その性能は本当に必要かⅡ(ツヴァイ)…大容量HDDは本当に必要なのか – Amazonの悪魔を読んで、感じたことをつらねてみる。
俺もシステムドライブはそんなに大きくなくても十分だと思っていた。その考えは基本的には変わっていないのだが、他人のPCの面倒をみる機会が増えるにつれて、システムドライブの容量が小さいことで発生するトラブルがあまりに多くて泣いた。そもそもWindowsはなにかソフトをインストールすると、必ずと言っていいほどWindowsのシステムディレクトリの中に何かが入っていく。意図せずしてシステムドライブの容量はどんどん減っていってしまう。
確かにデータドライブとシステムドライブは分けた方がなにかと都合が良い。しかし、それはHDが壊れることやシステムの移行を想定しての場合だ。HDはどんなに注意していても時間がくれば壊れてしまうし、それは本当に突然やってくる。俺のつなたい経験から言えば、パーティーションを切ってデータ領域とシステム領域を分けていてもどっちも一気に死んでしまう事も多いものだ。データ復旧のためにパーティーションを切るのは気休めでしかないような気がする。
もう一つの「システム移行」を視野に入れたデータ領域とシステム領域の分離は、Linuxなどの場合は非常に効果的だ。システムをインストールした後にドライブをマウントしてちょこちょこやるだけで、大体以前の環境に戻せることが多い。しかし、Windowsではこうは行かない。Windowsでデータだけ移行させようとするのは非常に難しい。特にMicrosoft社のソフトの場合はこれが顕著で、良く分からない場所にデータが置かれていたりする。
そんなこんなで、普通の人がWindowsを使うならパーティーションを切らずに大容量のHDを1ドライブで使用するのが一番トラブルが少ないと思うようになった。実際WindowsのデフォルトではMy Documentsはシステムドライブにあるし、My Documentsを違うドライブに変えてもシステムドライブの空きが劇的に増えることはほとんどなかった。俺の仕事用のPCはかなり長い期間使いつづけているが、データ容量なんて30GBくらいしかない。データを別ドライブにしても、システム領域が満杯になった時の復旧にかける労力に差はない。繰り返しになるが、システム領域が厳しくならないようにしたほうが圧倒的にトラブルは少ないと思う。
それに、大容量HDには「速い」という何事にも変えがたい要素がある。同じ回転数でも大容量のHDは圧倒的に速い。容量を使うか使わないかというよりも、速さのコストパフォーマンスで言えばそこそこ容量の大きいHDの方が有利だ。だから「必要でない容量」であっても、俺は大容量のHDをこれからも使うと思う。実際俺の家のHDは、1TBのうち既に400GBを「ゲームソフト」で使われちゃっている。やっぱり大容量じゃないとね。