否が応でもテンションアップ

今日はあのオージー野郎とのリベンジ決戦の日。意識しないようにしたいのだが、通常あまり感じないような複雑な思いが、否が応でもテンションをアップさせる。

アジアカップでのオーストラリアの試合ぶりは決して褒められたものではない。タイ戦も結果だけをみれば大勝だが、途中までタイに攻められっぱなしであった。決定力、スピードの変化、意外性などが少し足りずに、最後の最後でパワーに屈したタイ。まるでいつぞやの日本である。一年前のドイツでの試合の記憶を呼び戻させてくれるには十分な内容だった。

得点シーンでのオージー野郎のフィジカルは確かに強い。強すぎて腹立たしいほどだ。フィジカルにものを言わせて戦うスタイルは、俺のもっとも嫌いなスタイルだ。その大嫌いなスタイルでほんの少しの好機をモノにし勝ってしまう。日本には絶対に真似のできないであろう最高に憎たらしい戦い方は、俺の神経をとことん逆撫でしてくれる。

あんなくだらん戦術のチームに、日本はドイツで辛酸をなめさせられたのである。その複雑な思いが気分を悪くさせつつも、異様なテンションアップをさせる理由だ。この思いを消し去ってほしい。タイにチンチンにされるデカいだけの野郎共に負けてほしくない。

ヒドゥカ真っ青の体格であるオシム爺さんのピンポイント指導で勘所を抑え、タイより優れた技術、フィジカル、アジリティ、そして頭脳で完膚なきまでに叩きのめしてほしい。ボール回しでチンチンにしてありとあらゆる手段でゴール入れ、TVに向かって「ざまあみろ」と言えるようにしてほしい。

怨みをはらしてほしいのだ、俺は。コノウラミハラサデオクベキカ。

日本5得点(内1 OG)で快勝

ベトナムに先制されたときはちょっとやばいかなと思ったけど、時間をあけずに同点にできたのがよかったね。高原の活躍で、相手DFはどうしても高原からは目が離せない。その分他のFWが手薄になったのだろうか、巻に対するプレッシャーは比較的弱かったよね。というか、やっぱり心配するほどの相手じゃなかったというところかなぁ。

だけど、ベトナムのがんばりは何かで報われてもいいんじゃないかと思っていたら、UAEがやってくれました。UAEが勝ってベトナムは歴史的な日を迎えられたね。よかったなベトナム。

昨日の試合だって、技術的にもしっかりしているし体力もファイティングスピリッツもある。だけど経験がないせいか、強豪国(昨日の場合は日本)と当たると名前でまず気後れして必要以上に警戒してしまっていたように見えるね。だからその前の2試合ではあんなに元気だったのに、日本戦はガソリン切れみたいになったんだと思うよ。前に出てこれなかったのかガソリン切れなのかはわからないけどね。

さて、第一戦で引き分けて大騒ぎになったアジアカップだけど、他の強豪国と比べたら、日本はあまりにも順当な結果。最初の引き分けで3連覇に向けての必要なピースがそろったのかもしれない。あそこまで怒るのは、怒った後の結果を計算して「わざと」怒ったとしか考えられないもんね。選手もマスコミもファンも、オシム爺さんの術中にちゃっかりはまってしまった感じがするんだけど、どうかな。さすが爺さん、感服いたします。このままワールドカップもよろしくお願い申し上げます。

アジアカップ一次リーグ予想

各グループ2試合づつ終了した状態なのに、1次リーグを抜け出した国がひとつもないとはどういうことだ。というか、敗退決定がUAEとマレーシアの2つだけだなんて…優勝候補に上げられたオーストラリアは鳴かず飛ばずで韓国までも勝点1で最下位だなんて、誰も予想さえしていないよな。

