても、あそこまで距離が空いたらダメだろ。みんながブラジルの攻撃力を出したくて前がかりになっちまったってところ。ドイツ戦と全く同じだ。みんなが前がかりになりたがるくせに、攻撃の手段はドリブルで切れ込むしかない。ブラジルが負ける時は大体こんな試合が多い。前掛かりになっているのに動き出しが無く、パスの出しどころがない。だからロングボールに頼りがちになるのだけれど、そのロングボールもなかなか保持出来ず、たまたまうまく行った時にも途中でインターセプトされてカウンターを食らう。はぁぁ、どうしたんだろブラジル。

オランダはスナイデルが突然の怪我で欠場、ちょっと攻撃力が落ちるかなと思ったが、そんな穴を感じさせない攻めを見せた。特にロッペンはやっぱりすごかった。怒りっぽいロッペンだが、今大会のロッペンはとても楽しそうに見えた。良いチームだったんだろうな、と、改めて思う。これでオランダは無敗で3位となったわけだ。

さて、楽しかったワールドカップも残すところ後一試合。ワールドカップが終わりに近づく度に毎回感じることではあるが、なんだかとてもさみしい。次の宴まで4年待たなくてはならない。今大会は手数を掛けずにゴールに向かうチームが多かった。これはしばらくサッカーのトレンドになるだろう。技術は南米も欧米も差がなくなってきており、組織の欧米、テクニックの南米なんていうイメージはとっくの昔に消え去っている。そんななかで、あくまでも「個」を主体としたアルゼンチンが決勝まで残ったのは興味深い。アルゼンチンの「個」が、ドイツを上回るのか、それともバランスの取れたドイツが「個」をぶち破るのか・・・その結果は明日わかる。最後の試合、じっくりと楽しみたいと思う。

S20EVOインプレ

さて、とある事情で4000Kmも走っていないのにS20からS20EVOに履き替えることになってしまった俺。S20は4000Km弱で6分山程度だったので、最後まで使えば10000Km位は持ったかもしれん。今となっては推測でしかないけれど。

さて、そのS20EVOだが、乗った感じはS20とは結構違う。80Kmくらい走ったあたりから急激にグリップ感が出てくるのは一緒だが、そのグリップ感に大きな違いがあった。写真は200Kmくらい走ったS20EVO。

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まずフロント。フロントはS20よりかなりグリップするように感じた。単なるフィーリングかもしれんが、食いつきがかなり良くなった感じ。それでいてハンドリングが重くなるということはない。ケースの剛性が上がったというのはこんな感じなのかな?と思う。とにかくグリップしながら良く転がる感じ。

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リアは全く滑る感じがしない。どんなに倒しても恐怖感がなく、逆にヤバい感じ。リアは3LCから5LCになっているようで、サイドがよりグリップするコンパウンドになっているのかもしれん。写真のサイドの部分をみるとなんとなくわかるが、明らかに違う素材を使っている模様。S20もああいう部分はあったが、その巾が明らかに大きくなっている。

グリップ、倒しやすさは明らかにS20より向上している。ただ、グリップが上がったせいか、レイングルーブでのハンドルの取られ具合はS20より少々大きくなった。S20もかなり好みのタイヤだったのだが、S20EVOはそのかなり上をいく感じだ。この出来であれば、わざわざ冒険せずに次もこのタイヤで行こうか、と思わせてくれる。これでライフが10000km近かったら次もこれで決定だろうな。

アルゼンチン守った

いやぁ、アルゼンチンの守備、すごかったな。前がかりにならなければブラジルだってあのくらいは余裕でやれただろうに・・・アルゼンチンはメッシ以外の10人で守ってオランダを止めたのだから、全員で守備を出来たであろうブラジルなら、ドイツでも守れたかもしれん。残念だ。

