バイク乗りにとって、結構話題になるのがリアブレーキの使い方だ。雑誌とかで「ブレーキングのはじめに、ちょっと早めにリアブレーキをかけると車体が安定する」というようなことが書かれてあったので、俺もそれを真に受けて練習してみた事がある。
こんなことを書いたこともあるが、結論から言えば、リアブレーキの操作に気を取られて危険かつ遅い、である。そもそもかなり強いブレーキングだとリア荷重がほぼ抜けてしまい、チョコっと踏んだだけでロックしてしまう。接地していないタイヤで制動力など生まれるはずもない。なので、最近はリアブレーキなど気にしないようにしていた。そんなとき見た動画かこれ。
本間利彦さんの解説はとても理にかなっている。コーナリングスピードの話もそうだし、現在のMotoGPがなぜあんなにフロントからコケるのかの話もそうだ。この話はレースの場合の話だけれど、フロントブレーキだけで間に合っているのであれば、無理してリアブレーキを練習する必要はないと確信できたのは大きい。
本間利彦さんのリアブレーキの動画はもう一つあるので、これも載せておこう。