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2008年06月11日
最近気になるCM 三井住友海上編

[うんちくん]
最近気になって気になって仕方のないCMがある。それは
会社概要/会社情報/三井住友海上にある
GK登場・対決篇/GK登場・巨大なゴール篇と
GK クルマの保険 横っ飛び篇/GK クルマの保険 ハイウェイ篇って奴。いや、
堀北真希がカワイイからということじゃなくて、あんな物理的に無理が多い映像はどうなのかなと思うのだ、
あの
堀北真希扮するGKは、見た感じ足の裏2箇所からのジェット噴射のようなもので空中に浮き上がっているように見える。たった2箇所からの噴射で安定して立っていられるのがまず不思議である。考えられるとすれば、2箇所だけに見えているが実はかなりの数の噴射口があり、多数の噴射口を独立制御しているということか。
まぁ、ここまでは許す。
問題はボールを受けたときである。空中に浮いている状態は、ほぼ摩擦力はない。つまり、ボールを受けたときには、GKは必ず後退する。サッカーボールの重さは410~450gであり、
シュートスピードはスピードチャレンジ - MIZUNOを見る限り、90Km/hくらい出ていてもおかしくはない。
ここで、仮に
堀北真希の体重が42kgとした場合、このGKが90km/hで動く420gのボールをキャッチすれば
0.42kg x 90km/h=(0.42+42)kg x V km/h
という式が成り立つ。これを解くと、Vは0.89Km/hとなり、微妙にではあるがGKは後ろに押される。悪いことにこのGKはエアホッケーのパックのような状態であるため、そのままでは止まる事はない。つまり、なんらかの形で前へ推進力を与えないと、結局はゴールインする時間を引き延ばしただけという羽目になるのである。
さて、ここで最初の疑問にぶち当たる。足の裏2箇所だけの制御で、この微妙な動きを実現できるのかということだ。少し足の裏を斜めにすれば、多分氷の上ですっころぶような状態になるように思う。明らかに姿勢制御用の噴射口が少なすぎるのである。
というか、空中にわざわざ浮き上がる必要がどこにあるのか、俺には全く理解できない。ひっくり返って頭を打つような状況しか想像できないこんなCMを、なぜ作ったのか小一時間問い詰めたいのだが、どうか。
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2008年05月24日
コーヒーフレッシュが乳製品でないことを認識する方法

[うんちくん]
コーヒーに入れるミルクの代わりによく使われる
コーヒーフレッシュ。直接飲んでもうまいという話もあるようです
(どろり濃厚コーヒーフレッシュ 参照)が、そのほとんどは乳製品ではありません。
ものすごく怪しげに表現すれば、コーヒーフレッシュは
植物性油脂を界面活性剤を用いて乳化させたものです。乳製品だったら常温で保管しておこうなんて思わないし、常温で保管したらすぐ悪くなっちゃいます。人工の製品だから長持ちするんですね。コーヒーフレッシュの怪しさをもっと味わいたいという人は、
安い&使い放題 「コーヒーフレッシュ」にホンモノのミルクなし - MyNewsJapanでも読めば楽しめるかもしれません。
さて、このコーヒーフレッシュですが、これが乳製品ではないことを視覚的に認識する方法があります。やり方は非常に簡単。
まず、コーヒーカップを用意し、中にインスタントコーヒーの粉末を入れます。
つぎに、このコーヒーの粉末にコーヒーフレッシュを入れます。要はお湯を入れる前にコーヒーフレッシュを入れちゃうってことね。この段階で混ぜるとさらに効果大。
おもむろにお湯を注ぎます。
さぁてお立会い。ここに浮いているものは何でしょう。牛乳などの乳製品を使い同じ手順でコーヒーを入れても、上に何かが浮いたりはしません。ですから、まず間違いなくコーヒーフレッシュに入っている「油」です。想像するに、インスタントコーヒー粉末のなにかがコーヒーフレッシュの乳化剤に作用し、コーヒーフレッシュに含まれる油脂が分離したものと思われます。
俺は後からコーヒーフレッシュを入れてかき混ぜるのがめんどくさくてこういう作り方をしていたのですが、最初はコーヒーフレッシュが腐っているのかと思っていました。だけど新しいコーヒーフレッシュでも同じことが起こります。当たり前ですが、お湯を入れた後にコーヒーフレッシュを入れる通常の手順では分離しません。
お試しあれ。
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oyajiman at 22:22:19 -
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2008年05月11日
ニセ科学レベルの薬

