カンヌ映画祭で一躍有名になった作品です。
この物語は
1988年に起こった巣鴨子供置き去り事件が元になっています。元になった事件とは大きく話が変わっており、その凄惨さや悲惨さはあまり伝わってきません。ちょっと美化しすぎのような気がしますね。俺はもっとつらい話を期待していたんですが、ちょっと拍子抜けしちゃいました。
元になった事件を良く知らなければ、こんな風には思わなかったのかもしれません。最後だって、なんとなく希望が持てるような終わり方ですしね。
元の事件の先入観を抜きにしても、どうなのかなぁ。期待していた分、ちょっとがっかりしたというのが本音です。長男もあまりにしっかりしているし。あの年齢で、あそこまで親の愛情を割り切って考えられるのか…特に次男、次女があまりにも聞き分けが良すぎるように思いますし、あのような親を持ったら、もう少し変わった子供になっているような気がします。
あくまで映画ですから、あまりにおかしな話にはできなかったのでしょうが、ちょっと現実離れしすぎです。大家だってもっと騒ぐでしょ、普通。
と、見終わった後、不満たらたらの映画でした。