おっと、アルゼンチンのことを書くつもりが、ついついブラジルへの愚痴になってしまった。それにしてもアルゼンチンは見事だった。オランダも素晴らしい。お互いが喉元にナイフを突きつけながら、相手のスキを狙っているような緊張感。ああいう試合はなかなか見られない。最後まで大きな破綻なしに行ったのもすごい。オランダは慎重になりすぎた感もあるが、メッシを中心としたアルゼンチンの突破力は注意を怠ったら最後という緊張感はあったに違いない。そりゃリスクは取れんよね。

それにしてもメッシは動かないな。オランダ戦も120分戦って10Km程度だったとか。人間、早足で歩くと1時間に6Kmは歩ける。2時間なら12Kmだよ。それより動いていないってどういうこと?それだけじゃなくて、パワーを貯めているのかと思ったら最後のほうは結構キレがなくなっていたし・・・アレじゃやばいよなメッシ。

さて、決勝はメッシが走るのか、それだけをじっくり見てみたい気がする。世界一を取るために走るのか、それともあくまで動かずじっとチャンスを狙うのか。さぁどっちだ。

ブラジル散る

既に世界中のサッカーファンの話題になっているであろうブラジルの大敗。あそこまで崩れたブラジルを初めて見た。スペインの大敗もエポックメイキングな出来事であったが、インパクトとしては今日の試合のほうが大きい。優勝5回の王国が歴史的な点差で大敗したのである。

だが、冷静に見ればこの敗戦も不思議でもないでもない。今回のブラジルは守備に重点を置き、攻撃はネイマールだよりのカウンターのチームだった。特に中盤でのきらめきは全くと言っていいほど感じられず、ノーアイディアの象徴とも言えるフッキが闇雲につっかけて行ったり無理なパスを通そうとしてインターセプトされたりする姿が目立った。判断は遅く、チェックの早い国にはあっという間に囲まれてしまう。目立っていたのはチアゴ・シルバ、ダビド・ルイス、マルセロ、ネイマールくらい。フッキは先に書いたとおり、まるで日本の香川のような動きでボールをロストし、チリ戦で途中出場したジョーなどは最悪の出来、初戦で出来の良かったオスカルも2戦目以降は期待を裏切り続けた。

全ては優勝を義務付けられたプレッシャーだったのかもしれない。今までもブラジルのコロッと負ける姿は何度もみてきた。強いと思われた前回はベスト8で退場者を出しオランダにまさかの逆転負け。その前はフランスに1-0で負け、2002年は優勝したものの、1998年はフランスに決勝であっさり負けた。それでもここまでヤラれたブラジルを見るのは初めてであり、少なからずショックである。

逆にドイツは勝って当然の素晴らしい試合をした。サッカーとはこうも簡単に点が入るスポーツだったのかと改めて思うくらいにすごかった。

さて、もう一つの準決勝はどちらが勝つのだろう。あくまで個の力を全面に押し出しつつ、1人の天才に運命を託す国が勝つのか、はたまたチームとして勝ちにこだわる国が勝つのか。個人的には南米には負けてほしくないのだが・・・・

とある事情でS20EVOに変えましたよ、ええ

前回の走りからかなり日数が経過してしまった。2週間も走らずにいたのは忙しかったからとか天気が悪かったからという理由ではない。マシンが入院していたから。入院と言ってもコケたんじゃなくて、走っていたら突然パンクしてしまいそのままレッカー移動されたから。

あまりに車が遅いので路肩を走ったらこのザマ。路肩走行のコストは3万円ナリ。高いね。まだ4,000Kmも走っていなかったのになぁ。泣ける。パンク修理という手もあったかも知れないが、釘とかが刺さったのではなくて2cmほど切れていたので修理はムリだろうと判断し、交換した。実は先週末には交換されていたらしいのだが、バイク屋からの連絡に気が付かずせっかくの週末を棒に振ってしまった。とほほ。

新しいタイヤは少し悩んだがS20がとても良いフィーリングだったのでS20を継続することに決定。そしたらS20は既にS20EVOとやらに変わっていた。ここでまた少し悩んだが、どうせだからフロントも一緒に交換することに決定。

