マルケスが最終戦を優勝で飾り、1997年にドゥーハンが記録した年間12勝の最多記録を更新した。ただ、1997年のドゥーハンは15戦中12勝、それに対しマルケスは18戦中13勝なので、シーズン中の圧倒的な強さを見せたのはドゥーハンだろう。それにしてもMotoGP2年目にして2年連続年間チャンピオンとは・・・
レースは途中で雨が少々降り、マシン交換の賭けに出たロレンゾとイアンノーネはリタイアするという波乱があった。イアンノーネは途中までTOPを走っていたが、タイヤのグリップが落ちたのか10週目あたりからペースが落ちていく。代わりにTOPに立ったのはマルケスで、そのままゴール。2位は年間ポイントでも2位を獲得したロッシ、3位はペドロサと続いた。
天才と言われたロッシも既に35歳。しかしその走りは衰えを知らない。今年はフォームを大改造してコンスタントにポイントを挙げていった。もしロッシとマルケスが同じマシンに乗っていたらどちらが勝つのだろうか。一度でいいから見てみたい気がする。