[うんちくん]
最近「なんとかの調子がおかしいならホゲホゲ」みたいな趣旨の薬のTVCMが目につく。ぼーっとこのCMを眺めながら、「この薬って意味あるんだろうか・・・」という考えが頭をよぎる。
風邪を引いたら、その辛い症状を和らげるために風邪薬を飲む。腹がいたいときや頭痛が
痛いするときも、その症状を和らげたり症状の原因を取り除くために薬を服用する。これは
「必然」レベルの薬の使われ方といっていいだろう。
そのもう一方で、健康を維持するために飲むビタミン剤などもある。こちらはエンジンに投与する添加剤のようなもので、なくても特段困るものではない。たださらに調子を上げたいとか何かの予防にとかの
「保険」レベルの薬だ。
最近ではこの中間の「なんとなく調子がよくない」ことを改善することをうたった薬が出ているのは、非常に興味深い。そもそも体調がいつでも万全な人など数える程しかいないだろう。誰もどこかに不調を抱えているし多少は体調がよくないと思っているものだ。その不安感解消を狙った素晴らしい商品であると思う。
人体は非常に微妙なバランスの上に成り立っている。ほんの少しの異物でも人体にあたえる影響は大きい。体重60Kgの人の致死量は、エチルアルコール480cc、カフェイン15g、ニコチン0.8gだ。身の回りにあるものでもたったこれだけの量で死んでしまうである。一般的な薬はもっとすごく、あんな微々たる量でもそれなりに効き目がある。そう考えた場合、すこし調子が悪いと感じる程度での強い薬の服用は逆効果になりかねない。
となれば、この
「あってもいいかも」レベルの薬は、その主成分の量を非常に少なくして効き目を抑え、量が少ないため副作用も少なく、なおかつ健康に近い人が服用するため良く効くと思われてしまう商品と推測されるのだ。これを素晴らしい商品と言わずして何と言おう。安くて効き目があるように思われて害も少ない。完璧だ。しかし逆を返せば、使わなくてもいいものと言えるのではないだろうか。
つまりその存在価値は、結局「あってもいいかも」というレベルであり、その商品コンセプトの根底は「ニセ科学」をうたった商品に近いといえるのではないかと考えるのだが、いかがか。
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oyajiman at 21:59:36 -
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2008年04月12日
ネット規制は誰の為?

[うんちくん]
ネット規制にばく進する自民党 「有害情報」を流せば懲役刑も|経済ジャーナリスト 町田徹の“眼”|ダイヤモンド・オンライン
ネット利用者が増え続けているからなのでしょうが、ネットの悪い面もどんどんと表に出てきています。なぜここまで規制規制と騒ぐのか、不思議ですよね。
利用者数や利用者の懐具合を考えた場合、青少年向けの携帯コンテンツ規制はそんなに経済面で打撃をあたえることはないでしょう。ネットにそんな影響力があるとは思えませんし、規制がうまくいったとしても今と大きく変わる事があるとも思えません。
なんだかネットを悪者にしたいという意志が感じられるのは気のせいでしょうか。
3月31日からNTTの次世代ネットワークである光ネクストが開始され、
アクトビラ-
wikipediaや
brancoのようなサービスがさらに活性化していくものと思われましたが、物事はそう簡単ではないようです。どうも
NTT次世代網、静かなスタート まだ地デジ見えずというニュースにもあるとおり、TV局が絡んだ映像配信が大きく足を引っ張っているように見えます。
このまま行けば、多分地デジ切り替えは期日に間に合わないでしょう。さらには地デジが映らない場所もたくさん出てくると予想されます。現に我が家は6局のうち2局しか受信できません。アナログであれば多少画像が悪くても受信できるのですが、デジタルは映るか映らないかの二通りしかありません。利用できない人の声が大きくなったそのとき、TV関連のネット配信はなし崩しに進められる可能性は大きいと思います。
そのなし崩しを防止するための先手として、このネット規制が打ち出されてきているような気がしてなりません。一部ではフィルタリング技術を
天下りの温床にするのではという話もありますし、移り変わりの激しいネット関連を動きの遅い官に任せたら大変なことになると断言してもいいでしょう。
といいますか、国外のサーバに関しては規制を適用できないのに、こんな規制をかけて何をしようというのでしょう。携帯電話は多少のガラパゴス化が出来ましたが、ネットでもガラパゴス化できるなんて思っているのでしょうか。もしできると思っているのなら、かなり
頭が御目出度いとしか言いようがありませんね。
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oyajiman at 00:18:45 -
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2008年04月11日
傾いているのはGSだけじゃないぞ

