Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2018年03月31日

ドン引きカウンター以外に勝てる道はあるのか? 

[決めてくれ~~]
またまたハリルホジッチダメダメ論が姦しい。よく見るのが「このままではダメだ」論だけれど、じゃ、どうすればいいの?についてはあまり触れられていない。安倍おろしのマスコミ・野党と同じで、単にハリルホジッチを外したいだけに見える。

では、どうすればいいの?だが、これは過去のW杯を振り返ってみれば、自ずと答えが見えてくる。

初出場の1998年フランスワールドカップでは、攻撃は中田と城、中山に任せ、攻撃へのパスの供給は名波・山口が担った。ガッチリ引いてあわよくばカウンターで・・・という、格上との戦いという姿勢を明確に出して望んだ。しかし、結果は3敗。得点も中山の1点のみで終わっている。アルゼンチン、3位で終わったクロアチアには1-0で敗退したが、内容は点差よりも遥かに離れていた。だが、3試合で4失点というのはそれなりにしっかりと守ったと思う。相手国は欧州1、アフリカ1、南米1。

2回目は自国開催だった。この大会は2勝1分けでグループリーグ突破。初戦のベルギー戦で鈴木の神がかり的なつま先シュートや稲本のスーパーゴールで勢いに乗れた。ただ、戦い方は森岡の負傷で代わりに入った宮本が、それまでのフラットスリーをぶち壊し、引き気味のポジションをとったことが幸いしたように思う。相手国も守り方を変えてくるとは思っていなかったかもしれん。決勝トーナメントではトルコに0-1で敗退。グループリーグでの総得点は5、失点2。相手国は欧州2、アフリカ1。

3回目のドイツ大会では、練習でミニゲームしかしなかったと言われるジーコ監督の元、中田を中心としたメンバーで臨んだ。大会直前ではドイツに善戦するなど、前評判はかなり高かった。日韓W杯の結果もあり、サポーターはかなりの期待を抱いていた大会であったが、初戦のオーストラリア戦で日本の誇る中盤をぶっ飛ばしてのパワープレーにあえなく撃沈。カッコよく試合を組み立てて・・・なんて幻想が単純なパワーと高さにぶち壊される姿は、日本のサポーターに耐え難い失望感を与えたのは言うまでもない。2戦目のクロアチアは勝ってもおかしくない試合であったが得点を奪えず引き分け。3戦目のブラジルには先取点を取った日本に対し、恐ろしいくらいの本気度を見せたブラジルが圧勝。1分け2敗でグループリーグ敗退。得点はたったの2点に対し、失点は7であった。相手国は欧州2、南米1。

4回目の南アフリカは、大会前にオシム監督が倒れ、急遽岡田監督で本大会に望んだ。大会前の状況は今回に近く、全くダメダメの状態で本大会へ。本大会では誰も予想さえしていなかった本田の1トップ、その脇をドリブラーの大久保と松井が固めるという「攻めは個人でやってね」戦術が見事に当たる。中盤のヤットの不思議な踊りに世界中が踊らされたとも言える。オランダには力負けしたけれどそれなりに良い戦いをし、2勝1敗でグループリーグ突破。得点4失点2である。決勝トーナメントはPK戦で負けた。ただ、4得点のうち2得点はFKなので、流れの中で取ったものではない。相手国は欧州2、アフリカ1。

5回目のブラジルはザッケローニ監督のもと、4年をかけて熟成したチームで臨んだ。チームの連携もなかなか良い出来で、「目指すは優勝」とまで言い出す選手もいたのは記憶に新しい。しかし、結果は超のつくほどの惨敗。本番では悪い時の日本が出てしまった。というか、あれが実力だと思うべきだろう。1分け2敗でグループリーグ敗退。総得点2失点6。相手国は相手国は欧州1、アフリカ1、南米1。

さて、ここまで見て、日本に実力があるなんて全然思えない。ハリルホジッチを否定している人の記憶は、4年かけて熟成させたまとまったチーム、それも本戦とは関係のないところで強く見え、本戦ではボロクソだったチームを基準としているように思える。しかし、現実は違う。勝ち上がるためには3試合で2失点以下に抑えなければならないだろう。戦い方を固め、攻撃的に望んだドイツ、ブラジルでは一試合平均の失点は2点を越える。真正面からぶつかって勝てるほど日本は強くないのは過去の実績からも明らかだ。点を取られない戦い方をするのが最優先なのは言うまでもないことなのだ。さらに言えば、グループリーグを突破した時の得点、それも流れの中からの得点の半分以上はカウンター気味であった。

「自分たちのサッカー」などという言葉が無意味なのは、前回のブラジルW杯でトータルフットボールのオランダが完全なカウンターサッカーに徹して3位になったことに象徴されている。勝つ確率を上げるために、トータルフットをかなぐり捨ててもロッペンという最大の武器を活かすことに賭けたのだ。あのオランダでさえそうなのに、日本が「自分たちのサッカー」なんておこがましすぎる。

そもそもサッカーのスタイルなんてイメージ的なものである。あらゆる面を含めて国の色がでるのだ。それを履き違えている人が多すぎるんじゃなかろうか。

ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by oyajiman at 2018年03月31日 22:00:00



コメント

コメントはありません

トラックバック

このエントリにトラックバックはありません
このエントリのTrackBack URL
https://www.oyajiman.net/oyaji/action.php?action=plugin&name=TrackBack&tb_id=5184
言及リンクが無い場合は掲載されません。

コメントする