U-21とかなでしことかベガルタとか

今朝このサイトのアクセス数を見たら、朝なのに既に普通の日くらいのアクセスがあった。なんだべーと思って調べたら、LINEデビューしてみて驚いたというエントリが変人窟で取り上げられていた模様。こういうの久々だね。

話変わって現在開催されているアジア大会で、U-21男子となでしこはともに決勝トーナメントに駒を進めた。男子はイラクに敗れはしたもののまずまずの強さを見せて2位通過。決勝リーグ初戦はパレスチナで、その後は韓国-香港の勝者だ。簡単な試合ではないだろうが、決勝まで進む可能性はそれなりに高い。なでしこは若手育成を兼ねながら、比較的余力を残しながらの突破で、こちらはかなりの確率で決勝まで進むだろう。このブログで調べてみたら、2006年12月15日のエントリのあたりはまだ北朝鮮と中国に追い付いていなかった。それがどうだ。今ではワールドカップで優勝し、優勝が当然みたな状況になっている。すごい進歩だよな。

それに比べ、ベガルタは泥沼の5連敗だ。個人的にはかなり期待していた野沢だけど、彼が来てから調子が落ちているような感じ。不思議だ。気が付くと、手倉森監督の退任あたりから感じていた不安1現実1現実2になってきている状態だ。このまま行くと降格争いの中に飲み込まれるだろう。その状態から這い上がってくる力強さは今のベガルタには無い。ここで踏みとどまらなければかなりヤバイ。

頼むよホント。

代表ユニフォーム考

ワールドカップを見ていて、代表のユニフォームには大きく分けて2種類あることに気がついている人も多いのではないかと思う。どういう2種類かというと、パツンパツンタイプとゆったりタイプである。

パツンパツンタイプの代表格はウルグアイ、チリ、カメルーン、コートジボアールなどだろうか。とにかく上半身にピッタリと張り付くアンダーウエアのようなやつだ。上半身がガッチリしているからパツンパツンになるのかと思っていたが、かなりのメンバーがピッタリとフィットしているので元々そういうタイプなんだろう。あれってカッコいいんだかそうでないんだかよくわからん。ほぼ南米とアフリカ勢で、アジア、ヨーロッパにはあまり見られない。ダボダボだとユニフォームを引っ張られるからかもしれん。

女子のユニフォームでは見たことがないのは言うまでもない。

U-21初戦突破

アジア大会のU-21代表はクウェートを4-1で撃破し、見事初戦突破した。この年代の試合は初めて見たが、その技術の高さは改めて言うまでもないレベル。日本の選手は本当にうまくなったなぁと思う。パススピードもそれなりに速い。クウェートはそんなに強いというわけではないので、より一層日本の技術の高さが目立った。

さて、次はこの年代のアジア最強ではないかと言われるイラク戦だ。本気のイラクと戦ってみて、初めて日本の実力が分かるだろう。初戦を突破したので予選はイラク戦の結果に関わらず通過する可能性が高くなった。イラクも当然勝っている。どちらも必要以上な緊張もなく戦える条件は揃ったわけだ。

アジアレベルではモタモタして欲しくないのは本音だ。それでもアジアは難しい。中東勢の身体能力に組織力と確かな技術が加わったイラクはかなり強いだろう。しかし、日本の目指すところはもっともっと上だ。この年代の中からどんどんA代表に出てきて欲しい。そのためにはこの段階でもたついている場合ではないのである。しっかりと戦ってその力を見せて欲しい。

ああ、あと、日本の解説者は勝っていても手を抜くことを非常にいやがるが、この風潮は如何なものかと思う。勝っているのであれば、次の試合を見据えてペースを落とすことも重要だろう。集中力を落とさないようにしながらペースダウンが出来ないというのは、結局のところ試合の流れが読めないということである。これは強豪との大きな差として言われていることだ。手の抜き方も覚えないと強くはなれないと俺は思っている。

機能したのではなく相手が弱かったと思うべし

アギーレジャパンの2戦目は2-2の引き分け。武藤の見事なドリブルシュートとこれもまた見事な柴崎のボレーで2点は取ったが、不要なファウルと予期せぬハンブルで2失点、ウルグアイ戦に引き続き2点をプレゼントしてしまった感じだ。