とりあえず「ながら見」だけど全試合見ての決勝リーグ進出国予想

Aグループ
最終戦でイラクがオマーンを破り、勝点7で一位通過。タイ−オーストラリアはかろうじてオーストラリアが勝つが、得失点差でタイが2位通過でタイ国内は大フィーバー。個人的にはオーストラリアに抜けて欲しいような気もするけど、今大会のオーストラリアだったら別にどうでもいいや。

Bグループ

日本はベトナムに苦しめられるが、かろうじて勝って1位通過。ベトナムが必要以上に日本を意識しているせいか決定的な場面でシュートを外しまくり。助かったね。カタール−UAEは、UAEが最後の最後で意地を見せカタールに快勝。結果ベトナムが勝点4で2位通過。ベトナムもお祭り騒ぎもう大変。

Cグループ
他の開催国はがんばったけど、マレーシアはちょっと弱すぎ。最後もイランにケチョンケチョンにやられて全敗。ウズベキスタン−中国は、中国の選手が退場者を出してウズベキスタンの勝ち。ウズベキスタンの選手に「おまえ段ボール食ったのか?」といわれた事が原因かどうかは定かでない。よってイラン1位、ウズベキスタン2位。

Dグループ
韓国はインドネシアと1−1の引き分けで万事休す。サウジ−バーレーンも1−1の引き分け。バーレーンとインドネシアは勝点4で得失点差、総得点でも並ぶが、直接対決でインドネシアが勝っているため、サウジ1位、インドネシア2位で終了。インドネシアの国民の休日となる。

気候はそろそろ他の国も慣れてきてるようで、ホームでの優位さは薄れてきてる。これからは次第に実力差が出てくるんじゃないかな。見たところではやっぱりイランが強いね。だけど勝てない相手じゃないから。残り4つ勝てば優勝だ。負けんなよっ。

ベトナム戦も頼むぜ

今はアジアカップUAE戦開始2時間前。大事な試合だが、結構楽観視している。今大会の他国と見比べた場合、日本はかなりレベルの高い試合をしていると思う。全ての試合をじっくりと見たわけではないのだが、日本以外でいいと思ったのはベトナムくらいで後はさほど印象に残っていない。レベルが高いから勝つとは言えないが、他国の視線で見た場合、日本に勝つのは非常に難しいというのが素直な印象だ。経験の少なさがつけ入る隙であったかもしれないが、先の試合で痛い目にあったことでその隙もかなりの部分が埋まった(と思いたい)。

オシムは、負けない確率と勝つ確率いずれもが一番高くなる方法を選択するのが非常にうまいと思う。素人判断でオシムの思慮深さを推測するのもなんだが、今大会で言えば一番負ける確率が高いだろうカタールには1トップで臨みどんなに悪くとも引き分け獲得の確率を上げる。多分今日は、2トップにしても負ける確率はさほど落ちないと踏んでいるのではないか。だから、オシムがベトナムにどんな布陣で臨むのか、とても興味がある。その布陣で、ベトナムの実力をどう判断しているかわかるからだ。俺はUAEやカタールよりベトナムの方が要注意だと思っている。だけど、まるで小型日本だから、順当に日本が勝つと思うけどね。

さて、試合が始まった。巻が先発ということは、1.5トップという感じで攻撃力を上げつつ守備力も下げないというところか。

思ったよりUAEの出足が速いのか、ちょっと差し込まれたりしているが今のところ問題なし。カタール戦より単独で切り込まれていくシーンが目立つがその分日本は点をとりやすいはず。なんて思っているうちに高原のゴールが決まった。すごい。攻めているんだけど入らない日本じゃない。一瞬にして点が入るニュータイプJapanだ。

ああっ。2点めもものすごい。すごすぎて鳥肌立った。ディフェンダー、キーパーともに反応さえできていないじゃないか。高原が戻ってからワールドクラスなゴールをいつも見ているような気がする。点が取れるようになった日本がアジアのどの国に負けるというのだ。どうだ、アジアの各国よ。日本は強いだろう。勝てるか日本に。

