暑い暑い。気温もさることながら湿度がたまらん。しかし雨は降りそうにないので出かける。
いつもの場所に向かう途中、またもやオニヤンマが激突してきた。今回はぶつかる直前であわてて方向転換しようとしている姿が見えたが、時既に遅し、ゴツンという鈍い音とともにあっけなくヘルメットの上部にぶつかる。後でヘルメットを確認してみたらつぶれた形跡はなかったが、結構でかい音だった。
天気が悪くなる前は虫が低く飛ぶと聞いたことがある。気圧が下がってくると低く飛ぶということなのかもしれんが、俺の経験から見ると湿度が高いときに虫は低く飛ぶことが多いような気がする。湿度が高い日の方がヘルメットのシールド、カウルの前面に付いている虫の死骸が多いのだ。今日も湿度が高いので虫の激突も多いのかな、なんて思っているうちにいつのも場所についた。
先客は誰もいない。そりゃそうだ、平日だもの。しかし、いつもUターンするところまで行くと、ハーレー(多分ハーレーだと思う)に乗ったおにゃのこが涼んでいる。こんなところで涼んだって全然涼しくないし、そもそもこの場所でなぜハーレー?などと思いながらUターン。下りではGSX-R600(これもよくわからん)に遭遇。やっぱり誰か来るよねこの峠。
数回往復したら燃料メーターが点滅し始めたので家路に付く。
今日の走行距離160Km
と、ここで終わるはずだったのだが、途中でやっぱり虫が激突した。この虫がなんだかさっぱりわからなかったのだが、比較的柔らかい奴だったらしく、シールド上で見事にぶっつぶれた。こういう時はああフルフェイスでよかったなーと実感するのだが、少し走っているとなんだか臭い。養鶏場とか牛舎とかの匂いかなと思ったのだが干物のような匂いでちょっと違う。それどころか、いつまで走ってもその匂いはヘルメットの中に流れ込んでくる。も、もしかしてこの匂いは
ヘッピリ虫?
実は俺、ヘッピリ虫(カメムシ)の匂いを嗅いだことがない。というか、カメムシに匂いを出されたことがないのだ。だからカメムシの匂いは知らない。アゲハの幼虫の臭い奴なら知っているが・・・
ちょっと耐え切れなかったので水道のある場所で一旦停まってシールドを洗った。
臭い一日だった。