[うんちくん]
ガソリンスタンドの地面は、傾いている | エキサイトニュース
いや、これは普通常識だろと思いながらも似たような話題を一つ。
トンネルってのは同じ高さの地点をまっすぐ繋いで掘っちゃうと
中央に水が溜るようになってます。なんたって地球は丸いですからね。真直掘ると中央部が一番標高が低くなります。だから両端が同じ標高のトンネルは、トンネル中央に水が溜らないように中央を高くして傾斜をつけているんですよ、ええ。
もっと身近なところでは道路かな。道路は中央分離帯を中心に数度(確か1~2°だったと思う)傾斜がついています。微妙にハンドルを取られるので気がついている人も多いと思いますが、これも水平だと中央に水が溜ってしまうからです。
当然側溝も傾いています。つか、傾いていないと水が流れないですから、残念。銭湯だって傾いているし、プールの底に傾斜がついているのも同じような理由でしょう。
このやうに、土木建築物などは基本的には水が流れるように傾斜を付けているのが多いですね。ちなみに、道路に水が溜ってしまうもうひとつの大きな原因である轍(わだち)ですが、高速道路の場合は補修の基準があるらしく、わだちの深さが1cmを越えたら補修しなきゃダメと決まっているって聞いたことがあります。だけど収入によっては工事もままならない高速道路もあるようですよ。あんなにお金をじゃぶじゃぶ使っているように見える道路ですが、東北自動車道など交通量の少ない所はお金がないのでわだち2cm位まで補修しないとか・・・この話を聞いたのはかなり昔なんですが、本当の現場には意外にお金が回っていないのかも知れませんね。
じゃ、その金はいったいどこに消えているのか、それはお釈迦様でも気がつかないところに無くなっているんでしょうね、多分。
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oyajiman at 00:04:51 -
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2008年04月09日
過剰なサービスをもたらしているもの

[うんちくん]
【断 中村文則】過剰なサービス - MSN産経ニュース
うーん、個人としてはそのとおりともろ手を上げて賛同したいのですが、一応飲食店のような業態にも絡んでいる俺は違う側面からの言い分も多々あります。まぁ、そのあたりの言い分は
【2ch】ただニュース速報 「過剰なサービスのせいで日本人はどんどん馬鹿になる」でほとんど出尽くしているのでさらっとだけ。
まずなぜ片付けるかは、お客に主目的は達成しましたね?という事を認識してもらうためです。それからもう一つ、食べ終わった食器は早く片付けるのが良いサービスと認識されているから。つか、食べ終わった食器をそのままにしておくと逆に「早く片付けんかい(怒)」みたいに思われたりします。それから「呼ばれてから行動する」のは
良いサービスと認識されません。
また、片膝をついて注文を聞くのは、これもその行為が
「良いサービス」と認識されているからです。
店も商売ですから、売上はたくさんあった方がいいです。で、商売人は基本的に臆病(冒険はしたくないと言う意味で)です。よって他店と比較して「劣る」と思われる所は改善しないと客足は遠のくのでは・・・となります。
その結果、当然ながら今まで過剰と思われたサービスが一般化し、さらに過剰になっていきます。だけどそれは
お客が支持するからなんですよ。こんな状況はサービスする側だけでつくり出したのではなく、サービスされる側も一緒になってつくり出したのですよ。そのことを中村文則さんはわかっておられますでしょうか。
中村文則さんのようなお客は、多分少数派です。いや、もしかしたら大多数が中村文則さんの意見に賛同されているのかもしれませんが、飲食店のノウハウの中には採り入れられていません。そして、飲食店は基本的に商売であり、その場所に存在しているだけで金がかかります。
長居をする人からは場所代を頂きたいのが本音です。そもそも知人宅などでそんなに長居はしないですよね。相手の事を考えながら行動を決めるはずです。商売とて同じで、材料費や店舗の維持に係わるお金は当然代金として頂きますが、それ以外は対等な関係であるべきなのではないでしょうか。その対等な関係の構築こそが正常な状態をもたらしてくれるものと思います。
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oyajiman at 00:23:47 -
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2008年03月29日
「情けは人の為ならず」を勝手に解釈してみた

