昨日のこと。いろいろなデータ収集のバッチ処理に使っているWindowsXPマシンにWindowsUpdateの表示が出ていたので、とりあえずUpdateを適用する。いつものように再起動を促すダイヤログが出たので再起動した。
再起動後、ログイン画面が出たのでパスワードを入れてログインするが、画面が変わった状態のままアイコンとかツールバーとかさえ出てこない。おかしいなーと思いながら30分ほど放置してみたがなにも変わらない。
WindowsUpdateには度々泣かされてきたのでこういう事もさほど驚かないが、動かないのは仕事上まずい。少し前、今メインで使っているマシンのWindows7にUpdateを適用したら同じようにログイン後に起動しないことがあった。その時はもう一度電源を落として立ち上げたらうまくいった。XPでもそれが通用するかもしれん。そう思った俺は数回再起動してみたが、状況は全く変化なしだった。
ディスクはほとんど動かず、CPUの使用率も数%レベル、ネットワークトラフィックも殆ど無い。つまり処理が止まっているような状態だ。これを見る限り、ログイン後に何かが動こうとしていてそれがログイン後の個人設定の適用を完了させていないように見える。なんでそんなことがわかるのかというと、実はこのXPマシン、VMware上の仮想マシンなのだ。だからホスト側でディスクの動きやCPU使用率、ネットワークトラフィックなどが確認出来るのである。
しかたがないので一旦Safeモードでたちあげてみる。すると何事もなかったように立ち上がるではないか。ちょっといつものアレとは違うようだ。その後いろいろ試してみたがやっぱり原因はつかめない。ここでCtrl+Alt+Delでタスクマネージャが立ち上がれば原因はつかめたかもしれないが、残念ながらタスクマネージャは立ち上がらず、こんな常套手段も使えなかった。
いつまでもくだらないことに時間を費やしても無駄なだけなので、必殺技を繰り出すことに決定。このマシンは念の為に毎日ディスクイメージをバックアップしてある。そう、必殺技というのは、うまく起動していた時のディスクイメージに戻してやることだ。
早速Update適用前のディスクイメージを書き戻して起動してみる。すると当然ながらあっさりと起動した。ああよかったと思ったが、その後起動しなかった原因であろうことが判明した。
書き戻したディスクイメージで立ち上げると、ログイン後
Flash Player Updateの表示が出た。Windowsがログイン後立ち上がらなかったのは、多分このFlash Player Updateが動き始めたからだ。動いているが制御自体はWindowsが手放さない。だからUpdateの表示も出せない。Windows側もFlashのUpdateが終わるまでは手を出せない。こうやってにどっちも処理待ち状態に入ってしまったのだろう。もう一度ディスクイメージを書き戻して検証してみようかなーとも思ったが、めんどくさいのでやめた。
どうでもいいけど、Updateで立ち上がらなくなるという、起きてはいけない最低限のことはクリアしておいて欲しいなぁと改めて思う次第。