俺がLinuxをかじり始めたのは1996年の頃だ。それまでずっとFM-77やFM-11でOS-9を使ってた。仕事でPC-98を使わなければならなくなり、何年かMS-DOSやWin3.1やWin95を使っていたのだが、そこいらは面白みにかけるのでなんとなくSlackwareを入れてみたのだ。
あの頃のSlackwareはたしか3.0くらいじゃなかったかと思う。ソースが読めるわけじゃないので、バイナリで配布されていることは非常に助かった。でもソフトの追加などがうまくいかず、何度再インストールしたかわからない。日本語関連のパッケージはJEって奴があったな。そのうち日本語関連を強化したPlamoを使うようになった。でもやっぱり日本語関係はWinとかに比較すると弱く仕事に使えるようなものではなかったので、あくまで自分のスキルをあげるための趣味の一環でしかなかった。操作というか基本的なことはOS-9がUNIXをモデルに作られたこともあって、そんなに戸惑うことは無かった。よくkernelを再構築して遊んだ。
そうこうしているうちにRedHatをベースにしたVineLinux1.0がでたので使ってみると非常にラクチンだったのでそちらに乗り換えることにした。それまでmake,make installが当然だと思っていたので、rpmによるパッケージ管理は邪道というかお仕着せっぽく感じあまり興味が無かったのだが、そのお手軽さに負けたのだ。
つづく