[うんちくん]
先日、突然
笠地蔵というエントリが
駄文にゅうすと
朝目新聞にリンクされ、トンでもないアクセス数にびっくりしている俺ですこんにちは。
その
笠地蔵に
情けは人の為ならず - Wikipediaという言葉があるので・・・というコメントが付いていました。この言葉は「情けは人のためではなく、いずれは巡って返ってくるのであるから、誰にでも親切にしておいた方が良い」という意味だとされていますが、ひねくれものの俺にはどうも違う意味のような気がしてなりません。
カルトでない宗教とカルトを見分ける一つの方法として、「カルトでない宗教は善行に見返りを求めない」と言う話を聞いたことがあります。同じように「愛」というのも見返りを求めないものであると言われます。
悪行には報いがあるというのは昔話によく出てくる話です(
かちかち山、
さるかに合戦、
舌切り雀など)。昔話や諺などは、本来「やってはいけないこと」を伝えるという役割も担っていたと思われますが、現在では馬鹿みたいな腑抜け話に改竄されているようです。
自分が見たくない聞きたくないからといって、本来の持つ意味さえ歪んでしまうくらいに変えてしまうのはやりすぎです。
俺のじいさんはマタギだったので、
【知る】自給自足を営んでいる人々の、お肉が食卓に上がるまで(ザイーガ)のリンク先にある
【Warning Slaughter】の写真などは日常の風景で、懐かしさはあれど特段なんとも思いません。しかし見たことのない人にとってはショッキングな内容かもしれません。つまり、
【Warning Slaughter】の風景が日常であったころは、
かちかち山も
さるかに合戦も
舌切り雀も残忍な話として受け取る人はいなかったはずです。
**おおっと**話が逸れましたね。俺はこのような諺などの基本は「人を困らせたり悲しませるな」という教えであって、「人が喜ぶことをしろ」ではないと勝手に解釈しています。良かれと思ってやったことでも大きな御世話なんて話もありますから、最大公約数的な考えをすれば「善い行いの推奨」よりも「悪い行いの戒め」のほうが効力が高かったのではないかというのがその理由です。
さて、ここから一気に本題。情けをかけて得するのは誰でしょうか。一番確実な答えは「情けをかけた本人」ではないでしょうか。「情けをかける」ことで「自分をいい(やさしい)人間」という「自己満足(愛)」はほぼ確実に満たされます。情けをかけられたほうが何を思っているのかは、情けをかけた人には絶対にわかりません。このあたりは
不幸思考回路の排除あたりに同じような事を書いていますので、めんどくせーからこのあたりでやめておきます。この考えは「マッチョとウィンプ」にも通づるので、それはまたそのうち書きますか。
要は「人の為に情けをかけるのではなく、自分がそうしたいから情けをかけるのだ」という意味じゃないのかなぁと思っているってことが言いたかっただけ。長々とたわごとにおつきあい頂きご苦労じゃったの。
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oyajiman at 02:18:12 -
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2008年03月13日
中間管理職を延命させているもの

[うんちくん]
IT導入にともなう“新”中間管理職不要論:増岡直二郎の「企業とシステムを救う ユーザーからの提言」:ITpro
中間管理職が悪者になって久しいですね。中間管理職は流通業でいえば中間卸業者、不動産でいえば中間斡旋業者のような中間搾取者として扱われることが多く、コストを引き下げのために排除されてしかるべき存在と捕らえられやすいのは事実です、理論で言えば。
とはいうものの、トップ<->平のようなフラットで中間管理職がいらない組織が本当に実現可能なのかはあまり言及されていないように思います。なぜ言及されないのか、それは多分に「現実には不可能な要素が多い」からでしょう。
実現を妨げている第一の要因は、そんなスーパーなトップはあまりいないだろうということです。規模がそれなりに大きな組織の場合、トップがスーパーマンもしくは独裁者でなければフラット化は困難でしょう。簡単に言えば、「あなたは中間に誰もいなくて200人使えますか?」ということですよ。そんなスーパーマンなんてそうざらにはいません。もっと言えばIT化ではフラット化など進みません。それどころかIT化で情報伝達だけフラット化を進めたら、トップに直接いろんなことが飛び込んできて仕事どころじゃなくなる可能性大です。スパムメ-ルフィルタのないメーラで、一日数千通メールが来たら処理できないのと同じです。また、以前のように終身雇用という従業員の奴隷化が出来れば拘束力に物を言わせてどうにか出来たかも知れませんが、今ではその拘束力さえありません。そして、組織の規模を小さくしたらそれは結局は中間管理職を置くのと同じです。
第二の要因としては、職場にいるのは能力のある人間だけではないし、能力がある人間だけでもうまくいかないということです。能力のある人材が欲しいのはやまやまですが、希望どおりになど行くはずもありません。よしんば能力のある人材が多数いたとして、それで期待どおりの結果がでるのでしょうか。例えば、サッカー日本代表がロナウジーニョ、カカ、クリスチアーノ・ロナウド、テベス、ロッシみたいな選手ばかりだったらうれしいですね。だけどそのメンバーで勝てるかどうかは別の話です。俺は勝てないと思いますよ。個の力とチーム力を高い次元でバランスさせたチームが強いのであって、高い個の力を集めただけではチーム力はあがらないでしょう。
第三の要因は、トップ自体が中間管理職を欲しがっているということ。これは第一の要因とも密接に関連しているのですが、トップにとっては中間管理職を束ねるだけのほうが圧倒的に楽です。実際かなりフラットな組織にしても、リーダー的存在というのは自然発生的に出てきます。組織は黙っていてもピラミッド型もしくは特定の主要人物を中心にしたスター型になっていくことが多く、それを無理矢理フラットにするほうに無理があるようにさえ感じます。
硬直した組織は弊害が大きいのは事実でしょうが、変えれば良いというものでもありません。黒沢の「七人の侍」のように、多種多様な役割を個人が受け持ち、そしてバランスが取れている組織を作ることが出来たら最高でしょう。なかには実際の業績にはさほど関与していないけれど、ムードメーカーのようにいるだけで作業効率があがる人だっているでしょうし、またそんな人は絶対に必要です。組織のバランスが取れていればお互いの役割を認め合い尊重しあうため、仕事の業績だけでは判断出来ない部分も多数出てくるはずです。そこまでいってこそ本当の意味でのフラット化が出来るのだと思います。
というか、フラット化が本当に実現可能で有意義なものであるならば、多分軍隊が一番最初にそうなると思うんですが、そんな話は聞いたことないです。中間管理職を悪者にするのは、それが悪者にしやすいからだけではないかと思うのですがどうなんでしょうかね。
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oyajiman at 00:42:34 -
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2008年03月05日
ブレーキングに関する蘊蓄

