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2010年08月04日

血が騒がないお祭りってどうよ

[おやじのこだわり]
今は東北の夏祭り真っ最中。東北の祭といえば、まず浮かぶのがねぶただろう。俺は青森県の生まれだが、ねぶたは一度も見たことが無い。それはなぜかというと、地元八戸のお祭り「三社大祭」が一番だと思っているからだ。300年以上前から続いている由緒ある祭なのだが、その山車は機械仕掛けなどを組み込み、どんどん進化して来た。あの山車は一見の価値はあると思う。そのデカさと仕掛けには、マジびっくりするはずだ。

その後盛岡に移り住み、さんさ踊りを何度も見た。その後は仙台にきたので、七夕も見た。しかし、どちらの祭も全く面白くない。俺が子供のときはお祭りが始まるのが楽しみで楽しみで仕方なかった。一ヶ月以上も前から太鼓の練習に参加し、山車作りを手伝ったり友達と違う町内の山車の出来具合を見に行ったりと、完全にお祭り中心の生活が続くのだ。そしてお祭り当日は、友達と一緒に一日中山車を引っ張って歩くのだ。

練習の太鼓の音が響きはじめると、街の中もなんとなくそわそわしてくる。町内あげてのお祭りムードは街全体を包み込み、お祭り当日の合同運行にはものすごい人垣が出来上がる。その中を、自分達の山車を引っ張って歩くのはなんとも言えない気分だ。出来の良い山車には惜しみない拍手と喝采が送られ、そのときの優越感や満足感は格別である。

そんな雰囲気は、さんさ踊りにも七夕にも感じられない。だから何が面白いのか全く解らない。なにより、街全体が醸し出すそわそわとした「うかれ」感覚が感じられない。そんな血が騒がないお祭りなんて、なんとかを入れないコーヒーだ。お祭りのときなんて、仕事も勉強も手につかないのが普通だと思ってた。そんなのごく一部の人間だけなのかもしれない。それでも俺の周りはお祭り馬鹿ばっかりだったので、それが普通だと思っていたし。今でもそんな気分にさせないお祭りなんて認める気もない。だけど普通の人は違うんだろうなwww。

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posted by oyajiman at 2010年08月04日 23:00:00



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