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2018年04月18日

なでしこ決勝進出

[つれづれなるままに]
中国戦は3対1で日本の快勝。ただ内容を振り返ると手放しでは喜べない。前半は良かったが、後半は結構押し込まれるシーンが目立った。

試合開始早々思った以上に攻め込むことができたのが災いしたのか、前半途中から最終ラインと前線の距離が大きくなりはじめる。中盤には大きなスペースがぽっかりと空いていた。ここを使われたらヤバいなーと思っていたが、前半は選手の出足もよく、とりあえず破綻しないで終了。

後半は開始早々気の抜けたプレーでピンチを招いてしまう。後半の中国は前半の駄目な点を綺麗に修正してきた。前線に選手を2枚張り付け日本のディフェンスラインをさげて中盤に大きなを穴を開け、日本が前がかりになろうとするその瞬間に素早いチェックでボールを奪い、スペースを使う。前半疲れた日本はそのスペースを埋めることができない。危険だなーと思うところを見事に突いてきたのはさすがだ。ピンチが続く日本なのに、前半の良いイメージを消しきれないのか攻めようとしてはピンチを招くの繰り返し。後半15分までに一点入れられていたらどうなっていたかわからない。

この試合は中国の選手起用にも助けられた。あの11番が最初から出ていたらと思うとゾッとする。そんな中でも中国を0点に抑えきれたことが最大の勝因。負けたらオシマイなんだから、もう少し慎重に戦うべきじゃね?

最初は効果的な動きが目立った宇津木も、後半途中からは非常にパスミスが目立った。韓国戦、オーストラリア戦と調子の良かった長谷川も出来としては今ひとつ。と言うか、長谷川は狙われてたんじゃね?清水は非常に安定していたな。熊谷は初めて組むメンバーとの調整に手こずっていたように見えた。

この試合一番の立役者は誰が見ても岩渕だろう。先取点のシュートは本当に驚いた。あのクイックなモーションからあの強いシュートを打つとは思わなかった。大抵のサッカーの試合では得点が入ったその瞬間に大喜びする俺だけれども、入ったのを理解するまでちょっと時間がかかるようなゴール。見事と言うしかない。前半の宇津木のディフェンスに少々驚いた場面もあった。間に合わないと見るや間合いを無理につめず、絶妙な距離を確保しボールをインターセプトしたのだ。思わず『すげぇ』とつぶやいてしまった。横山の2点目のシュートもびっくりした。まさかあれが入るとは思わなかったよ、ごめん。あの一点で日本が大きく楽になったのは確か。立て続けにもらったPKで3対0。あの時点で勝負あったってところだ。

さて、決勝の相手はオーストラリアだ。グループリーグでは守備的に行って結果を出せたが、決勝でも同じ手が通用するとは思えない。かといって、ベトナム戦や中国戦のように攻めに力を入れた場合は、中盤が間延びするに違いない。で、カウンターを食らってオシマイ。だから守備に重点を置き、中盤を飛ばして攻めるしかないように思える。って、これ、ハリルホジッチの基本戦術だな。まさかなでしこがハリルホジッチの戦い方の見本を見せてくれるとは思わなかったぜ。

ここまできたら勝つんだなでしこぉぉぉぉぉ。


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posted by oyajiman at 2018年04月18日 22:00:00



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