[うんちくん]
先日人の運転する車に乗る機会があった。他人の車の運転はドキッとする事が多い。その理由は簡単で、操作が自分のタイミングと違うからだ。アクセルを踏むタイミング、ブレーキを踏むタイミング、ハンドルを切る(戻す)タイミング・・・全てが微妙に違う。
特にドキッとさせられるのは、ブレーキングのタイミングが自分の危険レベルを越えて遅い場合ではないかと思う。これは俺の偏見かもしれないが、二輪車に乗ったことが無い人は、得てしてブレーキングし始めのタイミングが遅いように感じる。ブレーキを過信しているようにしか思えないのである。
二輪車は四輪車に比べると格段にブレーキングが難しい。
二輪車はタイヤが2つしかなく、操作系が前輪ブレーキと後輪ブレーキに独立している。なぜ独立しているのかというと、速度やブレーキングの強弱によって適正な前後のブレーキング強度が変わるためだ(と思う)。特にハードブレーキングではリアブレーキなど無いに等しい。これはハードブレーキング時にはその加重のほとんどが前輪に掛かるためで、レースなどで観るとハードブレーキング時にリアタイヤが地面から離れていたりするのはそのためだ。ハードブレーキング時には一輪走行しているようなものなのである。タイヤが宙に浮いた状態でリアをブレーキしても無意味なのは誰が考えたって判る。
コーナリング時のブレーキングもなかなか難しい。トラクションを稼ぐための軽いブレーキングは「あり」だが、車体をリーンさせた状態でのフルブレーキングはほぼ不可能だ。二輪車は車体を傾けることで重力と遠心力のバランスを取ってコーナリングしており、ここに急激な荷重移動が起こればそのバランスは一気崩れてしまう。フロントフォークで前輪を保持している二輪車は、ノーズダイブ(フロントフォークが縮むこと)すればどうしても直進力が強まってしまうのである。コーナリング中にブレーキングすると、二輪車によっては急激に車体が起き上がるものさえある。極論すれば、二輪車は直進状態でしか止まれないのである。
物理的な制動力で言えば、もしかしたら四輪車と二輪車は大差ないかもしれない。先にも述べたように二輪車のフルブレーキング時はほぼ一輪で止まるようなものであり、慣性力を摩擦力で熱に変えるブレーキングに於いて二輪車は非常に不利と感じる人も多いかも知れない。しかし単純に計算してみれば、オートバイの場合は一輪に掛かる加重は(車重+人≒250Kg)÷2×(速度の二乗)で、車の場合は(車重+人≒1000Kg)÷2×(速度の二乗)÷4となりほぼ変わらないと言ってもいいだろう。だが、大きな違いはやはりタイヤの数で、前輪がグリップを失ったらほぼおしまいの二輪車に対し、四輪車はまだ一輪がグリップを失ってもあと3つもタイヤがある。どちらが安全性が高いかなど言うまでもない。
なにより二輪車は、自分のミスがそのまま転倒などの自分の体へのペナルティとなって返ってくる。このような特性から、オートバイ乗りはタイヤのグリップを左右する路面状態とその制動距離に過剰な程の注意をはらいながら運転せざるを得ないのである。結果として安全マージンの取りかたが四輪車より大きくなり、かつ危険察知能力も高くなるのではないかと思っている。
さらに四輪車にはブレーキサーボ機能やらABSやら、四輪車はその車重を制御するための様々な仕掛けが付いている。ただでさえお気軽に止まるのに、さらに安全性を向上させるしくみが付いているのだ。しかし、その安全性にかまけて過信は頂けない。その過信が、俺の体に染み込んだ危険察知センサーを作動させるのである。
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2008年03月01日
表計算ソフトは昔のWebページに似ている