ウルグアイ戦と比較すれば、柴崎の投入もあって球はそれなりに散っていたように思う。パス交換もかなり良くなったように見える。だが、相手の流れになった時に押し込まれっぱなしになってしまう。これはポゼッションを高めようとした場合によく見られる光景だ。ウルグアイの時のほうが攻め込まれる場面が少なかったように感じるのは俺だけだろうか。攻めは良くなかったが攻められる場面も少なかったのがウルグアイ戦だったように思う。それと比較し、今日の試合は攻めた分疲労もあっただろうがセカンドボールが全く拾えない場面も多く見られた。前がかりになったときにボールを取られて危ない状況になったのも何度かあった。攻めるということはリスクを伴うのは言うまでもないが、リスクを取り過ぎかもしれん。

また、アギーレの戦い方はMFのセンターとサイドのFWがかなりの運動量を要求されるようで、細貝は途中で押さえが弱くなり田中と交代、本田は最後まで走り続けたがあそこまで走る本田を初めて見たような気がする。長友も酒井高徳もよく走っていた。

アギーレはアジアカップまでの試合は選手見極めのために使うみたいなことを発言している。こういうことが言えるようになったことは進歩だろうから、その状況を理解できる協会やマスコミ、サポーターの後押しが必要不可欠なのは言うまでもない。ウルグアイ戦を見て「アギーレはダメだ」みたいな意見も散見されるが、まずはアジアカップの成績を見極めることが最低限必要なことだと思う。個人的には結構好きだけどな、この戦い方。

初戦は期待を含んだ完敗

アギーレジャパンの初陣は0-2の完敗。ちょっとしたミスがそのまま失点につながるシビアな試合で、特に代表に初選出されたメンバーにはとても貴重な経験だったと思う。やはり強豪との対戦は何物にも替えがたいというのがよく分かる試合だった。

内容では細貝、田中がとても効いていた試合だったように思う。皆川もとても良かった。吉田、本田、岡崎、長友、森重はいつもどおりでまずまずだったが、酒井は肝心なところでクリアボールを中に入れてしまうというミスが出たのが残念。坂井も悪くはなかったが、ちょっとトラップが大きくなったのがそのまま失点につながったのは悔やんでも悔やみきれないだろう。

後半途中から選手を交代させたが、話題の武藤はチームにフィットしていないようだったし、柿谷も相変わらずなんだかチグハグ。効いていた田中を下げたことでチームのバランスが崩れたのがはっきりとわかった。最後に出てきた森岡はもう少し長い時間見たかった選手だ。

今日の試合では初選出組で松原と柴崎が使われなかった。柴崎はウルグアイのようなハイプレスの相手と戦ったときにどんな動きが出来るのか見たかったが、かなわず残念だ。

それにしても、世界と戦うには、まず当たり負けしないことが最低限必要なことを改めて認識させられた。相手を背負ってもキープできなければ勝負にならない。その点でも皆川は及第点以上のものがあったと思う。武藤はあの惜しいシュートは良かったが、それ以外ではかなり消えていた。あの強さがあってもブロックを作ってしっかり守るウルグアイ相手では、まだまだ力不足に思える。

とはいうものの、初戦としてはまずまずの出来だったように感じた。特に全体的に良い距離感でプレーしているように見え、時間とともに自ずと結果が出てくるような気がする。

さて、次はベネズエラ戦だ。ウルグアイほどではないにせよ、ベネズエラも南米の強豪である。どんな試合を見せてくれるのか楽しみだ。柴崎が見たいなぁ。

オンダゴーーーール

オンダが開幕戦でゴールした模様。なんだかんだ言ってもきちんと仕事してくるのがコイツなんだよな。大したもんだ。ちょっと残念なのが、一年遅かったかなぁってこと。ワールドカップイヤーはいろいろありすぎたんだろうな、と、改めて思う。得点シーンでの駆け上がりはなかなかの走力だった。

ワールドカップもそうだったけど、ACミランに移籍が決まる前あたりから体が重そうだったし、なにより苦しそうだったのがウソのようだ。甲状腺手術がまことしやかに語られているが、理由はさておき本当に調子が悪かったんだろうな。そんななかでもワールドカップでは最低限の仕事をきっちりこなしたあたりは流石だった。今年は開幕から調子が良さそうでなにより。アギーレはコイツをしっかりと動かせる監督だと期待しているんだが、どうだろう。しっかり働かせたらスゴイよオンダは。

