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2013年09月06日

できない人はできないのか?

[つれづれなるままに]
記者の眼 - 「できない人」にいくら教えても「できる人」にならないのか:ITpro

半分正しくて半分間違い。

こういう話をするときにいつも忘れ去られるのが修得するまでの時間だ。だからこういう乱暴な話になってしまう。個人的には「できない人もいつかは出来るようになるのだが、人によって習熟時間と初期レベルが大きく違うため、ある一定期間で求めるレベルにたどり着けない人も出てくる」、というのが正解だと思っている。当然その習熟度は教え方によっても変化するが、それはあくまで多少の話。覚える気がないやつに教えても無駄ということとごっちゃになってしまっているように思う。

以前も書いたが、勘というのは実績に裏打ちされた膨大なデータ(経験)を元にして生まれるもので、決して不可思議なものではない。ただ、なんで結論を導き出した課程を言葉に出来ないだけだ。人間は言語を使って思考するが、言葉を覚えていない乳幼児の思考のそれは全く違うものなのだという。勘というか直感(直観)は乳幼児の思考方法で導き出されているのかもしれない。であれば言葉で表せないことも納得できる。

世界でも有数の技術を持った職人さんが、「良い職人を育てるためには、必要以上に教えてはいけない」と話していたのを思い出す。いくら教えても自分で考えない奴はダメなのだ。そして、得てして良い職人は必要以上に教えるか全く教えないかのいずれかになりがちである。そんなことの複合技が、「できない人」にいくら教えても「できる人」にならない、という話につながっているのではなかろうか。

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posted by oyajiman at 2013年09月06日 01:30:00



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