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2011年10月17日

意味のない会議とは

[これでいいのか]
会議に出ていて、実のある会議だったなぁと思うことは殆ど無い。なぜそうなのか。

その理由は簡単で、単に上司の思いの丈を語る場にしかなっていないからである。

問題点を洗い出すと言いながら目についたことだけに話題が集中し、その問題点が枝葉末節なことでもお構いなし。指示命令も「誰になにをいつまで」が入っていないため、指示命令と呼ぶにはあまりにもお粗末。そんな会議ばかりである。

これは報告する方にも大きな問題がある。例えば、「あの受注案件は上手く行った」なんて話をよく聞くのだが、なにを持って「上手く行った」と判断しているのかさっぱりわからない。そういうからには上手く行ったと判断するポイント、もしくは失敗のポイントが必ず存在しているはずだ。そのポイントが明確にされていないと、すべてが個人の感想になってしまう。感想を述べたってほとんど意味が無い。というか時間の無駄である。また、上手く行ったという度合いもわからない。100点満点だったのか、120点をつけても良い素晴らしい出来だったのか、はたまた80点だったのか・・・そんな評価さえ出来無いのである。これでまともな報告など出来るはずもないではないか。

「営業力強化」、そういう言葉もよく聞く。そんな言葉を発しても営業力が強化されることなどありえない。まず行うべきは営業力を強化するために必要なポイントの洗い出しであり、そのポイントを改善していくためのより具体的な対策である。人数を増やすのか、個々のスキルを上げるのか、それとも営業方法を見直すのか、こういう切り口もやり方は最低3通り出てくる。また、人数を増やすといっても、いつまでに何人、どんなスキルを持った人間を増やそうとすしているのか、新規募集するか社内の人事異動で賄うのか、はたまたヘッドハンティングか・・・こういう具体的なポイントにまで落とし込み、それをいつ誰がどうやってやるのか、そしてその費用はいくらなのかという話にまで持って行かないと物事は動かない。

しかし、残念ながらそのレベルにまで落とし込んだ話がでる会議は滅多にない。いや、皆無といってもいいだろう。そんな会議など時間の無駄、それどころかコストがかからない井戸端会議の方がまだマシかもしれん。


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posted by oyajiman at 2011年10月17日 23:00:00



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