ちょっとUAEのラフさとジャッジの不安定さが目につくが、UAEだって必死だし、アジアの審判なのだから致し方ないだろう。怪我をしないよう注意しながらこのまま勝ってくれ。と思っていたらPKかよ。キッカーは俊輔。あちゃー、シュートスピードが速いねー。

前半終わって3-0。よほど馬鹿な事をしない限り負けはない点差だな。調子に乗らずにいやらしく戦ってほしい。いやらしく戦ってバンバンファールをさせてカードを切ってもらえ。そして退場者を出させて息の根を止めてしまえ。おお!期待どおりに退場者だ。アレ?啓太、大丈夫か?

UAEレベルの国が10人では、まず日本に対抗出来ないだろう。かなり安全圏に入った感じ。日本はベトナムより一日休みが少ないんだから、後はベトナム戦に備えて適当に流しておけばいい。カタール戦の前半のように回せ。って、おい、休みすぎだよそれじゃ。まぁ1点くらい御愛嬌としておくかね。しかし高原がいなくなると、急に得点の匂いがしなくなるのはどういうことだ?なぜ攻められているのかといえば、中盤が上がり過ぎで戻ってこないからだ。俊輔もヤットも憲剛も守りになると消えているからだ。スペースが空きやすい10人相手にボールを失った時の事を考えずに攻めてばかりではカウンターも食らうよ。10人相手ってこういうことがよくあるんだよな。

ああ、啓太ダメかよ。かなり予想外だな。2点差だから焦らなければそんなに恐れる必要はない。だけど、今までいつもいた選手が抜けるのは何が起こるかわからない確率も上がる。もう一人退場になればおしまいなんだけどなぁ。さすがにそれはないか。啓太、大丈夫かなぁ。

3-1のまま無事終了。最後の10分は落ち着いたので安心して見ていられたな。さて、予選最後はベトナムだ。負けなければ予選通過だけど、どうせだから勝って文句無し一位通過で頼むよ。問題は啓太の具合だなあ。高原も大丈夫かな?

勝点1だが負けてはいない

最後の最後で勝ちきれなかった日本。途中まではレベルの違いを随所に見せていただけに、とても残念な結果だ。特に後半5分あたりから40分くらいまでは「やっぱり日本は強いな」と思わせるには十分な試合運びだったと思う。ああそれなのにそれなのに。

後半にカタールが少し前がかりになってできたほんの少しのスペースをうまく使い素早いパス回しでカタールをチンチンにする姿は、まるでキャプテン翼に出てくる「鳥かご」だ。特に得点シーンなどは、相手にしてみればほぼ防ぎようがない「こりゃたまらんわ」というような点の入れかたであったように思う。カタールもほんの少し寄せが遅れ気味になっただけだし、その遅れだって日本がワンタッチツータッチでパスを回すことによって出来たもので、おおきく何かが破綻したという事ではない。それでもほぼ狙った形で点をとってしまう日本に、脅威を感じた国は多かったのではないか。

しかしやはりサッカーである。最後の最後、ちょっとしたミスから同点にされてしまったのは、「うぬぼれるな、最後まで気を抜くな」という神さまのおぼしめしかもしれない。

勝点は1しか取れなかったが、日本のポテンシャルの高さを見せてくれた試合だったと思う。だが、星勘定や前の試合を見る限りでは、ベトナムは要注意である。次も負けたら終わってしまうUAEは、日本に対して全力で向かってくるだろう。

実力は高くとも消えていくチームは数多くある。とにかく負けずに勝ち星を取っていって欲しい。そして、願わくば決勝リーグで、オーストラリアにドイツのリベンジをして欲しいのだよ、俺は。

