今日TVの映画で
インビジブルをやるようだけど、透明人間で思い出した話を少々。
まず、人体を透明にすることが出来るようになったと仮定しましょう。透明になるということは、すなわち光が通過してしまうということです。
ここで大きな問題は、「眼球が透明になったらものが見えない」ということですね。これは言い古された話ではありますが、水晶体による光の屈折と網膜での光の感知によってものが見えているのですから、眼球が光を透過させてしまったら見えるはずありません。
それから、血液はヘモグロビンつまり酸化鉄で赤くなっています。血液まで透明になるという事はヘモグロビンじゃなくなると言うことでしょうから、透明な物体で赤血球の代わりになるものが必要なのかも知れません。
次に、食ったものはどうなるのか考えてみましょう。肉体は透明になっても外部から取り込んだ物体まで透明になることはまずないでしょう。ということは、食べてから消化、排泄されて行く課程を見ることが出来ると思われます。
食物の水分は、いったん血液中に取り込まれた時点で透明になる事にしないと、血流がある程度わかる事になっちゃいますね。でも、小便は見えるようにならないとおかしな話になります。透明人間の小便で世に出る水の屈折率が変わっちゃう事になりますから。汗も、唾液も、カウパー腺もおなじですね。
で、出来上がった透明人間は・・・
まず、眼球だけは透明にしない。透明になっている時には絶食する(そうしないとうんこまる見え)。小便も貯まると外からまる見え。透明人間=うんこしっこ目玉ってことになりますね。