いい世の中になったもんだ

日本人が採れない – タケルンバ卿日記

実を申せば、俺も外食に携わってい(た|る)。客に媚びるイメージがある接客業が人気が無いのは今に始まった事ではなく、バブルのころには既にそういう流れにあったのは言うまでもない。

なぜこうなったのか。それは多分にあの下らん最低賃金なるもののせいだと俺は思っている。昭和50年代後半、俺が大学のころのやっていたアルバイトは、なんと夜通し12時間働いて一日5000円だった。時給換算で416円。夜勤手当や残業手当も付いていたとすれば、時給単価はかるーく400円を切る。今からみれば「がびーん」である。物価も違ったかもしれんが、感覚的にはそんなに物は高くなっていない。ファーストフードの価格はほぼ据置きだし、町の定食屋もさほど変わっていない。大きく変わった最たる例は授業料かもしれん。俺が大学に入学したときの4年生は年間授業料がたったの9万円だった(国立で)。俺の年代で年間18万円である。仕送りは月5万円、それにアルバイト代2〜3万の7〜8万円で生きていた。今のやつらすざけるな。

おっと、話がそれたな。今から20数年前は時給なんて300円代だった。それが今ではどうだ。どんなに低くとも600円を切ることはなく、700円を超えている地域さえある。じゃ、売上はどうなんだというと、特段延びているとは思えない。さらには時給1000円を超えるような、どうすればそんなにバイトに金払えるんだアホンダラというワケワカンネーそしてラクチンそうな仕事さえある。最低賃金が高すぎるから生産性の低い商売で必要な安い労働力が手にハインネーんだよ。

その上、なんでもかんでもチェーン店みたいにして意味不明の中間部門に金を吸い上げられ、物流で一次二次三次位まで卸に中ぬきされ、サラリーマンからは有無を言わざずむしり取った金をダメダメ産業に補助金として差し出しているような、資本主義的社会主義国家だからこうなるんじゃないか。なまじっか資本主義の顔をして門戸を開けているから、本来はその社会主義制度で日本人に還元すべき賃金そのものも労力を厭わない外人に持っていかれるんだよ。最低賃金がせめて500円レベルにまで下がれば、どうしても生産性の上がらない仕事や職種だってどうにか生き残ることが出来るってもんだ。

というかだな、日本は中抜きする奴が多すぎだろ。例えば外食。いわゆる3ちゃん(じーちゃんばーちゃんかーちゃん)で飲食店を開いた場合、必要経費を差し引いた物が全て自分の収入だ。100万円/月の売上の飲食店で、雇われ店長の場合は材料費30万、賃金30万円、その他経費30万円となるが、今だとここにもれなく小売問屋の経費やら下手すればチェーン店のロイヤリティやらなにやらがどんどん上乗せされていく。だけど、純粋な3ちゃんの場合は材料費50万、その他経費30万でも店である程度食事を取ってしまえばそこそこに生きていけるはず。こんな店が増えれば安く物を提供できる所も増え、安い賃金でも生きていくチャンスも増え、低い生産性でも存続できる会社も増え・・・と、なるかもしれん。だから攻撃する相手は外人でも国でもなく、中抜きしてる野郎共と中抜きが多いのにあんなに高く設定された最低賃金だ・・・???

最低賃金なんて、国民の最低限生活を守るためという理由じゃなくて、ただ単に公務員が自分の給料が上がっていくのを誤魔化すために作ったもんじゃないかと思っている。俺が小さいころは「公務員にはなるな」と言われたもんだ。そのころは、そんなことを言われるくらい安い賃金でこき使われるのが公務員だった訳だ。それが今では清掃職員でも年収1100万円もらえたりするらしい。羨ましいのう。

全然話がまとまらないのでこれでヤメとく。

消費期限はあいまいなもの

消費期限などについて、ある人から聞いた話が面白かったので書いてみる。

消費期限賞味期限の使い分けは、御存じのとおり、概ね品質保持5日間を目安に、痛みやすい物には消費期限、そうでないものには賞味期限となっている。そして、消費期限は「これを過ぎたら食べちゃダメ」というもので、賞味期限は「ここまでならおいしく食える」という意味合いだ。この期日はその業界がガイドラインを定め、それに準拠しているらしい。ぶっちゃけていえば、販売する方で「ここまではOK」と勝手に決めちゃっている基準だ。

もっとびっくりしたのは、牛をまるごと一頭買って小売に卸す業者などは、その賞味期限を「●年」と定めているらしいということだ。その賞味期限は厳守されているようだが、その期限はこれもまた業者が独自に決めているものらしい。ということは、スーパーに並んでいる新鮮そうな肉は、実は数年前の物ということも十分あるのだろう。さらに言えば、卸は自ら決めた消費期限を厳守するため、それが切れた物は品質的に問題がなくとも廃棄処分にするらしい。表面はかなり冷凍焼け(水分が昇華して表面がパサパサになった状態)していても、その部分を掃除すれば中は十二分に品質を保っているので、これをタダで譲り受けてうまく処理すれば、かなり安い商品ができあがる。もしかしたら特売品などは・・・以下自粛。

結局のところ食料品の品質は、目利きが出来る人の手に委ねられていると言っても良いだろう。産地偽装の話が出るたび、併せて賞味期限も改竄していたなんて話が必ずといっていいほど出るが、このように、その賞味期限自体がかなりあいまいなものであることはあまり知られていないように思う。自分の利益ばかりを追い求められ粗悪な商品を出されるのも困ったものだが、非常に曖昧模糊とした基準が厳守されているかいないかで騒ぐのもなんだかピントがずれているように感じる。