今日はアジアカップ初戦

7月7日からアジアカップが始まっている。今日の日本戦の前に既に3試合終わっているが、波乱のスタートといってもいいかもしれない。イラク、オーストラリアは先制されてかろうじて引き分け、UAEにいたってはベトナムに完敗と言ってもおかしくない結果だった。日本も足元を救われないよう、気を付けて戦ってほしいと思う。準備期間が少ない事が不安視されているようだが、先の3試合を見ると、案外準備不足だと認識しながら負けない戦いかたをしたほうがいい結果に結び付く様な気がする。

タイ、ベトナムの試合をみると、もはや技術的に大きな差はなくなりつつあるように思う。アジアカップも年々面白さが増してきてきている。日本の試合だけじゃなく、他の国の試合も面白い。アジアカップをBSで全試合放送してくれるのは本当にうれしい。この試合を基準に、次のワールドカップ予選を占うのも楽しい。

ベトナムの気候は思った以上に厳しいのだろうか。高音多湿には中東の選手だって慣れているはずなのだが、イラク、UAE、強いていえば勝ちきれなかったオマーンもこの気候に苦しんでいるようにも見える。日本も電池切れにならなければいいが。

とはいいつつ、コンディションが整えば日本が負けるとは想像しにくいのも事実。たった3試合見ただけだが、日本のレベルとはちょっと違うように感じたのだ。始まってみないとわからないが、2000年大会のように頭ひとつ抜けた試合を見せてくれるのではないかと密かに期待している。

もうすぐアジアカップ

もうすぐアジアカップが始まります。前々回はサウジとの決勝こそ、少し緊迫した感じがありましたが、後は圧勝。前回は逆に決勝は超楽勝でその前のバーレーン戦はノーガードの殴りあい、その前のヨルダン戦は川口の驚異的なまぐれでやっとこさの勝ち上り、全体を通して見てもイライラと手に汗握る緊迫感とが変な具合で融合した大会でした。

さて、内容はともかく2連覇で迎えるアジアカップ、そのメンバーはスポーツナビ | サッカー|日本代表|日本代表チームメンバーで発表されている通りです。

うーん、前田見てみたかったなぁ。今回の爺さんは、物理的な練習時間が少なくなれば頭を使わせるなど、やる気(勝つ気)満々に見えます。ジーコの時から見ても、対戦国ごとに詳細な対策について監督から話があったなんてなかったように思います。それほど「勝ち」に来ている感じがします。だからメンバーもどちらかといえば冒険はせず、今まで見てきたメンバーの中でベストを組んだ感じですね。アジアカップの後は一旦緩め、次の締めはワールドカップ2次予選あたりかな?

代表クラスくらいの個性の強いメンバーになると、チームにしたとき何かが欠けているような感じがしたり逆に埋まっているようで試合になると穴が空いたりすることがままあるように思うのですが、爺さんの場合は時とともにチーム自体の網が大きくなり且つ網の目は小さくなっているように感じます。

なんだか今回のアジアカップ、ものすごく楽しみです。

稲本はトップ下だったのか

トップ下稲本は消化不良/親善試合 – サッカー日本代表ニュース : nikkansports.com

先日のキリンカップのコロンビア戦は0-0の引き分け。オシム爺さんは前半をカミカゼシステムと言っているようだが、そうであれば後半はニンジャシステムなのか?なんだかんだ言っても、この試合はどんなに悪くても引き分けという爺さんのプランどおりだったのじゃないかな?

コロンビアはうまく、強かったと思う。前半は押し込まれる場面も結構あった。人数はそこそこいるのだが、ディレイも思ったようにならず切り込まれる。まるで「この道はいつか来た道」だ。イナが出るとなんだかボランチのスペースがぽっかりと空くことが多いような気がするのだがどうだろう。

なんて思っていたら、イナはトップ下だったのか。やけに下がってこないなぁと思っていたのだけれどまさかトップ下だったとは思いもよらなんだ。だけどイナは歩いている姿が多く、コンディションはイマイチっぽかったのは本当に残念。イナよりも他の中盤がいまひとつバランスの悪いポジショニングだったのが良くなかったのかなぁ。最終ラインが下がりすぎだったのかもしれない。

