消費税率が5%から8%になって一ヶ月か経った。消費税導入の時と3%から5%へアップした時に比べればかなり落ち着いた感じで推移しているように思う。ただ、ススキノあたりでは4月最初はかなり人出が少なかったらしい。
3月はそれなりに駆け込み需要があったようで、特に自動車は納車が間に合わないというのもかなりあったと聞く。300万円の車なら税金だけで9万円違うので、購入の予定があったならだれでも税率アップ前の購入を検討するだろう。
例えば、ある建物を100億で建てるとする。これの3%は3億である。そのくらいの金があれば、そこそこのことができる。経過措置を上手く利用すれば、契約した時点で3億の金を浮かせることができたのだ。
だが、世の中にはその規模の金の動きを想像出来ない人も多い。そういう人は消費税アップ前の駆け込み需要でも、個人の消費にしか目が行かない。それも経済活動に大きな影響が出るとは思えない金額の話で盛り上がる。簡単に言ってしまえば、100円の3%で3円とか1万円の3%で300円という、自分で理解できる金額でしか考えられない人が結構いるということだ。まさにこれは
自転車置場の議論そのもので、経験と想像力のなさと思慮の浅さを吐露するだけに過ぎない。残念な人が多いね。