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2013年05月22日

情報をくみ取らない人

[つれづれなるままに]
最近は業務的に人と話すことが多くなった。以前は資料をまとめたりする時間がもう少しあったのだけど、いまはその時間をほとんど取れない。そういう状況に陥ってみて、資料って意外と意味が無いことに改めて気がつく。資料のほとんどは考えをまとめて表現したもので、その情報にはタイムラグがあるし資料だけではわからない、つまり、会話の中でしかくみ取れない情報が本当に多い。

予備知識や状況の簡単な把握に資料を用いるのは効率的でいい。だが、それ以外のことは見て聞いて感じなければわからないことだらけだ。

友人の本社の上司は、最近よく「本社は現場がわからないから」という言葉を使うという。もう現場に関与し始めて10年も経つのに、未だに「現場がわからない」を免罪符にする神経が理解できない。そのくせ、現場の人間には「もう半年も経ったのだから理解して当たり前」というようなことを平気でいうらしい。

聞くところによるとこの上司、人には発言がブレるみたいなことを言いつつ、よく聞くと一番ブレているのはその本人らしい。先の「現場がわからない」発言もそうだが、関係にヒビを入れておきながら信頼関係構築が目的だとか、競争入札終了後に再度価格交渉に入るとか、〇〇の常識世間の非常識を地で行っているという。

これらは多分、見えない情報をくみ取らないから起こっていることなのではなかろうか。相手の要求、周囲の状況などに気を配らず、とにかく自分主体で考えるには理解しないことが一番の近道だ。我が強く、人のことなどおかまいなし、そんな人はなにより自分が優先だ。俺もわがままな方だと思っていたが、世の中上には上がいる。自分の力と会社の力を混同し、わがまま放題し放題のやつは本当に多い。だが、そいつが会社組織を離れたときにも周囲が今までどおり対応してくれるはずはない。実際会社を辞めてから名前も出てこない人はかなりいる。そんな人は誰も気にかけないし出来れば忘れたいからだ。日頃に買った恨みは死ぬまで消えない。そんな人生は送りたくないよなぁ。

そんな風に友人は言っていた。寂しい上司なんだな、と思った。

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posted by oyajiman at 2013年05月22日 23:00:00



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