[うんちくん]
Excelレガシー再生計画---目次:ITpro
Excelレガシーとは,企業の業務部門がExcelを使って自ら開発し,利用を続けてきた「業務システム」を指す。従来は手作業でこなしていた「基幹業務に付いて回る非定型業務」を処理するアプリケーションとして,現場で必須の存在である。
だがExcelレガシーは長年改良を重ねてきたため,肥大化・老朽化し,しかも開発を担当した業務担当者が異動や退職でいなくなり,保守ができない状態になりつつある。加えて,内部統制の観点から,ブラックボックスのExcelレガシーは問題視されるようになった。
Excelに代表される表計算ソフトは日常の業務に深く入り込み、既に切り離せない状況になっています。基幹となるシステムがWindows系に置き換わってきた理由のひとつに、「簡単にデータをエクセルに落とせる」という謳い文句のもあるのではないかと思っています。
実際のところ、表計算ソフトはちょっとした作業の効率化や体裁を整えるのは非常に便利です。ですが、表計算のデータはデータテーブルのフォーマットが一様でないため、データの使いまわし(再利用)には不向きです。そのような表計算ソフトを日々のルーチンワーク、それもデータを継続して蓄えていかなければならないような業務に使おうとすれば、さまざまな問題が発生してくるのは当り前の事でしょう。
表計算ソフトを業務で活用していく上でのさまざまな問題点やそのソリューションなどは上記リンクを参考にしてもらうとして、データの再利用という観点でWebシステムに対比させながらこの問題を見てみましょう。
先にも書いた通り、表計算のデータは不定型です。表計算ソフトでは根本となるデータとその加工および表示方法が混然一体となって構成されており、たとえるならBlogやWikiが出てくる以前のWebページに近いと言えるでしょう。昔からWebサイトを運営されている方はお分りかと思いますが、BlogやWikiが出てくる前はサイトスタイルに統一感を持たせたりデータの使いまわしをするのに手間と工夫が必要でした。その根本的な原因は、データと書式などが混然一体となっているため中身をよく知らないといじれないと言う点に尽きます。
それに対し、現在のBlogやWikiはデータの格納場所と表現させるための書式の格納場所がほぼ分離しており、書式を決めてやれば後はデータを作っていくだけになっています。データの加工はスタイルシートやテンプレートを変えることで実現できますし、書式を変える段階でデータ自体が変わってしまったりデータを消失させる危険性も少なくなっています。
表計算ソフトが蔓延る前、企業はホストにデータベースを入れ、端末からデータを出し入れしていました。加工の自由度は低かったかもしれませんが、逆に混乱も少なかったように思います。それはデータはデータで独立していたからに他なりません。表計算ソフトはユーザの自由度を飛躍的に上げたかも知れませんが、不必要なデータを氾濫させ、定型業務を不定型なものにしてしまったのも事実でしょう。
Blogがここまで流行ったのは「定型フォームにデータを入れていけばWebページができあがる」という敷居の低さにあったのは言うまでもありません。表計算ソフトもデータを取り扱う敷居を飛躍的に下げました。しかし、BlogやWikiはデータはしっかりと分離独立させながら端末の自由度を上げたようなものであるのに対し、表計算ソフトはデータとその他の境目を今まで以上に曖昧にしてしまったことは大きな問題です。
表計算ソフトの呪縛から逃れるためには、まずは表計算ソフト内へデータを格納するのを止めることが重要でしょう。データの囲い込みと分散およびブラックボックス化は百害あって一理なしです。表計算ソフトはデータ加工と表示だけために使うようにして、データはDBに保存するようにしていくのが理想かもしれません。そのためには表計算ソフトの機能を絞りこむのもひとつの手かと思います。うがった言い方をすれば、とりあえず表計算で何でも出来ちゃうのが原因という話もありますからね。
最後にExcel信者の方々へ苦言。Excelには
Excelの謎。消える「16桁目」の怪なんて話もありますので、盲信はしないほうがよろしいかと思いますよ、ええ。
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2007年12月21日
UFOが存在しないはずは無い

