9月10日はドイツとの親善試合。トルコとの試合は9月12日である。アウエーでの強豪国との試合は久々ではなかろうか。
このドイツ戦は周辺国でも話題になっているとのこと。特に日本の欧州組の多さが取り上げられているらしい。確かにアジアでは海外移籍している選手の数は圧倒的だ。今では海外移籍している日本選手は136人もいるという。これを聞くと、隔世の感を禁じ得ない。
欧州移籍した選手で思い出すのが、
ジョホールバルの歓喜だ。あのときのイランには、欧州で活躍するダエイ、アジジ、マハダビキアなどがおり、個人の能力は日本を凌駕していたと思う。あの頃の日本から見ればプロ中のプロだ。その当時の日本代表には海外の経験があるのはカズくらいだったと思う。圧倒的な経験の差だ。
それがどうだ。今では海外移籍は全く珍しいものではなく、チームの主軸になっている選手がゴロゴロいる。アジア諸国から見れば驚異でしかないだろう。俺がジョホールバルの歓喜のときにイランに抱いた恐怖、その遥か上を行く恐怖をアジア諸国に与えているのは間違いない。それどころか、ドイツに勝つかも!と思っている人も少なくないはず。
ワールドカップに日本が出場するなど夢のまた夢と思っていたのは50年前。日本にプロができてから30年。次なる高みを見せてほしい。