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2013年12月22日

自分ができないと人のせいする奴っているよね

[つれづれなるままに]
少し前、こんな話を聞いた。

ある部署の上司と部下が折り合いが悪く、周囲にも悪影響が出ていたので部下の方を異動させた。机の移動と間に新しい部署の上司が入ることで、物理的にも精神的にも距離を置かせるのが一番だからだ。

この二人がもめている原因は簡単で、どちらも自分が正しいと思って譲らないからだ。部下は仕事に厳しく、たまに度が過ぎることがある。上司は仕事をよく知らないがそこそこ頭も切れるし弁も立つ。仕事内容では部下のほうが信頼度が高いが、対人関係では難がある。上司は仕事に対しての指示は出来ないので、直属の一部の人間の意見を尊重している。ただ、これが業務を知らないがために偏った指示になりやすい。まぁ比較的よくある構図かもしれん。

少しの間は平穏無事だったらしいが、最近またまた火花がバチバチ飛んでいるらしい。二人で勝手にやるだけならいいが、今度は移動先の上司にまで火の粉が飛んできているのだという。「彼にこんな仕事をさせるな」とか「俺の部下に指示をだすな」とか、自分でコントロール出来なかったことなどすっかり忘れて噛み付いてくる。文句を一方的に伝えるのもアレなので、部下の方にも内容を確認すると話が微妙に違う。特に上司の方は、嫌いという感情が先に立ってしまっていて、その感情をうまく周囲から利用されていることがわかっていないようだ。

この上司、自分がやらなければならない職責をほとんど全うしていない。情報を垂れ流しにして、その中から自分たちで問題を見つけて解決しろとか言う。具体的な指示も出せずにどうやって動けというのだろう。優先順位もないし焦点もぼやけている。その上、問題の殆どは自分の部署で解決すべきことなのだが、それをさも他部門の問題のように誤魔化すのである。なぜそうするのか。それは自分が出来ないことを他人のせいにするためだ。

そもそもの話として、攻撃的な人間は攻撃されたくないから攻撃してくる場合が多い。ツッコミどころ満載なのを自覚しているのだ。だから論点をずらし、聞いていないふりをし、他人に泥をなすりつけるのでる。しかしそんなスタンスは簡単に見抜かれる。そして周囲からの信頼をなくし、協力してくれる人はいなくなっていく。誰も動いてくれなくなるので、ますます自分を取り繕うことだけに労力を使わねばならなくなる。人のせいにする人は、そういう負のスパイラルに入っていることをわかっているのだろうか。

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posted by oyajiman at 2013年12月22日 03:21:03



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