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2015年08月13日

リスクは0にはできない

[これでいいのか]
原発稼働が話題に登っている。どこかで見たが、日本の電気が無茶苦茶安くて無尽蔵に使えたら、その恩恵たるやトンデモナイらしい。工業製品の競争力は高まり、家庭の経済的負担は軽くなるとかだけじゃなく、その大量の電力を使って農業さえ工場化出来るだろう。その電力を何で賄うかだが、現段階ではクリーンエネルギーだけでは到底無理なのは誰が考えてもわかる。

大企業とかではエネルギーコストを抑えるために、動力・温熱・冷熱をより効率よく使える仕組み、いわゆるコージェネレーションシステムを導入するところが多い。これで発電しつつ暖房や給湯などを賄うことが出来るようになる。それもこれも電気料が高いからであって、そんなのを導入するより買ったほうが安ければ誰も導入などしない。

そのためにはたゆまぬ技術革新が必要であり、逆行はあってはならない。また、リスクも0になることなどありえず、「リスクを回避=やらない」という愚かな選択こそが最終的には一番のリスクを背負い込むことになるような気がする。

原発は補助金などの利権構造を抜本的に見直し、現在の電気料の半分以下で供給してみたら、反対の声もかなり少なくなるかもしれん。東日本大震災は1000年に1度起きるかどうかの規模だったという。そんな規模の災害に、更新もされずに放って置かれたとしか思えない古い規格の原子力発電所がやられた。近くにあった女川原発は住民の避難場所になるくらい安全だったのに、この体たらくである。リスク管理的な意味でも技術更新は絶対に必要なのに、それを怠ったことも事故の一因だろう。というか、もともと廃炉にしておくレベルの古さだった。

いずれにせよ、リスクはその大きさを十分に認識しておくことがまず重要だ。そのリスクを把握した上で、そこから得られるメリットと冷静に天秤に掛けるべきだ。放射能は遺伝するとかコラーゲンを経口摂取したらお肌プルプルとか言っている人たちの意見は聞いても無意味な気がするのは俺だけだろうか。


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posted by oyajiman at 2015年08月13日 22:00:00



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