Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2014年06月11日

モチベーションとか人間関係とか

[つれづれなるままに]
「モチベーションを上げよう」とか「よい人間関係をつくろう」とかという言葉をよく耳にする。こういうのを聞くと「バカじゃね?」と思う。なぜなら、それらは何かに付随する結果であって、決して目的ではないからだ。

まずはモチベーション。なぜ猫も杓子も「モチベーションをあげよう」というのか。それは良いと思われている組織や人間はモチベーションが高い場合が多いからだ。これは不思議でもなんでもない。人間は動くことでやる気が出てくる。やる気≒モチベーションと捉えれば、いろいろなことが順調で忙しい場合は連絡や資料作成・報告などで体を動かすことが多くなる。順調なときは忙しさの中にも楽しみがあるので、より一層やる気が出てくる。やる気が起きない場合、とにかく動いてみるといい。掃除をするとか散歩をするとかで体を動かしてみると、なぜか他のこともやってみようかなという気になる。やる気が無いから動かないのではなく、動かないからやる気がでないのである。モチベーションなんてそんな程度のもので、暇でツマラナイからモチベーションが上がらないのだ。暇とつまらなさをモチベーションが解決するはずはないのである。

人間関係もしかり。いろいろなことをやっていると、うまの合う人、そうでない人、どうしてもダメな人、たまにしか会わないがそんな気がしない人など、いろんな人との付き合いが出てくる。何かを成し遂げようとした時や自分だけではどうしようもない状況に陥った時などは、人に力を貸してもらわなければならない。それは逆も然りで、誰かが協力を求めてきた時、困っているのを見た時、損得勘定抜きでお付き合いしたい人は確かにいる。そんな付き合いを重ねているうちに、気がついたら広くて良い人間関係が出来上がっているというのが本来の姿だ。良い人間関係を作るために云々とか、そんな小手先のテクニックでどうにかなるものではない。良い人間関係を作ることが目的なのではなく、結果として良い人間関係が出来上がっていたというのが真実なのだ。

今の世の中、おかしことを目的にしたがる奴がいて笑える。安直なHowTo本の弊害だな、これは。

関連記事
なんで「やる気人間」になりたいの?
社員のやる気が低いって、なにか問題でも?
ネガティブ思考のないポジティブ思考は単なる脳天気

ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by oyajiman at 2014年06月11日 01:00:00



コメント

コメントはありません

トラックバック

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

コメントする