PCの調子が悪くなったときだけ猫撫で声で呼ばれる俺。べつにいいんだけどさ。
先日はExcelの計算式がおかしくなったとのチョーくだらないトラブルで呼び出される。エラーが#REF!だから、要は計算式で使っているセルをセルの移動とかでどっかにやっちまったってやつ。「そんなの自分で直せ馬鹿」と思いながらも馬鹿に馬鹿といえるはずもなく、しかたなく修正に取り掛かる。計算式を修正しコピペしようとしてマウスを触ってびっくり。このマウス、ボールがゴトゴトするじゃございませんか。マウスの中にゴミが溜ってるんだろうけど、ここまで動かしづらい状態でよくも作業が出来るもんだと逆に感心する。
ボールを外して掃除してやってもいいんだけど、たかがExcelの計算式で呼ばれちゃそこまでやってやる気になれない。だから「んんー。このマウス動かしづらいねー。」なんて言いながら修正。だけど当人は全く悪びれる様子もなく「そうなんだよねー」だって。ここんなきちゃにゃいマママウスをぼぼぼぼくちんに触らせるにゃんて不届き千万だだだだだにゃ、と、そろそろ思考回路がショートし始める。
ちょっと腹が立ったのでテメーの汚さを証明するために、おもむろにキーボードをひっくりかえして叩いてやる。女子事務員のPCのキーボードってこれをやると、大体ものすっごいゴミとともにホチキスの針10本弱が出てくるのだ。これをやるといつも呆れてしまうのだが、キーボードって丈夫だよねと実感する瞬間でもある。
「うひゃー、きったねー。これでよく壊れないね。じゃっ!」
そう捨てゼリフを残して立ち去る俺。つか、自分のものでもそんなにぞんざいに扱うのかお前はと声を大にして叫びたい。会社のモノだから適当に扱い、その上、そんな壊れても仕方のないような使いかたをしておきながら壊れると俺を呼ぶなんてどういう了見だと小一時間問い詰めたいんだけど、ダメですかダメですね。