これがその新タイヤなんだが、パターンは変わっていないので見た目は全く同じ。

このタイヤで今日もニセコに出陣した。

今日はとても暑く、また、北海道には珍しく湿度が高い日だった。パノラマライン方面も、登っていくまでは結構暑くてマイッた。パノラマラインは岩内側がガスがかかっていてちょっとがっかり。裏パノラマ2往復して帰った。タイヤのインプレは別の機会に。

本日の走行距離 330Km

アルゼンチンとオランダは強い

アルゼンチンは次第にその強さを表面化させてきた感じ。ゆっくり回している状態から、ここぞという時の攻めへの切り替えはいつ見てもすごい。メッシは相変わらずとんでもないし。ベルギーもとてもいいチームだったが、ほんのちょっとしたタイミングのズレというか、あの偶然をあのタイミングであそこに蹴られたらどうしようもない。アレをものにできるのがサッカーの強豪たる所以だろう。途中ベルギーに高さで押し込まれたが、なんとなく余裕をもって守っているようにも見えた。ボールを持った時に慌てて動かず、相手が動くまで待っているのがとても印象的。日本も慌てず相手を見ながら動いても良かったんじゃないのか?とか思ってしまう。

オランダも強かったが、コスタリカの注文相撲にはまってしまった感じ。それでも最後の対PK戦用GKには非常に驚いた。オランダは選手もさることながら、監督の戦術眼がチームの強さをより際立たせている。残ったチームを見ると、ブラジルはスコラーリ、ドイツはレーヴ、アルゼンチンはサベージャ、そしてオランダはファン ハールと、いずれも名将ばかりである。その他にもコスタリカのピント、コロンビアのペケルマン、メキシコのエレーラ、チリのサンパオリなど、ワールドカップを勝ち上がり、なおかつ世界に自国のサッカーを知らしめるには、監督の力が必要不可欠なのがよく分かる。ザックはとても良い監督だったと思うが、このような短期決戦での経験不足が出てしまったような気がしてならない。

さて、ブラジルワールドカップもあと4試合、どの国が優勝しても全くおかしくない実力国が勝ち残った。比較的順調な感じがするのはアルゼンチン、オランダだが、こちらのいずれかが準決勝で消える。ドイツ、ブラジルは満身創痍、特にブラジルは手負いのライオンという表現がまさにピッタリというような状態。そこに自国開催の強大なプレッシャーがかかる。ネイマールの離脱がどのように作用するのかは、蓋を開けてみないとわからない。

それにしても今回は面白いな。これでブラジルが優勝したら、最高の大会として語り継がれる感じがするね。

ああネイマール

ネイマールが離脱した。残念だ。残念でたまらない。ドイツ戦はチアゴ・シルバも出場停止だ。ブラジルはかなり苦しい状況になったと言わざるを得ない。負けんなブラジル。ドイツにも勝って欲しいが、やっぱりブラジルのサッカーが俺は好きなんだ。昔の華やかさは影を潜めてしまったが、ブラジルのサッカーが好きなんだよ。

このネイマールの離脱がセレソンに与える影響は如何程だろう。逆にまとまる可能性もあるが、戦力ダウンは隠し切れないだろう。ただ、ここまでのブラジルにチームプレイらしいプレイを見ていない気がする。ネイマールがいない今、若干守備に重点を置いてカウンターを狙うシステムに変えてくる可能性は高い。幸いなことにブラジルには強固なディフェンダーがそれなりにいる。中盤を見てもネイマールがいなくとも十分に強力である。そんなチームがお互いを尊重して戦っている姿を見てみたい。

さぁ、残りチームはどこだ。アルゼンチンとオランダが有力だろうが、ベルギーやコスタリカの番狂わせも十分に有り得る。楽しみだ。

開幕8連勝ってどんだけ強いんだ

マルケスが開幕8連勝を飾った。恐るべしマルケス。

相変わらず不安定な天候のアッセンだったが、そんなコンディションもマルケスには全く関係がなかったようだ。レース序盤のウエット状態でもバンク角は他のライダーより深く見えた。その分マシンが良いのだろうし、なによりライダーがモンスターということを表しているように思える。一時はオーバーランで2位に順位を落とすが、路面が乾くにつれぶっち切りの速さを発揮しあっという間にトップへ。その後は無難な走りでトップを維持した。