果たして香川は再生できるのか

香川の移籍が秒読み段階の模様。

香川ドルト今日にも発表 古巣と4年契約

マンUでの飼い殺し状態は決して好ましいものではないのは誰の目にも明らかだ。だからコンスタントに試合に出られるチームを選んだほうがいいのは言うまでもない。試合に出ていれば確実に切れのある香川が戻ってくるだろう。

しかしである。個人的には香川は世界にある程度までしか通用しない選手だと思っている。確かに日本人の中ではドリブルも旨いしセンスもある。だが、香川一人で何かを成し遂げるという姿は、特に代表ではあまり見られない。コンビネーションもあるのだろうが、キッチリと守備のブロックを作ってくるチームに対して全く有効でないのが香川という印象が強い。さらには、香川がボールを奪われたりパスカットされたりして逆襲を食らう場面が余りにも多い。

これは距離感とポジショニングの問題だと思う。リスクをかけなければ前に進めないのも一理あるが、あまりにも気持ちが前にばかり行き過ぎて余裕が見られないのが残念だ。

俺はここから香川が一皮むける可能性はとても低いと思っている。なぜなら、香川はキレで勝負するタイプだからだ。そのキレがなくなれば、その能力のほとんどが失われたに等しい。サッカーは頭でするスポーツであり、最適な手段を瞬時に判断していくことが何よりも大事だ。ボールを簡単に奪われるというのはその頭脳の働きが今ひとつということである。フィジカルもそんなに強くなく、頭脳もピカイチとは言えず、キレだけで勝負する。だが、そのキレは世界的に見て若干上というレベルであり、超一流とは言い難い。ドイツリーグでは通用しても、プレミアリーグではさほど通用しなかったことがそのことをよく物語っている。そんな選手が世界の強豪に対抗できるはずがないではないか。

いや、本当は期待しているのだ。キレキレの香川が世界の強豪をチンチンにする、そんな場面を本当に期待しているのだ。だが、さまざまな事情があるにせよ、マンUでは力を発揮できなかった。つまり、残念だがまだそれだけのレベルの選手でしかないのである。

たのむから俺のこんな予想など覆してくれ。まげんな香川。

競争のある代表とやら

明日は新生日本代表のメンバー発表の日である。日増しに「誰が選ばれるのか」という論議が高まっている。その中で必ずと言って出てくるのが、「ザックジャパンではメンバーを固定しすぎた」という論だ。

さて、本当にザックジャパンはメンバーが固定化されていたのであろうか。

ザックジャパン初期の2011/01/19のアジアカップではこんな先発メンバーであった。
GK川島
DF長友、内田、今野、吉田
MF遠藤、松井、香川、長谷部、本田
FW前田

記憶に新しいブラジルW杯コロンビア戦では次のメンバーだ。
GK川島
DF長友、内田、今野、吉田
MF青山、長谷部
FW本田、岡崎、香川、大久保

ポジションの違いはあるが、変わった選手は遠藤、松井、前田の3人である。

では、オシム→岡田ジャパンではどうだったかというとこんな感じ。
2006/8/16 アジアカップ予選 イエメン戦
GK川口
DF三都主、坪井、加地、駒野、闘莉王
MF遠藤、阿部、健太
FW巻、田中

2010/6/29 南アフリカワールドカップ パラグアイ戦
GK川島
DF長友、駒野、中澤、闘莉王
MF遠藤、阿部、松井、長谷部、本田
FW大久保

なんと7人が入れ替わっている。

ジーコの時はどうだっただろう。
2003/6/18 コンフェデレーションズカップ ニュージーランド戦
GK楢崎
DF宮本、坪井、山田
MF稲本、中田、中村、三都主、遠藤
FW大久保、高原

2006/6/22 ドイツワールドカップ ブラジル戦
GK川口
DF中澤、三都主、坪井、加地
MF中田、小笠原、中村、稲本
FW巻、玉田

ここでは6人が入れ替わっている。

確かにこういう数字を見るとメンバーが固定化されていたと言われても仕方がなさそうだ。

しかし、しかしである。これは固定化した結果なのか、ポテンシャルの一番良いであろう組み合わせを選択した結果なのかはザックにしかわからない。結果として固定化されたメンバーで戦い良い成績を残せなかったことと、そのアプローチが間違っていたかどうかは現段階ではまだわからないように思う。実際ザックはその時どきに調子の良い選手は徴収し、使ってみたこともあった。だが、思ったような結果が出なかったのも事実だ。これはチーム自体が硬直化していたからかも知れないし、本当に力が出せなかった=力がなかったからかもしれん。

