白バイをなめたらアカン

ごくろうさん人身御供と、白バイから逃れた話を書きましたが、こんなことめったにあるもんじゃございません。いつもはこんな感じ。

私の職場に、暴走族に入っているヤンキーな兄ちゃんがいました。そいつは身の程知らずな大馬鹿野郎で、なんと免許取りたてで出たばかりのGSX400Rを買いましたとさ。そのヤンキーはオイラにこうのたまいました。

「おやじまんさ~ん、一緒に走りに行きましょうよ~。ぶっちぎってやりますよ~。

自信満々なヤンキー君。暴走族に入っているから、自分はバイク乗るのがうまいとでも思っていたんですかね。いいのか?そんなこと言って。またがってる姿だけでってわかるぞ、お前。

オイラはヒクヒク引きつりながらも平静を装って、こう言ってあげました。

「おれとかぁ?死ぬなよ。」

ということで、そのヤンキー君とオイラは、一緒に走りに行くことになりました。ステージはオイラのホームグラウンドの早坂峠。

しばらくは一緒に走ってあげましたよ。オイラってやさしいなぁ。でも、きつ~いお灸も据えてあげないとね。ということで、せぇのでアクセル全開! ヤンキー君はコーナー2つではるか後ろ。

(オイラの回想)

あのね、40000Kmも走ったポンコツバイクにね、最新鋭のレーサーレプリカでついて来れないなんてね、とっても恥ずかしいことなんだよ、ヤンキー君。暴走族なんだろ?少しは速く走る練習しろよ。どうせだからチョッとづつオーバーペースに持っていって、コケさせちゃおうかな~。でも、新車壊したら、バイクがかわいそうだし…
(ヤンキー君には全然温情なし)

ということで、ぶっちぎりして峠の上で待ってあげました。そこでショックを受けているヤンキー君に岩魚の串焼をおごってあげました。おお、俺っていい奴。

いい気分での帰り道、対抗車線で白バイに捕まっているご愁傷様なライダーがいました。白バイはちょうどキップを取り出しているところでしたので、コーナー2つくらいはゆっくり走って追っかけてこないことを確認し、アクセル全開!

さて、そろそろ峠も終わり、スピードを落とそうかと思ったその瞬間です。バックミラーを覗くと、膝を路面にこすりつけんばかりにバンクさせた白バイが、コーナーからはじけ出て来ました。白バイって、フルフェースのヘルメットじゃないので、顔の表情わかるんです。その白バイ隊員、口元が笑っていたんですよ、フルバンクさせた状態で…

その白バイのコーナーの脱出スピードと、表情を見た瞬間、私は「コリャダメだ、かなわね~」と観念したのでした。

バイクを停め、あえなく御用です。

「追っかけてこないと思ったのか~。」と、とってもうれしそうな白バイ隊員。
「ええ、まぁ・・・」と、神妙なおやじまん。

タイヤのサイドが、熱で溶け出していましたがな、その白バイ。

ああ、白バイは速いぞ、マジで。なめたらアカンで。でも、白バイは、どんなに飛ばしていても免停前のスピードでメーター止めてくれるんですよ。知ってた?

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