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2019年03月14日
なぜ日本人は大災害から立ち直るのが早いのかの考察
[つれづれなるままに]
あの東日本大震災から8年が経過した。場所によっては未だ復興半ばというところも多い。それでも、世界的に見れば復興のスピードは早いほうなのではなかろうか。
特に世界が驚くのは、あのような混乱の中でも暴動とか大規模な略奪がないことだろうと思う。なぜ日本人はこのような精神を持ち得たのだろう。
俺の小さかった頃は、家に鍵をかけることさえしなかった。そのくらい近所の人間とのつながりが深かったと言えるが、逆にお互いの様子を監視していたとも言える。適度な距離感を保ち、信頼はしているが心から信じているわけではない。そんな感じだったように記憶している。
自然災害の多い日本では、人々が協力しなければ生き延びていけない。特に危機的な状況になればなるほど、多くの人間が生き延びられるようにしたほうが今後のために都合が良い。また、集団が生き延びるために、自己だけを守るという行為はいらぬ労力を使うだけだったのではないか。自分のものが盗まれたり身の危険を感じてしまうようなことがあれば、復興とかより先に自分の身を守ることに力が奪われてしまう。それでは集団が維持できなくなる。その結果、自分だけ得したいという人間(所謂フリーライダー)は淘汰され、集団を優先する遺伝子が多く残った。それが今の日本人なのだろうと思う。
日本に住む限り、自然災害は防ぎようがない。それはこの世界でも珍しい遺伝子が今後も引き継がれていくであろうということである。だから別に賛美されることでもない。これが日本人なんだよというしかないのだと俺は思っている。
posted by oyajiman at 2019年03月14日 22:00:00
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