いずれにせよ、公平な目でチーム内の競争を激しくさせるのは悪いことではない。ちょっと調子に乗っている感のある選手にとって、厳しい監督はいい刺激になると思う。

さぁ、明日はどんなメンバーが選ばれるだろうか。オシムの時のような驚きがあると面白いのだけれど・・・・

アギレ氏代表監督正式決定

日本代表新監督にアギレ氏=メキシコ率いW杯で2度16強―サッカー

かねてから噂に出ていたハビエル・アギレ氏が、正式に日本代表監督に就任したらしい。戦術の引き出しが多いということだし、チリやメキシコが見せてくれたハイプレスも授かることが出来るかと思うとワクワクする。個の力で突出した選手がいない日本が世界と台頭に戦うためには、まずはチリやメキシコのようなサッカーが出来るようにならないと難しいだとう。

ザッケローニはとてもよい監督だった。ワールドカップでの結果は残念なものに終わったが、日本人を理解しまとめあげてくれたし我々にもいい夢を見させてくれた。ザックのような人柄の監督を望むのはなかなか難しいかもしれん。しかし、もう一段上を目指すためにはいろいろな戦術を持った監督が必要なのも当然の話だろう。原博実専務理事兼強化担当技術委員長の見立ては間違っていないと信じている。

さて、アギレジャパンの初陣は9月5日のウルグアイ戦らしい。我々も代表戦の結果のみで一喜一憂せず、日本代表がレベルアップしていくさまをしっかりと見届け無くてはならない。そのためには強いチームと戦うことがとても重要になる。当然負けも多くなるだろうが、既にワールドカップに5回出場している国のサッカーファンはもっとしっかりとした目で代表を見ていくべきだ。勝った負けたとか一部の人気選手とかだけの話が先行しないよう、マスコミの牽制もしないとイカン。

ドイツはプロが出来てからワールドカップ優勝まで50年かかったという。日本はまだ20年だ。世界の背中は見えてきた。離されずに追いつき追い越すのみ!

宴の終わり

手に汗握る戦いの最後はシュルレのドリブルからのクロスをゲッツェが胸トラップして見事にゴール。それまで破綻していなかったアルゼンチンの守備も疲れていたのだろうか。

それにしても素晴らしい試合だった。準決勝のオランダ-アルゼンチンに勝るとも劣らない攻防だった。アルゼンチンは4度のビックチャンスを一度もモノに出来なかったのが大きく響いた。イグアイン、メッシ、イグアイン(オフサイド)、パラシオ、いずれも魅入られたようにボールは枠から外れていった。唯一ゴールに向かったのはオフサイドになったイグアインのシュートだけ。逆にドイツは前半終了間際のヘベデスと延長前半のシュルレのシュートくらいしか入る感じの攻めはできていなかった。チャンスを外していると勝利の女神はそっぽを向いてしまうのだな、と、改めて思う。

MVPはメッシになったようだが、個人的にはロッペンかマスケラーノにあげたい気持ちだ。とくにマスケラーノは獅子奮迅の働きと言ってもいい。すごすぎだよマスケラーノ。

ついに4年に1度の宴が終わった。終わってしまったなぁ。ハイプレスのチリ、メキシコ、コスタリカ、超絶カウンターをも身につけたオランダ、ブラジルの崩壊、強烈な個の力で王様を担いだアルゼンチン、そして全てを兼ね備えた未来のサッカーのドイツ。素晴らしい試合がいくつもあった。これほど凡戦が少なかった大会も珍しい。一次リーグから面白い試合ばかりであった。

次はロシアだ。ロシアで、今度こそ日本代表の躍動する姿が見たい。今回の大会で、見えかけたような気がしていた世界の後ろ姿は、まだまだ手が届かない位置にあることがよくわかった。日本のサッカーも進歩したが、世界のサッカーはもっと進んでいた。その差をしっかりと見据え、実力を遺憾なくできるようなチームになって欲しい。ブラジルありがとう。本当に楽しかったよ。