開幕8連勝はジャコモ・アゴスチーニ、マイク・ヘイルウッド、ジョン・サーティス、ミック・ドゥーハンに続き5人目らしい。一番新しいライダーでもミック・ドゥーハンなので、かなり昔の話である。ミックは1997年にシーズン最多12勝と10連勝を達成しているが、あと2勝でこの10連勝に並ぶことになる。さて、この怪物はどこまで勝つのだろうか。

準々決勝予想

さて、ついに5日の早朝から準々決勝がスタートする。そこで、これまでの勝利数、得点、失点を元に、独断と偏見に満ちた予想を展開してみようと思う。相手チームによって得点も失点も大きく変わるが、そんなことは気にするな。

まずは8カ国の勝利数を見てみよう。4試合全てに勝っているのはコロンビア、オランダ、アルゼンチン、ベルギーの4カ国。3勝はフランス、ドイツで、ブラジルとコスタリカは2勝しかしていない。おっとブラジル危うし。

次に得点。最多はオランダで12点、以降コロンビア11点、フランス10点、ドイツ9点、ブラジル8点、アルゼンチン7点、ベルギー6点、コスタリカ5点である。

最後に失点。最小失点は2点で、これはコロンビア、フランス、コスタリカ、ベルギーとなっている。この大会で4試合2失点って、どんだけ固い守備なんだ。3失点はブラジル、ドイツ、アルゼンチン、最多は4失点でオランダである。

これらデータを元に、勝ち数x3+得点-失点で点数を付けてみるとブラジル11、コロンビア21、フランス17、ドイツ15、オランダ20、コスタリカ9、アルゼンチン16、ベルギー16となる。このデータから見ると、準決勝に勝ち進む国はコロンビア、フランス、オランダ、アルゼンチンとなる。アルゼンチンはポイントは一緒だが、総得点の多さで勝ち抜けとした。以外にまともな結果なような気がするのは俺だけだろうか。このポイントから言えば、決勝はコロンビア-オランダとなってしまうな。うーん、俺はブラジルが負けるとワールドカップが終わったような気になってしまうので、ブラジルには頑張ってもらいたいのだけれど・・・

やっぱりメッシにやられたスイス、アメリカは追いつかず

今日の試合でベスト8が出揃った。奇しくも各グループの1位が全て勝ち上がるという結果に。順当といえば順当なんだろうけど、珍しい。どうもこれはこの形式になってから初めてのことらしい。

さて、今日もメッシはあまり動かなかった。動かないだけじゃなくて今日はボールもあまり触っていない様子。それでも最後の最後にキッチリと仕事をするあたりがメッシのメッシたる所以なんだろう。

で、ベルギー-アメリカ戦は寝落ちしてしまいまだ見ていない。明日、明後日と試合がないのでじっくり見れると思ったら寝てしまった。これからはスケジュールが飛び飛びになるので、俺の体力的にはかなり楽だ。

5日からは準々決勝が始まる。ワールドカップで一番面白い試合が続くのは、この準々決勝と準決勝と言われている。今大会は予選から面白い試合が多く、面白くなかったのはアジアの試合だけだったと言っても過言ではない。そんななかから勝ち上がってきた8カ国の激突がつまらないわけはない。ネイマールとロドリゲスの対決が楽しみなブラジル-コロンビア、0トップの新しいスタイルと何時にないまとまりで多くの選手が点を決めているオランダ-ドイツ、強烈なカウンターサッカーはハイプレス+ショートカウンターをまたもや餌食にするのか興味が尽きないオランダ-コスタリカ、メッシシステムを敗れるかアルゼンチン-ベルギー。すげー楽しみ。