[うんちくん]
SANSPO.COMのニュース速報によると、
「UFOは存在しません」 政府が正式に否定したらしい。こんなお気楽極楽な話が政府から出てくることについての是非はさておく。政府はUFOの存在を正式に否定したわけだが、町村官房長官は
「個人的にはUFOいると思う」町村官房長官会見(18日午後)なんてコメントを出しているようだ。
まさに「日本オワタ」って雰囲気だが、UFOがいないという見解は100%まちがいである。UFOとは「Unidentified Flying Object」(アナイデンティファイド・フライング・オブジェクト)の頭文字をとったもので、未確認飛行物体のことを言う(
未確認飛行物体 参照)。つまり、何であるか確認されていない飛行体のことを指すのであって、エイリアンが乗った空飛ぶ円盤の事を言うのでは無い。ちなみに
空飛ぶ円盤はFlying Disc、Flying Saucerを指す。
本来の意味のUFOが存在しないということは、空を飛ぶ物体は全て何であるか判明していると言うことである。これはまさに「そんなことあるか馬鹿」と叫びたい衝動にかられる判断である。このような本来の持つ意味を全く無視した言葉の使いかたを政府自らするということが、まさに「日本オワタ」なのだ。
UFOをエイリアンの乗物を指す言葉として用いるのは、クラッカーをハッカーと呼ぶくらい違和感があるのだが、それは俺だけなのかな?
つか、肯定も出来ないけど100%否定出来ることでも無いこんな話を、政府がするなよな。ほんとにもー。
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2007年12月13日
勧誘電話撃退方法

[うんちくん]
年度末や師走になると怪しげな勧誘電話がかかってくることが多くなる。慌てて金を作ろうとしているんだろうが、そんな駆け込み乗車しているからダメなんだって。だけど、この時期は忙しさに気を取られて引っかかるアホウも多いんだろうな。そういう意味ではきちんとマーケットを調べていると言えなくもないかもしれん。
例に洩れず俺の所にも怪しげな電話が掛かってきた。
女「もしもしおやじまんさまですか?」
俺「そうです。(誰だこいつ)」
女「おやじまんさまはマンション経営などにご興味ございませんか?」
俺「・・・(勧誘かよ、うざいね)」
女「もし興味がお有りでしたら、今日御自宅の方に資料をお送り致しましたので・・・」
俺「あぁ?自宅に送った?なんで俺の自宅の住所知ってんの?」
女「そ、それは名簿会社の方から・・・」
馬鹿だねコイツ。そんなこと正直に言うか?いくら怪しげな会社でも、こんなアホウは使わない方がいいと思うよ。というかちゃんと教育しないとだめだよ。
女「おやじまんさまは財テクとかに御興味はございませんか?」
俺「名簿会社ねぇ。俺は俺の住所の入手経路の方が興味あるなぁ。」
女「もし興味がございましたらですね・・・」
俺「それよりさぁ、この個人情報の取り扱いが厳しい御時世にどこからどうやって俺の住所を仕入れたのか、もっとkwsk・・・」
(ガチャッ)
あら、電話切られちゃった。最初からロケットランチャーぶちこむような真似をしないで、もう少しいたぶればよかったなぁ。残念。
おっと、ケーススタディだけじゃだめですかそうですかそうですね。このような意味不明の勧誘電話が掛かってきた場合の撃退は次の通り。
1、相手の質問には答えない。
2、どうやってこの電話番号を知ったのか逆質問する。
3、話を切り返されたら、相手の名前・連絡先などを質問してメモすることを伝え、その上で再度電話番号を入手した経路を質問する。
4、何を言われても、こちらの要求に答えるのが先と伝える。
こういった相手は話をたたみかけて来るのは得意なんだが、逆質問には弱かったりするので個人情報保護法を盾に取って攻撃するのがGJ。多分3の段階あたりで相手が自ら電話を切るだろう。
なお、このエントリは自動的には消滅しない(当り前)。健闘を祈る。
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2007年11月29日
りんごピラミッド3131個に関する追加考察

[うんちくん]
先日
リンゴ3131個でピラミッドは出来ないというエントリを書いたんだけど、これって書きながらもますます興味が湧いてくる題材だよね。
元ネタをよく見ると、このピラミッド、どうやら表面だけをりんごで覆っただけみたい。写真のりんごを数えてみると、どうやら底辺は40個前後の様だね。表面だけの個数で3131個になるか検証してみようね。
表面だけの個数を算出するにはどうしたらいいかというと、例えば4x4のピラミッドを作ったとしたら、その中にある2x2のピラミッドを引いちゃえばいいわけ。だから底辺n個のりんごピラミッドの底面を除いた表面にあるりんごの個数は、底辺n個のりんごピラミッドの総個数-底辺(n-2)個のりんごピラミッドの総個数って計算式になる。おお、簡単簡単。
それから、写真を見ていてふと思ったのが、「これ全部りんごで作ったとして、一番下にあるりんごってつぶれないんだろうか」ってこと。りんごって果物は結構重くて、標準的なふじとかだと1個あたり250g前後ある。4個で1kgね。
で、3131個となると、大体800kg近いわけだよ。もうすぐ1tだよ。りんご1個の強度はというと、大人が踏んづけるとつぶれるから数10kgなにがしだと思う。3131個重ねたら、何だか痛みそうな感じがしないでもないよね。
ということでこれも計算してみました。
PDF
結果は3131個って数はどこにも出てこないし、重さに関してはアレレ?って感じ。重さは全然余裕って所かな?1段増えるに従って1個あたりの加重が大体80g程度増えていくだけ。よく考えたらそうだよね。くだらねー。
あんまり面白い結果じゃなかったなぁ。残念。
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2007年11月23日
「パチ(ンコ|スロ)での必勝法」とは言えない

