今日で「平成」が終わり、明日から「令和」になる。昭和生まれの俺としてはなんだか複雑な心境である。俺が若かった頃、明治生まれの人はまだまだ現役だった。大正はその期間が短かったのでそんなに多くの先輩はいなかったが、明治の方はたくさんおられた。で、思うことは「明治生まれの年寄り」である。
そんな俺も、気がつくと平成生まれの社員が部下となる年になっている。あと数十年もすれば令和生まれの若者たちから「昭和生まれのジジイ」と疎まれるのは間違いない。
さて、本題に。最近、ふとしたことから、新聞の読者層ってどのくらいの年齢なんだろうという疑問が湧いてきた。フェイクだ捏造だと言われて久しい新聞だが、それは誰に向けて書かれたものなのかと思ったのだ。今新聞は年配の方しか読んでいないと言われているが、本当にそうなのだろうか。
その疑問を解決するべく、北海道新聞の読者投稿の年齢を半月くらい調べてみた。投稿者=読者とは言い切れないが、新聞に投稿するくらいだから新聞を大事なニュースソースとしていることは間違っていないだろう。その結果がこれだ。
読者数の調査は2019年4月13日~30日、サンプル数は85である。人口構成比は札幌市の住民基本台帳人口の平成31年4月1日現在の数値を用いている。
予想はしていたものの、改めて実数を見るとあまりの偏り具合にめまいを覚える。60~80代の合計で人口構成比のほぼ倍の70%近くにもなるのである。これからみんなを支えていくであろう10~50代はたったの27%だ。人生残り10~20年の人の意見で北海道新聞の読者欄は構成されていると言えよう。
こんな読者層だったら偏って当たり前だよね。このあたりを令和では解消するべきだよなーとつくづく思った次第。