とんでも(ない人たちとの)道中記 その5

とんでも(ない人たちとの)道中記 その1
とんでも(ない人たちとの)道中記 その2
とんでも(ない人たちとの)道中記 その3
とんでも(ない人たちとの)道中記 その4
とんでも(ない人たちとの)道中記 その5
とんでも(ない人たちとの)道中記 その6

オヤジが黙ってからしばらく平穏無事な時間が続き、俺は一安心。俺の神経を逆撫でしていたのはオマエだったんだなと再認識する。しかし、幸せはそう長くは続かないのが世の常というものだ。

オヤジ「うーーん、あれ?運転手さん、もう国道に入った?」

げっ、復活しやがった。まだ10分も経っていないじゃないか。このまま永遠に寝ていてくれてもよかったのに。

運転手「まだですよ。」
オヤジ「まだなんだ。それにしても雪ないね。」
運転手「市内は除雪してますからね。外れるとすごいですよ。」
オヤジ「いや、田舎だからもっとすごいと思ってたよ。」

おいおい、田舎バカにすな。

そうこうしているうちに、タクシーはやっと国道に入った。

オヤジ「この道通るのは5年ぶりだね。前通ったときは大雪で大変だったんだよなぁ。あ、運転手さん、道が凍っていて滑るから気をつけて。」

いや、全然凍っていないから。

オヤジ「あ、ほら、そこ、路面黒いでしょ?ああいうところ凍っているからね。」

いや、そこもここもどっこも濡れてもいないし。

オヤジ「5年前通った時は大変だったんだよ。あ、そこも凍っているから気をつけてね。」

だから、全然凍っていないし。

オヤジ「運転手さん、凍結路面は危ないからね。ほらほら、前のトラックに近すぎなんじゃないの? トラックが滑ったらどうすんの?」

ほぼドライな路面なのがわからないような状況認識能力に欠ける人にこんなこと言われる運転手さんも大変だよなー。

オヤジ「ほらほらほら危ないよ。運転手さんスピードだし杉なんじゃないの? 急がなくていいから安全運転でお願いします。」

高速行ってたらもっとスピード出るんだけどね。その高速に行かせたがっていたのはどこの誰だっけ。疲れるぜまったく。

続く

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