Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2017年02月21日

プレミアムフライデーについてのあれこれ

[つれづれなるままに]
プレミアムフライデーの話題が出るたび、この制度って日曜祝日に働かなきゃならない人を増やすだけじゃないのか?と思う。週末みんなで休める職場は人気も高い。逆に日曜祝日や夜間など、一般的な労働時間でない時間に働かなければならない職種・職場は人気がない。その為、人を募集しようとすれば、仕事の内容の割には給与を上げねばならなかったりする。

プレミアムフライデーによって、消費活動は活発化するだろうか。俺はしないと思う。これと同じようなことが、週休二日制導入時にもあった。週休二日制導入によって、休み前の金曜日は花の金曜日、いわゆる花金と呼ばれるようになった。しかし、バブル崩壊と交際費の削減で、夜の街の勢いは減速したのが実態だ。プレミアムフライデーの目的は国内消費の喚起だと認識しているが、実はこういう制度で解決できる問題ではなく、経済的に余裕が生まれるか否か、簡単に言えば景気が良くなるか否かがポイントであることは誰も言わない。わかっているくせに言わないのだ。また、財布に入ってくる金が変わらない今、消費活動が土日から金土に移るだけにしかならず、日曜日の消費低下が懸念されるのだが、どうか。

話が少しそれたが、プレミアムフライデーでの消費喚起手法の殆どは「値下げ」であるように見える。値下げすれば生産性は下がり、収益性もそれに伴い低下する。結果、プレミアムフライデーで潤うところは多くないだろう。それどころか、忙しさだけが残り、ブラックな仕事が増えるのではないかとさえ思う。

かなり昔の話だが、俺の住んでいた街では毎週火曜日(だったかな?)はほとんどの商店が休みだった。それが売上欲しさに365日営業になってしまった。そろそろ街全体で商売を休む日をつくることも考えたほうが良いのではなかろうか。小売や飲食店で働いている人の数は多い。その人達は経済力が低いのかもしれん。だからそこをくすぐっても景気回復には結合付かない。プレミアムフライデーは、そういう思惑が見え隠れする制度に思え、少々複雑な気持ちになってしまう。


ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by oyajiman at 2017年02月21日 22:00:00



コメント

コメントはありません

トラックバック

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

コメントする