毎日のように
振り込め詐欺 - Wikipediaについての報道が流れる昨今だが、定額給付金目当てにますます被害が増える恐れがある。
この振り込め詐欺、なんで簡単に引っかかるかというと、多分「経験がない」からではないかと思う。まぁ、こんな経験など無くて結構なのだが、引っかかってしまってから嘆くのもバカらしい。
病気などは、ワクチンで予防できるものがある。ワクチンは感染力の弱い病原体を体に入れ、免疫を作って病気を予防する。言葉を換えて言えば、免疫細胞に経験を積ませるためにワクチンを投入するのだ。この仕組みを振り込め詐欺にも応用してはどうだろう。
たとえば、振り込め詐欺を防止するNPOなどを作って、この団体に自分の親戚に疑似振り込め詐欺をお願いする。NPOは依頼された人に対し、抜き打ちで実際の振り込め詐欺に近い手口で疑似詐欺を行う。疑似詐欺された人の対応で、詐欺にかかりやすい度合いやその対策などをアドバイスする、みたいなことをやってはどうか。
大体人間なんて、実際に矢面に立たされないと実感がわかないものである。いくら話を聞いていても、ほとんどの人には対岸の火事というか他人事でしかない。「私は違う」と思っている人が多いから、詐欺に引っかかる人も多いのだ。そうであれば、ドッキリカメラよろしく、実際に近い体験をするしか無いのではないか。
誰かやらんかね?