ブラジル惨敗

ふぅ。負けたね。負けるべくして負けた。いくらチアゴ・シルバとダビド・ルイスが強くても、あそこまで距離が空いたらダメだろ。みんながブラジルの攻撃力を出したくて前がかりになっちまったってところ。ドイツ戦と全く同じだ。みんなが前がかりになりたがるくせに、攻撃の手段はドリブルで切れ込むしかない。ブラジルが負ける時は大体こんな試合が多い。前掛かりになっているのに動き出しが無く、パスの出しどころがない。だからロングボールに頼りがちになるのだけれど、そのロングボールもなかなか保持出来ず、たまたまうまく行った時にも途中でインターセプトされてカウンターを食らう。はぁぁ、どうしたんだろブラジル。

オランダはスナイデルが突然の怪我で欠場、ちょっと攻撃力が落ちるかなと思ったが、そんな穴を感じさせない攻めを見せた。特にロッペンはやっぱりすごかった。怒りっぽいロッペンだが、今大会のロッペンはとても楽しそうに見えた。良いチームだったんだろうな、と、改めて思う。これでオランダは無敗で3位となったわけだ。

さて、楽しかったワールドカップも残すところ後一試合。ワールドカップが終わりに近づく度に毎回感じることではあるが、なんだかとてもさみしい。次の宴まで4年待たなくてはならない。今大会は手数を掛けずにゴールに向かうチームが多かった。これはしばらくサッカーのトレンドになるだろう。技術は南米も欧米も差がなくなってきており、組織の欧米、テクニックの南米なんていうイメージはとっくの昔に消え去っている。そんななかで、あくまでも「個」を主体としたアルゼンチンが決勝まで残ったのは興味深い。アルゼンチンの「個」が、ドイツを上回るのか、それともバランスの取れたドイツが「個」をぶち破るのか・・・その結果は明日わかる。最後の試合、じっくりと楽しみたいと思う。

アルゼンチン守った

いやぁ、アルゼンチンの守備、すごかったな。前がかりにならなければブラジルだってあのくらいは余裕でやれただろうに・・・アルゼンチンはメッシ以外の10人で守ってオランダを止めたのだから、全員で守備を出来たであろうブラジルなら、ドイツでも守れたかもしれん。残念だ。

おっと、アルゼンチンのことを書くつもりが、ついついブラジルへの愚痴になってしまった。それにしてもアルゼンチンは見事だった。オランダも素晴らしい。お互いが喉元にナイフを突きつけながら、相手のスキを狙っているような緊張感。ああいう試合はなかなか見られない。最後まで大きな破綻なしに行ったのもすごい。オランダは慎重になりすぎた感もあるが、メッシを中心としたアルゼンチンの突破力は注意を怠ったら最後という緊張感はあったに違いない。そりゃリスクは取れんよね。

それにしてもメッシは動かないな。オランダ戦も120分戦って10Km程度だったとか。人間、早足で歩くと1時間に6Kmは歩ける。2時間なら12Kmだよ。それより動いていないってどういうこと?それだけじゃなくて、パワーを貯めているのかと思ったら最後のほうは結構キレがなくなっていたし・・・アレじゃやばいよなメッシ。

さて、決勝はメッシが走るのか、それだけをじっくり見てみたい気がする。世界一を取るために走るのか、それともあくまで動かずじっとチャンスを狙うのか。さぁどっちだ。

ブラジル散る

既に世界中のサッカーファンの話題になっているであろうブラジルの大敗。あそこまで崩れたブラジルを初めて見た。スペインの大敗もエポックメイキングな出来事であったが、インパクトとしては今日の試合のほうが大きい。優勝5回の王国が歴史的な点差で大敗したのである。

だが、冷静に見ればこの敗戦も不思議でもないでもない。今回のブラジルは守備に重点を置き、攻撃はネイマールだよりのカウンターのチームだった。特に中盤でのきらめきは全くと言っていいほど感じられず、ノーアイディアの象徴とも言えるフッキが闇雲につっかけて行ったり無理なパスを通そうとしてインターセプトされたりする姿が目立った。判断は遅く、チェックの早い国にはあっという間に囲まれてしまう。目立っていたのはチアゴ・シルバ、ダビド・ルイス、マルセロ、ネイマールくらい。フッキは先に書いたとおり、まるで日本の香川のような動きでボールをロストし、チリ戦で途中出場したジョーなどは最悪の出来、初戦で出来の良かったオスカルも2戦目以降は期待を裏切り続けた。

