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2014年03月07日

マスコミとしての赤旗の横暴さといい加減さ

[だめだこりゃ]
こんな記事を見た。

ワタミ居酒屋 最賃と同額時給で募集/小池氏告発 体力ある大企業がこれではダメ

まー、赤旗をマスコミというかどうかはかなり疑問符がつく。それでも「体力があるのに最低賃金はけしからん」というのはいかがなものか。

第一に、この賃金は募集時の賃金であること。通常こういうチェーン店では、採用後にスキルが上がれば時給も上がるシステムになっているのが普通だ。騒ぐなら平均時給で比べるべきだ。

第二に、この記事で取り上げられたのは13店舗であることだ。和民の店舗は全国で640店舗ほどあるらしい。その中の2%が最低賃金で募集をかけているわけだ。これを多いと見るかはその人次第だろう。

第三に、この賃金で募集をかけても応募があるからこそ、この賃金で募集しているであろうことだ。入った時は時給が安くても、その後の仕事ぶりで納得できる時給の上がりかたをすれば人は定着する。定着率がそこそこ高ければわざわざ高い時給で何も出来ない人を募集する必要など全くない。よく周りを見て欲しい。求人誌などで高い時給を提示している所は、いつまで経っても募集をかけている。こういう所は定着率が悪くて人手が慢性的に不足しているか、もしくは新規採用者から何かを貪るために新しい人が必要であるかのいずれかである。問題にすべきはこういうところではないのか。

俺が大学に入りたての頃、アルバイトの時給は380円とかであった。信じられないほど安いが、物価は時給の上がり方ほど変わっていない。その安い労働力があったから正規雇用者が守られたという面もあったはずだ。最低賃金引き上げとともに安い労働力が次第に安くなくなり、そのしわ寄せは正規雇用者に行くことになった。物価がそんなに変わっていないのに、時間あたりの単価だけは底上げされている。払える賃金は入ってくるお金以上になるはずもなく、結果、正社員の賃金は頭打ちか引き下げ、それでもダメな場合はリストラで・・・となった。で、今に至るわけだ。

政党を支える新聞だったら、こんな一企業を叩いて悦にひたるのはいかがなものかと思う。


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posted by oyajiman at 2014年03月07日 01:00:00



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