それでも前半後半とも何度かピクシーがいたころのユーゴのような美しい攻撃が見られたのはよかった。このような攻撃を見る回数が次第に増えてきているような気がする。やはり強くなっているんだろうな。

アジアカップが楽しみだ。

山形勝ってりゃ1等だった

第279回のtotoは、ナビスコカップの試合が対象だったりしてtotoBigは無かったのだけれど、なんとなく適当にtotoを買っていた俺。

試合の結果を見ていると、以外と順当勝ちが多い感じがしたんだね。大体俺は大穴なんて狙う方じゃないので、totoを買うときも結構硬いところしか狙っていない。この順当な結果を見て、なんだか3等くらいはあたっているかもと思いながら結果をみてびっくり。

結果
拡大

山形が勝ってりゃ1等だったのね。ああ、残念。

で、1等とそれ以下の賞金はこんなにも違う。

1等 1,010,659円
2等 3,708円
3等 500円

うへっ。100万から一気に1/300だよ。ああ、所詮俺のくじ運なんてこんなものだね。3等が500円って言うのは、かなり順当勝ちが多かったんだよな。山形の試合を選ぶとき、なんで右手人差指が震えなかったんだろ。ちょっと震えるだけで100万だったのになー。このバカ人差指め。

本田の超弩級FK

見た人も多いと思うけど、5月16日に行われた香港戦で、本田圭佑が決めたFKがあまりにもすごい。

TVで見ていても一瞬球を見失ったくらいだから、相手GKはさぞ驚いた事だと思う。

しかし、ボールってあんな変化するのか?俺の弱い脚力だと、ビーチボールくらいの軽いボールを蹴ったときにはああいう変化をすることがある。だけどそんな変化をサッカーボールでさせるなんてどういう脚力なんだよ。脚力だけではなく非常に正確なミートも必要なわけで、とにかく驚いた。見ていて、つい「おおー」と声がでちゃったもの。

俊輔MVPとメッシの5人抜き

大方の予想通り、俊輔がスコットランド・プロ選手協会選出の年間最優秀選手(MVP)に選ばれたね。すごいね。ドイツワールドカップでもこのくらい…というのは止めておこう。あのときがあったからこその結果だと思うから。

ここで満足するような選手ではないと思うので、日本に俊輔ありと言われるように、「アジアの試合には俊輔が出てこないことを祈る」なんて他のアジアの国から言われるようになってもらいたいものだ。

話は変わるけど、最近ちょっと驚いたのがこれ。

いやはや、なんと表現していいものか。

メッシのドリブルって、足の回転とボールタッチの回数が尋常じゃないよね。今回のようなトップスピードの場合はボールタッチ回数がすこし減るけど、二歩に最低一回は触るみたいなドリブルするじゃない。それでいて、足の回転は早送りを見ているように速いときてる。あれは止められないよなぁ。あんな選手、いつか日本にも表れることがあるんだろうか。出てきて欲しいね。

爺さんの苦言

ペルー戦後 オシム監督会見

オシム爺さんのペルー戦後のインタビューで、爺さんの思慮深さ、目標の高さに改めてうなってしまいます。

ペルー戦をみて「代表が進化していない」という感想を持つ人はあまりいないでしょう。しかしオシム爺さんはもっともっと上を見ているようです。それが顕著に表れていると感じたのはこの部分。

自分こそがチームの攻撃の起点であると思い込んだ選手、ボールをトラップして周りを見渡し、どこにボールを出そうかと、そういうプレーをする選手が1人いれば、相手チームにとっては、その選手1人をマークすればよいことになる。

うならされる言葉です。思えば今までも、攻撃の起点となる選手が封じ込められ苦戦を強いられたことは多々ありました。ためを作りボールを散らし攻撃の起点となる選手がいる、それは悪いことではないでしょうが、本当に強いチームと当たった場合にその選手が機能しない場面を何度見てきたことでしょう。そして敗因として「中心選手が機能しなかった」としか言及されない現状も。