全ては優勝を義務付けられたプレッシャーだったのかもしれない。今までもブラジルのコロッと負ける姿は何度もみてきた。強いと思われた前回はベスト8で退場者を出しオランダにまさかの逆転負け。その前はフランスに1-0で負け、2002年は優勝したものの、1998年はフランスに決勝であっさり負けた。それでもここまでヤラれたブラジルを見るのは初めてであり、少なからずショックである。

逆にドイツは勝って当然の素晴らしい試合をした。サッカーとはこうも簡単に点が入るスポーツだったのかと改めて思うくらいにすごかった。

さて、もう一つの準決勝はどちらが勝つのだろう。あくまで個の力を全面に押し出しつつ、1人の天才に運命を託す国が勝つのか、はたまたチームとして勝ちにこだわる国が勝つのか。個人的には南米には負けてほしくないのだが・・・・

アルゼンチンとオランダは強い

アルゼンチンは次第にその強さを表面化させてきた感じ。ゆっくり回している状態から、ここぞという時の攻めへの切り替えはいつ見てもすごい。メッシは相変わらずとんでもないし。ベルギーもとてもいいチームだったが、ほんのちょっとしたタイミングのズレというか、あの偶然をあのタイミングであそこに蹴られたらどうしようもない。アレをものにできるのがサッカーの強豪たる所以だろう。途中ベルギーに高さで押し込まれたが、なんとなく余裕をもって守っているようにも見えた。ボールを持った時に慌てて動かず、相手が動くまで待っているのがとても印象的。日本も慌てず相手を見ながら動いても良かったんじゃないのか?とか思ってしまう。

オランダも強かったが、コスタリカの注文相撲にはまってしまった感じ。それでも最後の対PK戦用GKには非常に驚いた。オランダは選手もさることながら、監督の戦術眼がチームの強さをより際立たせている。残ったチームを見ると、ブラジルはスコラーリ、ドイツはレーヴ、アルゼンチンはサベージャ、そしてオランダはファン ハールと、いずれも名将ばかりである。その他にもコスタリカのピント、コロンビアのペケルマン、メキシコのエレーラ、チリのサンパオリなど、ワールドカップを勝ち上がり、なおかつ世界に自国のサッカーを知らしめるには、監督の力が必要不可欠なのがよく分かる。ザックはとても良い監督だったと思うが、このような短期決戦での経験不足が出てしまったような気がしてならない。

さて、ブラジルワールドカップもあと4試合、どの国が優勝しても全くおかしくない実力国が勝ち残った。比較的順調な感じがするのはアルゼンチン、オランダだが、こちらのいずれかが準決勝で消える。ドイツ、ブラジルは満身創痍、特にブラジルは手負いのライオンという表現がまさにピッタリというような状態。そこに自国開催の強大なプレッシャーがかかる。ネイマールの離脱がどのように作用するのかは、蓋を開けてみないとわからない。

それにしても今回は面白いな。これでブラジルが優勝したら、最高の大会として語り継がれる感じがするね。

ああネイマール

ネイマールが離脱した。残念だ。残念でたまらない。ドイツ戦はチアゴ・シルバも出場停止だ。ブラジルはかなり苦しい状況になったと言わざるを得ない。負けんなブラジル。ドイツにも勝って欲しいが、やっぱりブラジルのサッカーが俺は好きなんだ。昔の華やかさは影を潜めてしまったが、ブラジルのサッカーが好きなんだよ。

このネイマールの離脱がセレソンに与える影響は如何程だろう。逆にまとまる可能性もあるが、戦力ダウンは隠し切れないだろう。ただ、ここまでのブラジルにチームプレイらしいプレイを見ていない気がする。ネイマールがいない今、若干守備に重点を置いてカウンターを狙うシステムに変えてくる可能性は高い。幸いなことにブラジルには強固なディフェンダーがそれなりにいる。中盤を見てもネイマールがいなくとも十分に強力である。そんなチームがお互いを尊重して戦っている姿を見てみたい。

さぁ、残りチームはどこだ。アルゼンチンとオランダが有力だろうが、ベルギーやコスタリカの番狂わせも十分に有り得る。楽しみだ。