マルケスが開幕から6戦連続のポール to ウインでイタリアGPを制した。
このコースはロッシ、ロレンゾのヤマハ勢が得意とするらしく、今年もロレンゾがレースを引っ張った。今年はなかなか調子の上がってこなかったロレンゾだが、イタリアGPでは速いロレンゾがついに戻ってきたと思わせるには十分すぎる走りだった。特に終盤のロレンゾとマルケスのバトルは、まさに手に汗握る戦いで、一年に一回見れるか見れないかのものだったように思う。ストレートの速さではマルケスが有利だが、そのアドバンテージだけではロレンゾを引き離すことが出来ない。逆に連続したコーナーの区間では、ロレンゾのほうが速さを見せていたところも多かった。
バトルは最終ラップまで続けられ、特に最終コーナーではロレンゾがマルケスを大外から抜きにかかったが若干及ばずレースは終了。マルケスが開幕から開幕から6戦連続のポール to ウインを決めた。
ロレンゾの復調が見えたからには、マルケスもこれからのレースではそうやすやすとは勝てないだろう。マルケスがどこまで勝ち続けるのか、マルケスを止めるのは誰なのか、今後のレースからも目が離せない。