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2019年06月27日

決定力不足というのはもうやめてほしい

[決めてくれ~~]
先日のコパ・アメリカのエクアドル戦の記事にこんなのがあった。

またまた決定力不足露呈、しばらく「半端ない」頼み

この手の記事を読むと、疑問がふつふつと湧いてくる。最大の疑問は「決定力不足じゃない国やチームってどこよ?」である。決定力不足を嘆く人は、これをマジに列挙してほしい。挙げてみるとわかると思うが、超トップのレベルは完全に突然変異頼みなのである。突出した才能を持った選手が偶然出てくるかどうか、そんなの分かるわけないし望んで叶うものでもない。ではセカンドレベルの選手は育成すれば生まれるのか?だが、これもまた難しい。だが、サッカーの裾野を広げればものすごい選手が出てくる可能性が上がるのだけは確かだろう。だから、こんなの嘆く前にサッカーの面白さをもっと広めろってば。

「半端ない」頼み、もそうである。そもそも「半端ない」大迫は世界的に見てどのくらいのレベルなのか、である。ストライカーとして見た場合、超一流レベルとは言い難いだろう。だが、大迫の本当にすごいところは、チームを機能させる能力が高い点だと思う。決定力、パス能力、ボールキープ能力、試合の流れを読む力などなど、サッカー選手として全てにおいてそれなりの高い能力を備えている。穴がないのだ。確かに大迫が出ると試合が落ち着く。だけれども、大迫がガンガン点をとっているわけではないのである。このあたりをみんな勘違いしているように思う。大迫には点を取ることと決定的なチャンスを作ること、ボールをしっかり収めることを要求しているくせに、他のFWには「決定力」しか要求していない。おかしいだろそれ。ロシアワールドカップのときのフランス代表ジルーのように、点を取れなくてもかけがえのない選手だっているのだ。

というか、敗因を「決定力不足」とするのは、あまりにも安易過ぎる。相手より点を取れなかったから勝てないわけで、「決定力不足」を問題にするのは「点を取れば勝てましたね」とバカでも分かることを言っているに等しいと思うのだが、どうか。もう少し点を取れる可能性を広げるための分析とかを記事にしてほしいもんだ。

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posted by oyajiman at 2019年06月27日 22:00:00



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