恐ろしい夢にTB。
結婚前はよく夢を見ていた。それも恐ろしくおどろおどろしいものが多かった。
なんだろうと思い起きてみると、誰かが暗闇に潜んでいた。そいつは男か女かわからなかった。人間かどうかもわからず、とにかく邪悪な雰囲気をもった黒い人の形をしたものだ。そいつは俺を見るなり、日本刀を振りかざし追いかけてきた。
慌てて逃げ出し、俺は両親の寝室に隠れた。両親は大丈夫だったのだろうかと思い、寝ている両親を見た。両親は布団の中でぴくりとも動かない。布団をめくってみると、そこには首を切断された両親がいた。
結局俺も見つかりクビをはねられるのだが、なぜかそれでも生きていた。俺はブロッケン伯爵よろしく、自分のクビをもって逃げ回るのである。
自分の首は16ポンドのボーリングの球くらいの重さで、視界もなぜか手に持った首からの視界になっていた。ためしに自分の首を切られたところにあわせると、話もできるしいつもと変わらない。ただ、走っているとずれ落ちてくるので、俺は自分の首を手にもって走りつづけた。だが、首の重さで次第に手が疲れていった。
俺は地下に身を潜めているマッドサイエンティストのところに行き、首をつないでもらった。だが、その後も結局そいつに見つかり、今度は拳銃で腹を数発撃たれた。
猛烈な痛みが俺を襲ったが、それでも俺は生きていた。痛む腹を抑え逃げ回る俺。だが、そいつはいつまでも追いかけてくる。
…
そこで目が覚める。
いつもこんな夢である。とにかく殺される夢が多かった。
俺は26歳の時に盲腸の手術をした。それ以来たびたび悩まされていた原因不明の腹痛がなくなった。浅かった眠りも深く熟睡できるようになった。
それから俺はそんな夢をもう見ない。多分その夢の原因は腹の痛みだったのだろう。その痛みと、大好きなホラー映画が合体しちゃってたんだな、きっと。
だけど、今でもたまに、ところどころでこの世のものではない何者かがいるような感じがする事がある。昔は怖かったが、今では生きてる奴のほうがよっぽど怖いことがよくわかってきたので気にしなくなったけどね。