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2013年11月15日

HONDAのバイクの商品戦略

[Bike!Bike!Bike!]
最近のHONDAのバイクは数年前に比べると車種が一気に増えてきた感じだ。リターンライダーの増加などで、縮小しきったマーケットが広がってきているのだろう。この現象はの80年台のバイクブーム少し前の動きに非常によく似ているような気がする。俺の場合はホンダのマシンしかほとんど知らないので偏った話になるが・・・

バイクの第一次ブームは、ホンダの750が出てから暴走族などの社会現象でバイクに対する規制が厳しくなるまでだろうと思う。バイクの免許は取るのが簡単で、かつ排気量の制限もなかった。この辺りはまだ子供だったので覚えていない。規制によってバイクは誰でも取れるのが中型免許までという状態になったのだが、その頃は車体は400ccと250cc共通でエンジンだけが違う、なんてマシンもそこそこ存在していた。ホンダのHAWKなんかがそれで、完全にコスト重視という製品ラインナップだったように思う。

それが空前のバイクブームで様相が一変した。車体はもとよりエンジンも全て別というマシンがほとんどになった。80年台のホンダは400ccだけでも直4(CBX、CBR)、V4(VF系)、直2(CB)、横置きV2(CX)、単気筒(CB、XL)といった具合で、250ccでも直4、直2、V2、単気筒とかなりのバリエーションになっていた。

現在を見ると、400ccのエンジンバリエーションはCB400の直4、最近発売された直2のCB400R、CB400F、400X、VTやシャドウはV2と、たったの3種類しかない(ビクスク除く)。250も然りで、エンジンの型番は違うものの、外見的にはV2と単気筒のみである。エンジンを共通化しコストダウンを図りつつバリエーションを増やすという販売戦略がはっきりと見て取れる。V4が無くなったのもコスト的に厳しかったからだと聞いているし。

ただ、これからはあのバイクブームの時のように商品構成もかなり変わってくるのではないかと思う。ブリジストンをはじめとするタイヤメーカーも新商品を着々と揃えているし、ホンダ以外のメーカーも新車種目白押しだ。メーカーサイドは市場の変化を完全に上向きと捉えていると見ていい。だからこれからのマーケットの動きを見つつ、売れるジャンルに商品が着々と投入されるに違いない。また、新製品を投入するもう一つの理由は、丈夫で長持ちだった中古もそろそろ寿命を迎えるころだというのもありそうだ。簡単にいえば市場にパーツも含めたタマがなくなってきているってことだ。俺もそうだったが、現在販売されている中には魅力的なマシンがなく、仕方なく中古のマシンを買ったという人も多いかもしれん。しかしそのマシンも寿命が近く、そろそろ良いマシンがあったら新しいのがほしい・・・そんな潜在的な購入層は確実に存在するだろう。

あと、これは勝手な想像だが、4輪のエコカーブームもバイクには追い風かもしれん。エコな車より楽しいクルマが欲しい人もたくさんいるわけで、もしかしたらそんな人達が速さや楽しさを求めてバイクに再び目を向けている可能性はあるかも・・・なんて思っている。

いずれにせよ、選択肢が増えて且つ需要が伸びれば、タイヤなどの消耗品の値段も下がるかもしれんと期待している。昔のタイヤは1本1万円程度だったんだぜ、マジで。今じゃ4万円Overなんてインフレにも程があるぜタイヤメーカーさん。おっと話がそれたな。

そんなこと考えていたらバイクに乗りたくなっちまった。ああ、早く春にならないかなぁ。


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posted by oyajiman at 2013年11月15日 01:00:00



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