[うんちくん]
これもちょっと突っ込んでみたかったので屁理屈で絡んでみる。タイトルのンコが面白かったからで特に他意はない。
あるはずのない「パチ(ンコ|スロ)での必勝法」が実はあったという話 | Shin x blog
元ネタの
あるはずのない「カジノでの必勝法」が実はあったという話は理論的に破綻している部分はなく、100%儲かるしくみである。一般的に必勝法とは「勝つ可能性が高くなる方法」を言うのかもしれないが、本来必勝法とは「
必ず勝つ方法」である。必勝には「必ず勝とうとする」という意味もあるようだが、それを言っちゃぁおしめぇよ姓は車名は虎次郎なのでこの意味は無視する。
さて、問題の
あるはずのない「パチ(ンコ|スロ)での必勝法」が実はあったという話であるが、「期待値が目標値を上回る台を開店時から閉店時から打ち続ければ良い」という方法を必勝法とは決して言わない。なぜならその期待値が目標値を上回る台を判別できないからだ。ネタ元のJackpotが関連しているマシンを全て抑えて100%確実なものにするのとは全く違うのである。また、期待値が目標値を上回る台があると言うのも再現性もなく裏付ける根拠もないので、必勝法の存在を肯定する理由にはなり得ない。
この場合の必勝法は「期待値が目標値を上回る台」を判断する方法を述べなくてはならないのである。それも100%確実な方法を。それこそが「必勝法」であって、それを示さない限り必勝法があるとは言えないのである。このエントリは賊に言う「ニセ科学」の論法に近いと言えるだろう。PHPでWEB+DBシステムの開発をやっている理系の人とは思えない御意見でビックル・・・以下自粛。いや、多分読手の力量を計っているんだろう。
つか、設定6(ホール発表)でも負ける俺みたいなのもいるんだけど。期待値が目標値を上回る台でも引けないの、俺は。そんな俺は例外中の例外なんですか?しくしく。
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2007年11月20日
革ジャンはあったかくなんかない

[うんちくん]
先日つらつらとRSSリーダに溜った記事を読んでいたら、結構突っ込みを入れたくなるような話があった。タイトルにしたのはその中のひとつ。
そのエントリでは「革ジャンってあったかい」なんて書いてあったのだが、基本的に「皮革」というのは暖かいものでは無い。「皮革」は通気性もある程度あるし、冷気を遮断する「空気層」も持ち合わせていない。そんな「皮革」が暖かいはずはないのである。俺も若いころは革ジャンどころか革のツナギでオートバイを乗り回していたのだが、革ツナギなんて全然あったかくない。そりゃ普通のジーンズなどよりは通気性も低いので少しは暖かいのだが、気温がぐっと下がった状態では皮革自体が冷たくなってしまい、タイツなどを履いて少しでも空気の層を作ってやらないと寒くてしかたがないのだ。
ウインドブレーカーのような風を通さない薄手のものでも中にセーターなどを着込むとかなり暖かくなるのは、断熱する空気の層が保持できるからである。寒い時は服の中に新聞紙を入れればいいというのも、服の中に空気の層を作るための知恵だ。皮革自体は通気性がある上に気密性を保持するための柔軟性もない。その上水は浸みるし重い。暖かさを求めるのであれば、革ジャンなんて全然なっちゃいないのだ。機能的に見れば、市販されている服ではスキーウエアに近いものが一番暖かいのである。空気は通さず水蒸気は逃すためムレず、そして高性能な断熱材が入っている。あれほど暖かいものはない。
オートバイなどでは時速が10km/h上がると体感温度は1℃下がると言われている。外気温が5℃程度で、100km/h出したらそれだけで−5℃である。そんな中でも危険防止のため革ツナギを着て、その上からスキーウエアを着るとものすごく暖かい。革だけでは絶対こうはいかない。
繰り返して言うが、皮革は暖かくない。毛皮も皮革を外に出して毛を内側にするのであれば空気を保持できるため暖かいかもしれないが、外に毛を出してもそんなに暖かいはずは無いのである。革が暖かいと思っている人は認識を改めた方がいいと思う。
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