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2013年05月28日

ライディングフォームの変化

[Bike!Bike!Bike!]
今年のMotoGPは、いつもどこかで躓いていたペドロサがついに開眼したって走りが目立つ。今までの経験からか、ライディングは安定感抜群だ。で、やっぱり目玉はマルク・マルケス。あのライディングフォームは何度見ても圧巻だ。

俺がWGPとかに興味を持った時の王者はキング・ケニーだった。TBCビッグロードレースとかで予選を走らず最後尾からスタートして全車両ゴボウ抜きとかしてたっけ。そのライディングフォームはリアステア主体のとても美しいフォームだった。惚れ惚れするほど美しいとはああいうライディングなんだろうな、と、今でも思う。

その後出てきたのが天才フレディ。前輪をスキーのストックみたいにして走るあの姿は天才そのもの。美しいとか安定感があるとかじゃなく、とにかく「速い」。ケビン・シュワンツもフレディタイプに見えたな。

その後、レイニー、ローソン、ドゥーハンとかが速かったが、実はそんなに印象に残っていない。

で、ロッシだ。ロッシはついに出た突然変異みたいなタイプで、まさにバイクの申し子。そのライディングはマシンの能力をライダーが超えている感じがして楽しかった。自由自在にモンスターマシンを操っているようなライディング。特にMotoGPになってからはそのライディングに痺れまくった。

その後、ロッシを超える奴はしばらく出てこないんじゃないかと思っていたが、その突然変異はストーナーあたりから徐々に勢力を広げ始めたような気がする。古くはランディ・マモラのように、体をとことんインに投げ出して走るフォームだ。マシンとタイヤの性能がなせる技かもしれんが、そんなマシンで育った世代は根本からフォームが違う。マルケスなんかはもうすぐ肩が路面に擦れちゃうんじゃなかろうか。

最初は違和感があったが、何度も見ていると美しく見えてくるから不思議だ。ただただ速く走るために余分な要素をどんどんそぎ落とし、限界ギリギリを狙う。その姿は気高く美しい。

次はどんな新種が出てくるのだろうか。楽しみだ。


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posted by oyajiman at 2013年05月28日 23:37:29



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