その解決策を、練習やこのようなメッセージに散りばめて浸透させていく爺さんの手腕には、本当に感服致します。

逆を言えば、爺さんの俊輔に対する期待の大きさを表しているように思えます。もっとプレスの速い強豪と対戦したとき、今のお前の力だけで打開できるのか?もっとシンプルに素早く出来るようになったら、お前は今よりずっと重要な選手になってチームも強くなるんだよと。

それから、非常にうがった見方をすれば、今回のペルー戦でジーコとの違いを明確に表現したと言えるのではないでしょうか。布陣、メンバーともジーコのときと酷似しています。同じような布陣、選手を使ったってここまで出来るんだよと示唆しているようにも見えます。高原もこのチームに関して、かなりのいい感触を持っているようです。試合を見ていた人だって、あのチームがメンバー以外でジーコジャパンに酷似しているように思った人はあまりいないんじゃないかな?

こんな人に監督を引き受けてもらったことを、改めて感謝しなくちゃならないよな。

快勝といってもいいかも知れんな

既に御承知のとおり、日本代表がペルーに2-0で勝利しています。得点だけで言えば、2点とも俊輔のFKから、得点はいずれも得点力不足と騒がれていたFWが決めています。高原の2点めにはちょっとびっくりしました。トラップ後に振り向いてのシュートなのに、同じような位置にいた中澤より速く蹴り込めるなんてね。やっぱりFWは瞬間的なスピードが速いんだな。

1点目のきっかけになったのも高原がもらったファウルなんですが、あれにしたってユニフォームを引っ張られた後に、後ろにいるDFにいったん体をどかんとぶつけているんですね。なんというか、その瞬間的な動きって本当に速いんですね。

試合自体はペルーが個人技以外では特に見るべきところもなく、ある程度形のできつつある日本にとっては、あまりいい練習にはならなかったように思います。漠然と感じたことは、高原、遠藤、俊輔の以前からの代表レギュラークラスと、阿部、巻あたりのオシム秘蔵っ子グループがちょっと噛み合っていないかなってところです。当然、中澤もちょっとギクシャク気味。これは4バックによるポジションの変更や俊輔・高原が入って間もないことなどが大きな理由でしょうから、時間とともに解決されていくでしょう。

少々気にかかったのは、中澤が相手FWに振り切られそうになる場面が何度かあったこと。これは加持が高いポジションを取っていたことや、闘莉王やボランチのポジションが関係しているんだろうけど、ちょっと危うい場面が多かったように思います。ペルーに個人技があるってのも当然あるんだけどね。

あと、終了間際にでてきた若い選手が元気いっぱいだったのはうれしかったな。U-22は当然次の代表に一番近いんだし、そのメンバにもすごくいい選手がいて、その選手がA代表で元気いっぱい動くなんて最高じゃないか。

試合後に放送されたスーパーサッカーで、生出演した俊輔が「監督が目指しているサッカーってのは、選ばれたメンバを見れば大体わかる」って言っていましたね。そして「前の代表はポジションに一番いいメンバーを当てはめた感じで、オシムのメンバーは人が動いた後に自分がどのポジションを取るのがベストなのかを考えるのに長けたメンバー」みたいな事も。

身体能力的にあまり有利でない日本が勝つためには、簡単に言えば人数を増やしちゃえばいいんだけど、そんなのルール上無理。じゃ、どうするかといったら、攻め守りともに相手より速くかつ人数をかけてできるようにしちゃえと… そのためにはポジションチェンジと正確なカバー、それを考える能力、そして絶対的な走力が必要なんだってことなんだね。これがオシムのジャパンサッカーが世界で闘うためのソリューションで、俊輔はそのソリューションを選考されたメンバの特性から読み取ったってことなんですね。

