耐震強度偽造問題では、
マンション住民がヒューザーの破産申し立てへ動き始めた模様です。
TVなどで見る人は、
住民が不良品を掴まされたとみんな思っているのでしょうが、ここで忘れてはいけないのが
住民は全額支払ったわけじゃないって事です。中にはキャッシュで買った人もいるのでしょうが、ほとんどの人がローンを組んでいると思われます。だから5000万円のローンを抱えているからといって、5000万円払ったわけじゃないのです。
ローンを抱えた住民は、ヒューザーに借金があるわけじゃありません。金融機関に借金を作ったのです。また、こういうローンを組んだ場合、当然金融機関は担保をつけます。金払わなきゃあの不良物件を担保として持っていかれるだけですから、それでいいじゃないですか。支払った額について保証は必要かもしれませんが、支払っていな金にまで保証は付くはずありません。だから、保証が欲しいのは本当は金融機関でしょ?個人から金が戻ってくれば、金融機関は腹痛まないもの。住民は支払いやめて担保返して、後はヒューザーと金融機関で適当にやってよね。
それから
個人資産をなげうってでも誠意を見せろなんて論調にはちょっと疑問です。感情的にはわからなくもない話ですが、そう言った事がまかり通れば会社経営するなんて人はいなくなります。何故個人と法人が別れているのか、よく考えてもらいたいものです。法人と言えども最低限の倫理観は必要でしょうが、個人と法人をごっちゃにする論調はあまり好ましいものとは思えません。
会社の10年後の生存率は大体2割です。8割が10年以内になくなるのです。その8割全てが借金を抱えてなくなるわけではないでしょうが、借金を抱えてつぶれた場合、その債務が個人にまで及んでしまったらどうなるか…
あまりにも感情的な話で盛り上がっているワイドショーなど、もう少しまともな話をして欲しいものだと思う次第です。姉歯とヒューザーでお茶を濁して終わらせてしまえって姿勢がみえみえですぜ、だんな。なにか圧力でもかかっているのですかね?
創価学会絡みだそうですよ(両方とも)