第1戦はオープニングラップでコースアウトしてしまったマルケス。その後の驚異的な追い上げで5位に入ったが、昨年の出来ならもっと上位にいてもおかしくなかった。今年はロッシがすこぶる好調で、往年の強さを彷彿とさせる走りを見せている。また、ドカティのマシンはかなり速く、直線のスピードは他を圧倒している。今年はすんなり行かないだろうと感じさせたレースだった。
第2戦 アメリカズGPはマルケスが圧倒的な強さを見せた。速い!と思わせるには十分な結果だっただろう。ただ、やはりロッシもドカティを操るドヴィツィオーゾもイアンノーネも速く、昨年のような圧倒的な差は感じられなかった。
昨年は後半戦からYAMAHA、というよりロッシの強さがだんだん出てきて、前半戦のような圧倒的な力の差はないレースが続いた。今年もその流れは変わっていないどころか、YAMAHAとDucatiはより速くなった。そこにレース復帰直後とは思えないSUZUKIが絡む。そしてペドロサは腕上がりの手術でレースを休んでいる。マルケスは前半戦相当苦しむような気がする。