しかし、前日のオシム監督の会見には笑えますね。

9人(の力)を合わせたよりも2人の方が有効だとお考えだろうか。そうなら2人に任せて、私はこの仕事を辞めた方がいいな。皆さんがワールドカップ直後にどういう記事を書いたか、もう一度お読みになったらどうか? 無くしたのなら私が探して、コピーして差し上げてもいい。

だいたいジーコの腐ったミカンとか題名のついた週刊誌の記事だけど、あっためておいた記事を、単に話題欲しさ売上げ欲しさに、俊輔・高原の選考に時期をあわせて掲載したんでしょ。記事自体読んでいないからはっきりしたことは言えないけどさ。そんな浅ましいことばかりしているからオシムに突っ込まれるんだよ。もう少し学習したら?

今日はペルー戦だな

今日はひさびさの代表戦。今まで作ってきたベースにアクセントのあるメンバを入れて、どんな化学反応が起こるのかとても楽しみな一戦。

前監督のときには素材の良さだけでいい料理を作ろう、というか、素材を集めたら素材が自分で料理しろみたいなチームの作り方だったけど、爺さんになってからはきちんとダシをとってベースになるうまいスープを作り、その中にベースに合う主食材を下ごしらえをしてから絡み合わせておいしい料理を作ろうとしてる感じ。最高だね。

料理になぞらえて言えば、うまいベースを主食材になるような食材から作ることなんてまずないよね。煮込んだりして旨味を取り出し、ベースにするわけ。そしてそのベースは、味が喧嘩しないよう主食材の味をより引き立てるものでなくちゃおいしいものは出来ない。そんなおいしい料理ができあがっていく様を間近で見ている感じがとてもうれしい。

代表を呼ぶときだって、市場じゃなくて生産現場に直に足を運び、自分の目で食材を吟味してる。すごいよな。それもただ足を運ぶだけじゃなくて、俺が作る料理にはこの味が欲しいからこんな感じになるように育ててくれということをとてもうまく伝えているように思う。その要求は選手は元より、クラブ、サッカー協会にまで及んでいる感じがするのがまたすごい。

次のワールドカップ予選はあっという間にやってくるから、今年中にはある程度の形になっていないとダメなんだろうね。爺さんの頭の中には具体的な完成型があって、ちゃくちゃくとその完成型に向かって準備してるんだなぁ。あのお荷物と言われていたジェフが強くなったのも当り前なんだね。

爺さんが監督になって、ベース作りのころの試合でさえなかなか面白かったのに、これにアクセントとなる味が入ったらどうなるんだろう。興味は尽きないな。

ペルー戦代表メンバ

スポーツナビ | ニュース | 中村俊、高原を初招集 ペルー戦=サッカー日本代表

ペルー戦の代表メンバ第一回目が発表になりましたね。海外チーム所属では俊輔と高原が選出ですか。中田は呼ばないのかなぁ。このDFラインに中田が入ったらどうなるのか、見てみたいんですけど。松井もまだか。

俊輔、高原はWカップ以降好調をキープしていますから、楽しみです。料理であれば下ごしらえはある程度進み、これから主材料を入れて絡めていくってところなんでしょうか。爺さんによってチームが作られていくのがよくわかり、どんな味になるのか興味はつきません。しかし、FW登録が一人って笑えるよね。

爺さんは

今まで呼ばれているのに今回呼ばれなかった選手に関しては、ここ数試合の調子を見てのイエローカードだと思ってほしい。

なんて、選手選考でさえ選手にメッセージと考えることを要求してます。ほんとすごいわ。調子がよければ誰でも呼ぶし、誰がきたってチームとして機能させることが出来る自信があるということなんでしょう。

ああ、こういうのを見るたびに、前の監督が如何に無策で何もしてこなかったのかがよくわかってしまいます。爺さん、日本をもっともっと強くしてください、たのんます。